<第90回アカデミー賞>2017年の誤発表プレゼンターコンビ、リベンジ果たす


【アカデミー賞/モデルプレス=3月5日】世界最高峰の映画の祭典「第90回アカデミー賞」授賞式が4日(日本時間5日)、米ロサンゼルスのドルビー・シアターにて開催。作品賞のプレゼンターは昨年集計を担当したスタッフのミスにより、発表を間違えるというハプニングに見舞われたフェイ・ダナウェイとウォーレン・ベイティのコンビが再びつとめた。

フェイ・ダナウェイ、ウォーレン・ベイティ「第90回アカデミー賞」/photo:Getty Image
フェイ・ダナウェイ、ウォーレン・ベイティ「第90回アカデミー賞」/photo:Getty Image
終盤、いよいよ作品賞の発表となり、2人がステージに登壇すると会場からは拍手喝采が。ウォーレンは「またお会いできて嬉しいです」と笑顔を見せ、フェイも「言いますよね、2回目でプレゼンター務める方がよっぽど嬉しいって」と茶目っ気たっぷりに笑いを誘った。

そして、ウォーレンが作品賞を『シェイプ・オブ・ウォーター』と発表。トラブルもなく順調に進行し、「本当です」という念押しの声がステージで飛ぶ場面もあった。

司会のジミー・キンメル「第90回アカデミー賞」/photo:Getty Image
司会のジミー・キンメル「第90回アカデミー賞」/photo:Getty Image
今年は昨年の歴史的ミスを反省し、舞台袖のスタッフを増員したほか、封筒のデザインも改良。司会は昨年と同じ米人気コメディアンのジミー・キンメル。ジミーは昨年の悪夢をテーマにしたパロディ動画を公開。冒頭の挨拶でも「名前を呼ばれてもすぐに立たないで下さい」とハプニングを笑いに変えていた。

◆昨年誤発表事件…リベンジ

昨年の様子/作品賞プレゼンターを務めたフェイ・ダナウェイ、ウォーレン・ベイティ/photo:Getty Image
昨年の様子/作品賞プレゼンターを務めたフェイ・ダナウェイ、ウォーレン・ベイティ/photo:Getty Image
『俺たちに明日はない』(1967年)コンビの2人は、昨年も作品賞のプレゼンターを担当。当初、2人は映画『ラ・ラ・ランド』を作品賞として発表したが、発表から4分後、スタッフが喜びのスピーチしている途中に、訂正が入り、『ラ・ラ・ランド』のプロデューサーの1人が「間違えがありました。作品賞は『ムーンライト』です。こちらこそが本当の作品賞の発表です。冗談ではありません」と発表した。

スタッフが主演女優賞を受賞したエマ・ストーンの封筒をプレゼンターに渡してしまい、『エマ・ストーン ラ・ラ・ランド』と書いてあったため、誤発表が発生。

昨年の様子/作品賞が訂正された瞬間/「ラ・ラ・ランド」エマ・ストーン(左上)困惑/photo:Getty Image
昨年の様子/作品賞が訂正された瞬間/「ラ・ラ・ランド」エマ・ストーン(左上)困惑/photo:Getty Image
誤発表の原因は、担当者2人が主演女優賞用に予備で準備していた封筒をしまい忘れ、作品賞用のものと勘違いしてプレゼンターに手渡してしまったこと。封筒を管理していた2人の担当者である、長年アカデミー賞の投票集計を担当している会計事務所プライスウォーターハウスクーパース(PwC)のパートナー会計士マーサ・ルイスとブライアン・カリナンは、関連イベントから出入り禁止という処分を受けた。(modelpress編集部)




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