有村架純、サプライズに号泣 嵐・松本潤がフォロー<ナラタージュ>


【松本潤・有村架純/モデルプレス=10月16日】嵐の松本潤と女優の有村架純が16日、都内にて映画「ナラタージュ」の大ヒット舞台挨拶に行定勲監督とともに出席した。

有村架純(C)モデルプレス
有村架純(C)モデルプレス
この日、行定監督はサプライズで松本と有村に手紙を書いてきたという(以下、手紙全文あり)。MCが読み上げると、有村は涙を流し、松本とともに感動している様子。有村は「お手紙をいただけて、今までやってきてよかったなと思いました」と言葉を詰まらせながら号泣。松本も「本当にこの手紙をいただけたことが、この映画に参加して1番の宝物なのかなと。監督、スタッフ、このタイミングで架純ちゃんとラブストーリーができたこと、改めて感謝したいなと思いました」としみじみ語った。

有村架純(C)モデルプレス
有村架純(C)モデルプレス
会場が感動に包まれた中、有村の涙を見た松本は「ここで、パッと(ハンカチを)出せればいいんだけど、ないんだよ」と慌てた様子を見せ、会場を和ませた。そして、スタッフからもらったハンカチを有村に渡し、優しくフォローしていた。

◆松本潤への手紙全文

松本潤様

僕らがはじめて会ったのは、数年前の食事の席でしたね。酔ったきみの熱く、赤裸々な想いに、僕は強いプロ意識を感じていました。創るという行為が好きなきみの心根を知って、何か一緒にやりたいという想いに駆られました。君が参加すると言ってくれたことから、10年間凍結していたナラタージュが動き出しました。一本の映画が救われたんです。この困難な葉山先生役を引き受けてくれてありがとう。現場でのきみは心強い存在だったよ。いつだって場の空気を掴んで、創り手の想い1番に考えて動いてくれる理解者だった。そんなに多くの言葉を交わしたわけではなかったけど、分かり合えた気がしました。きみは本当は不器用で、その分、誰よりも努力してここにいる人なんだと思います。そんな繊細なきみとはもっともっと自由に旅をしてみたい。次はどんな冒険をしようか。その日を楽しみにしているよ。

2017年10月16日
行定勲

◆有村架純への手紙全文

有村架純(C)モデルプレス
有村架純(C)モデルプレス
有村架純様

本当にお疲れさまでした。大人の激しい恋愛に身を投ずる泉を演じることは精神的にもきつく不安があったことでしょう。覚悟しなければならなかったこともあったと思います。しかし、あなたは泣き言も悩みも打ち明けることなく、自分の心と泉の心を重ね合わせ、ひたすら役に向き合っていました。その苦悩する姿こそ、女優の最も美しい姿だと思って見ていました。あなたほど寡黙で芯の強い女優を私は知りません。これまで幾多の努力を重ね、夢を掴み取ったあなたは本当に女優にこだわってきた人だと思います。あなたには頑なにこれからも演じることにこだわり続けてほしい。そして、日本映画史に残る女優になってください。あなたなら必ずできると思います。私が10年間探してきた工藤泉があなたで本当によかった。ありがとう。

2017年10月16日
行定勲

◆映画「ナラタージュ」とは

行定勲監督、有村架純(C)モデルプレス
行定勲監督、有村架純(C)モデルプレス
2006年版「この恋愛小説がすごい」1位に輝いた、島本理生氏原作の恋愛小説を映画化した同作は、高校教師と生徒として出会った2人が、時が経ち再会した後、決して許されはしないが、一生に一度しか巡り会えない究極の恋に落ちる物語。

主演を務める松本は許されない恋に悩みながらも思いに抗えない高校教師・葉山貴司役、有村はその葉山を全身全霊で愛する20歳の女子大生・工藤泉役を演じる。(modelpress編集部)



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