小栗旬主演「CRISIS」は「世界に誇れるアクション」「挑戦であり冒険」 原案・脚本の金城一紀氏が語る


【小栗旬・CRISIS/モデルプレス=6月13日】俳優の小栗旬が主演を務める関西テレビ・フジテレビ系ドラマ「CRISIS 公安機動捜査隊特捜班」(毎週火曜よる9時~)の最終回となる第10話が、13日に15分拡大スペシャルで放送される。

「CRISIS」最終回より(画像提供:関西テレビ)
「CRISIS」最終回より(画像提供:関西テレビ)
同作は主演の小栗が演じる稲見朗、西島秀俊が演じる田丸三郎をはじめとする公安機動捜査隊特捜班の活躍を、直木賞作家の金城一紀氏が描いた骨太なアクションエンターテインメント。

ビデオリサーチ社が公表した関東地区の総合視聴率は、初回から第7話までの平均で20.3%を超えており、小栗と西島による迫力のアクションとスリリングな展開が、多くの視聴者から支持を受けている。

◆原案・脚本の金城一紀氏が語る「CRISIS」

第9話では、稲見の自衛隊時代の同僚・結城(金子ノブアキ)が何らかのテロを計画し、特捜班オフィスに侵入。閣僚の個人情報を奪い、特捜班メンバーもろともオフィスを爆破してしまう。最終話では、結城と戦うことを決心した稲見を始めとした特捜班が反撃を開始。特捜班に足取りを追われる中、結城は総理大臣の岸部(竜雷太)の狙撃を目論んで…というストーリー。

ドラマの制作発表会見で、小栗が「第1話の1000倍面白い」と語った最終話。予告映像で「規格外のラストにあなたは戦慄する」とうたわれた衝撃の展開に期待が高まるが、放送に先駆けて、原案・脚本を手掛けた金城氏は「俳優自身が行う“オウンスタント”は、世界に誇れるアクションをやっていると間違いなく言えます。小栗君、西島さんと主演級の俳優2人が、1年以上前から練習に関わってくれたことは、普通はありえませんし、きっとその気合いがスタッフや他の出演者にも伝わったと思います」と話し、「このドラマは挑戦であり冒険でしたが、本当にやって良かったなと思います」とコメントを寄せた。(modelpress編集部)

■金城一紀コメント
Q.これまでのアクションシーンをご覧になった感想をお聞かせください。
俳優自身が行う“オウンスタント”は、世界に誇れるアクションをやっていると間違いなく言えます。小栗君、西島さんと主演級の俳優2人が、1年以上前から練習に関わってくれたことは、普通はありえませんし、きっとその気合いがスタッフや他の出演者にも伝わったと思います。本当に良い環境を整えてもらい感謝しています。

Q.ドラマを見て寄せられた色々な感想や反響についてはいかがでしたか?
作品に関しては見た人の感じたことが正解なので、僕たちは素材をぶつけるだけです。ただ、多面的な素材を投げて、見る人の想像力の余地に訴えてみようとしたつもりなので、「考え過ぎでは」という深読みも含めて(笑)、色々な受け取り方をしてもらえていることは嬉しいです。説明過多なドラマが多い分、そういう意味ではこのドラマは挑戦であり冒険でしたが、本当にやって良かったなと思います。

Q.最終章は稲見の過去を知る結城との対決が描かれますね。
稲見にとっては同じような地獄を見てきた人間、つまりもう1人の自分との対決になります。稲見は特捜班の4人をすごく信頼していますが、見てきたものが違い過ぎるので過去について語れないんです。だから、今回、同じようなトラウマを抱えている人間を前に、初めて稲見は本心を見せます。その戦いの果てに、稲見がどうなっていくのか、ですね。

Q.撮影前に全話の脚本が完成し、1話から10話まで一貫した姿勢を貫いた作品でした。最終話、そして作品全体についてはいかがですか?
小栗くん、西島さんという才能に溢れ、クオリティ志向の強い俳優を中心にしたドラマで、単純で能天気なラストを描くことはできませんでした。でも、スタッフ・キャストがそこに乗ってくれて、濃密な大人のドラマをやらせてもらえたことは本当に感謝しかありません。撮影当初から確信していましたが、「CRISIS」は僕にとって誇りとなる作品になりました。

Q最後にCRISISファンに向けてメッセージをどうぞ。
「CRISIS」は視聴者の想像力を刺激するドラマ、行間を読んでもらうドラマだと思います。色んな読み方をしてもらっていいですし、色んな考え方を投げかけるラストになると思うので、どうぞご期待ください。

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