「タラレバ」石川恋の“マミちゃん”が可愛い!反響殺到の舞台裏、吉高由里子&坂口健太郎とのエピソード<モデルプレスインタビュー>


【石川恋/モデルプレス=3月1日】吉高由里子が主演する日本テレビ系ドラマ『東京タラレバ娘』(毎週水曜よる10時)で、ドラマ制作会社のAD・芝田マミ役を演じるモデルで女優の石川恋。坪田信貴氏のベストセラー小説『学年ビリのギャルが1年で偏差値を40上げて慶應大学に現役合格した話』、通称『ビリギャル』の表紙を金髪ギャル姿で飾ってから約3年。若くてフットワークが軽くて恋も仕事も上手にこなす…アラサー女子が羨む“マミちゃん”を好演し、新しい石川恋を開花させている。モデルプレスは、ドラマ出演の反響や撮影現場の様子、そしてこれからの石川恋についてたっぷり話を聞いた。

「タラレバ」石川恋の“マミちゃん”が可愛い!反響殺到の舞台裏、吉高由里子&坂口健太郎とのエピソード(C)モデルプレス
「タラレバ」石川恋の“マミちゃん”が可愛い!反響殺到の舞台裏、吉高由里子&坂口健太郎とのエピソード(C)モデルプレス

同作は、東村アキコ原作の人気マンガ「東京タラレバ娘」を実写ドラマ化。吉高演じる独身で売れない脚本家として働く30歳の主人公・鎌田倫子が、幸せを求めて恋に仕事に悪戦苦闘、右往左往するストーリー。

倫子の高校時代からの親友で、ネイリストとして働く山川香役を榮倉奈々、同じく倫子の親友で居酒屋「呑んべえ」の看板娘・鳥居小雪役を大島優子が演じるほか、坂口健太郎、鈴木亮平らが出演する。

◆マミちゃん役は「幸せ」「不安」「怖い」…初の連ドラレギュラー出演で反響

― ドラマも後半戦に入ってきました。出演の反響はいかがですか?

石川:ドラマのおかげでSNSのフォロワーやコメントがすごく増えて、ドラマってすごいなと。今までグラビアや雑誌で私を知ってくれていても、動いている私は珍しく感じる方が多いみたいで「マミちゃんって石川恋だったんだ」って声が結構多いです。それが回を重ねるごとに多くなっていて、いろんな反応があって面白いです。ありがたいですね。

― 原作ファンも多く、ドラマ化決定時から注目を集めていましたね。

石川:私も東村先生の作品の大ファンで『タラレバ』ももちろん読んでいたので、オファーをいただいたときは「なんて幸せなんだ!」って本当に嬉しかったです。同時に原作ファンが多い分、それぞれにキャラクターのイメージがあると思うので、どう思われるか不安だったし反応が怖いなというのはありました。私自身がファンだからこそ、少しでも多くの方に受け入れてもらいたくて、現場でも役作りはすごく考えてきました。

石川恋、筧美和子、鈴木亮平、吉高由里子/「東京タラレバ娘」より(画像提供:日本テレビ)
石川恋、筧美和子、鈴木亮平、吉高由里子/「東京タラレバ娘」より(画像提供:日本テレビ)
― たとえばどのような役作りを?

石川:まずは常にテンションを高くキープしようとしています。素の私は低めだし人見知りもするので、ちょっと油断すると下がっていっちゃうんですよね。「次は今の5倍で!」って監督にアドバイスいただくと、「また同じこと言われちゃった」と反省の繰り返し。オンエアを見るともっとできたんじゃないかなと思うことも多くて毎日が勉強です。

それからマミちゃんは私が憧れる女性像なんです。決断力も柔軟性もあるし、仕事もできてみんなに愛される。恋愛だって自分の思うままにポジティブに切り替えられる。実際の私とはほとんど反対で、私も「マミちゃんになりたい!」っていう思いが強くて。観ている方にも愛されるキャラクターに映ったらなと思っています。

