女子なら知っておきたい「子宮の病気」


【ヘルス/モデルプレス=1月17日】女性特有の病気、知っていますか?「まだ若いし」「私は大丈夫かな」なんて油断していてはいけません。若くても、誰にでも起こりうる病気なんです。今回は「子宮」にまつわる病気についてご紹介しますね。きちんと知っておくことが一番の予防法です。
女子なら知っておきたい「子宮の病気」(Photo by wavebreakmedia)
女子なら知っておきたい「子宮の病気」(Photo by wavebreakmedia)
♥10人に1人かかる「子宮内膜症」

「子宮内膜症」は、子宮の内膜にしか存在しない・子宮内膜が、他の臓器に発生する病気です。つまり、子宮から起こる月経が、他の臓器でも起こってしまうということ。

「子宮内膜症」は主に、卵巣と腸の間のダグラス窩で発生する場合と、卵巣にできるチョコレート嚢胞の二つに分かれ、月経痛・下腹部痛・腰痛・過多月経・生理前の吐きといった症状が現れます。

初期症状であれば、薬物療法で済みますが、進行している場合、手術となる場合も。

♥本来は良性のもの「子宮筋腫」

「子宮筋腫」とは、子宮の筋肉から発生する良性腫瘍のこと。ミリ単位のものから、10cm大になるものまで、サイズは様々。ホルモンのバランスが崩れると、発生しやすくなるといわれています。

サイズの大きさや、筋腫ができる場所により、悪い症状が出てきます。貧血・茶色いおりもの・排尿痛・頻尿・腰痛などを感じたら、病院でMRI検査を受けましょう。

薬物療法で治ることがほとんどですが、手術が必要になることもあります。

♥誰でもなりうる「子宮頸がん」

「子宮頸がん」は、セックスによってHPV(ヒトパピローマウイルス)に感染し、子宮頸部に起こる病気です。セックスの経験がある人なら、誰でもなりうる病気です。

不正出血・おりものが多い・腰痛といった症状が出ます。20代の感染も増えていますので、一度、病院で診てもらうといいでしょう。

「子宮頸がん=セックス経験が豊富」という説がありますが、これは間違い。一度のセックスでも感染する可能性が十分あるので、恥ずかしがらず、堂々と受診しましょう。

♥食生活が大きく影響「子宮体がん」

「子宮体がん」は、子宮の内膜に発生する病気です。妊娠・出産の経験の少ない人・肥満の人がかかりやすいと言われています。

また、インスタントラーメンやスナック菓子に頼った食生活も、病気を引き起こす原因と考えられています。食生活の改善は、一日でも早くしたほうがいいでしょう。不正出血が、「子宮体がん」のサインになります。

知ることが予防の第一歩(Photo by stormy/Fotolia)
知ることが予防の第一歩(Photo by stormy/Fotolia)
いかがでしたか?

「子宮の病気」は、油断ならないものですがきちんと知り、早期発見をすれば怖いことではありません。定期的な婦人科での検診をしてみませんか。(modelpress編集部)

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