KAT-TUN亀梨和也の演技論 主演作に“出たとこ勝負”で挑む理由<FINAL CUT>


【亀梨和也/モデルプレス=12月20日】2018年1月9日スタートのカンテレ・フジテレビ系連続ドラマ『FINAL CUT』(毎週火曜よる9時~初回15分拡大)で主演を務めるKAT-TUNの亀梨和也が、このほど都内で報道陣の取材に応じ、作品への意気込みを語った。

「FINAL CUT」(画像提供:関西テレビ)
「FINAL CUT」(画像提供:関西テレビ)
◆亀梨和也、SNS社会の怖さを語る

SNS等で誰もが映像を発信できる現代に斬り込む、切なくも痛快な新たな復讐劇を描く同作。

復讐劇に初挑戦する亀梨は、作品について「いまは誰もが発信できたり、どんなものをキャッチするかのレパートリーが多い世の中で、善と悪に対してのジャッジは難しくなっていたり、悪気がなく悪を生み出してしまったり、被害者にも加害者にもなってしまうケースが、すごく身近にある」とSNS社会の怖さを語った上で、「僕自身としてはSNSとかすごく疎いんだけど、なにか現代社会における、よくよく考えたら怖い部分のツボをついている」と説明した。

自身が演じる母親を自殺に追い込まれた過去を持つ主人公・中村慶介(なかむらけいすけ)役に対しては「難しさはすごく感じましたね」と本音を吐露。しかし「どういうふうにアプローチしていくのか、良い課題をいただいています」と初めての役に奮闘しながら“中村慶介”と向き合っているようだった。

◆普段とは異なる役作りにも挑戦 新たな亀梨和也で魅せる

これまで数々の役柄を演じてきた亀梨だが、「僕は小心者なので、本当は出来るだけ準備したい」と準備を万全にして臨むタイプという。しかし今作では「6割は(役を)作っていって、残りの4割は共演者の声を聞き、空気感を察知して演じ分けようかな」と普段とは異なるアプローチをかけていくそう。

そのような役づくりの方法は、映画『俺俺』(2013年)以来だといい、「(共演者と)顔合わせしたときに、これは一度交わってみようと。バランスを自分の頭の中だけで作っていくのはちょっと面白くないなというか、お芝居していく中で何か作れたらいいかなぁ。今回はライブ感をすごく大事にしたいなと思ってる」と、藤木直人や姉妹役を演じるヒロインの栗山千明と橋本環奈ら共演者から受けたインスピレーションが大きかったようで、「薄いベースは作っていくけれど、自分の中のテンションだったり声の出し方だったりは出たとこ勝負にしようかなと。そのほうが面白そう」と豪華出演者との共演に胸を踊らせていた。

そして、作品への難しさを語りつつも、最後に「意気込みは…ちゃんと撮影に行きます(笑)」と茶目っ気たっぷりに話し、笑顔を覗かせていた。

◆亀梨和也、初の復讐劇「FINAL CUT」

同作は、高校生の頃、ある女児殺害事件で母親を犯人扱いされ、自殺に追い込まれた過去を持つ慶介が、それから12年の時を経て、事件の真犯人を探し出し、母を追い詰めた者たちへの復讐を果たすため動き始める…というストーリー。

SNS等によって誰もが簡単に映像を受け取り、発信することができ、同時に誰もがその影響力の大きさ、危うさと隣り合わせで生きる現代。慶介は、素性を隠してターゲットに近づき、公開されるとその人の人生が終わる致命的な映像“ファイナルカット”を突きつけることで、彼らを「ある目的」を達成するために、言いなりにしていく。そんな今の時代ならではの「映像」を駆使した手段で、 亡き母親のため復讐を進めていく男の切なくも痛快な新たな復讐劇となっている。

藤木、栗山、橋本のほかに、林遣都、高木雄也(Hey! Say! JUMP)、水野美紀、佐々木蔵之介ら豪華共演者が揃い踏み。

なお番組公式サイトでは、ポスタービジュアルが解禁された。(modelpress編集部)


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