― ビジュアル面では、「ビリギャル」以来の金髪にも挑戦されましたね。

石川:久々にブリーチして、すごい懐かしかったです。ブリーチの痛みとか、しみるな~とか(笑)。でも気持ち的には「ビリギャル」のときとは全然違いました。金髪に“復活”というよりも、新しい私になるって感じ。あの時とは違う自分を見せたいって思いもありました。

金髪マミちゃん(石川恋)、倫子(吉高由里子)/「東京タラレバ娘」より(画像提供:日本テレビ)
金髪マミちゃん(石川恋)、倫子(吉高由里子)/「東京タラレバ娘」より(画像提供:日本テレビ)
◆石川恋が見た吉高由里子、坂口健太郎の素顔

― 現場の雰囲気はいかがですか?

石川:皆さんすごく優しい方ばかりで本当に居心地がいいです。クランクインの日は吉高さんと鈴木さんとの3人のシーンだったんですが、緊張しすぎて最初の方はガチガチ。マミちゃんのテンションが定まらなかったんです。その時、吉高さんが「一人だけテンション高いのって大変だよね、こうやればいいんだよー」って大声を出してみんなを笑わせてくださって。鈴木さんもそれに合わせて「イエーイ!」って盛り上げて、一気に緊張を解してくれました。それが一番心に残っていて、初めての連ドラレギュラー出演作がこの現場で本当に良かったとしみじみ思います。特に吉高さんは、お芝居はもちろん、カメラが周っていないところでの明るさや気遣いが本当にすごい。現場で愛される女優さんだなとたくさん勉強させてもらってます。

吉高由里子、石川恋/「東京タラレバ娘」より(画像提供:日本テレビ)
吉高由里子、石川恋/「東京タラレバ娘」より(画像提供:日本テレビ)
― いいチームワーク感が画面を通じても伝わってきます。

石川:みなさん明るくて楽しくて少年みたいなんですよ(笑)。坂口(健太郎)さんもクールな方かと思っていたら場を和ませる発言もたくさんしてくださって、ギャップがすごいというか飾らない方。撮影が終わると変装もせずにそのまま「お疲れ様でした~」って歩いていくので、金髪で背も高くて目立つのに大丈夫なのかなと心配になりますね(笑)。実際声もかけられてるみたいなんですがそれもあまり気にしていらっしゃらない感じが、自然体で素敵だなと思います。

◆「よく“第4出動”してます」石川恋の恋愛事情は?

― マミちゃんとは真逆というお話もありましたが、恋愛面ではいかがですか?

石川:マミちゃん要素は私の中に全然ないですね(笑)。意外と安定を求める派なので冒険はできないタイプ。まず出会った男性は疑いから入ります(笑)。マミちゃんのように「とりあえず付き合ってみよう」っていうのはないです。信頼できる相手を慎重に選びたい。

― 仕事も恋愛も行き詰まっている倫子(吉高)、元カレのセカンドになってしまう香(榮倉)、不倫に溺れる小雪(大島)と3人の恋愛模様は様々ですが、一番石川さんに近いキャラクターは?

石川:えー、恋愛でいうとどれも嫌ですけど(笑)、3人の気持ちはみんなよくわかります。よく知っていて安心できる相手がいいっていう面で言うと香さんかな…。元カレに未練を残すタイプってわけではないですが。この人いいなと思っても、チャラついた人だったら嫌だなとか、私のことどう思ってるかわからないしなとか…信用するまでにすごく時間がかかる、私もかなりのタラレバ女です(笑)。

― 石川さんもタラレバ女(笑)!恋愛で壁にぶつかったらどうやって乗り越えているんですか?

石川:私も結構「第4出動※」してますね(笑)。とりあえず友達を集めて、愚痴でも何でも心の中の思いを吐き出すとスッキリします。最近の出動ですか?友達と飲んで美味しいものを食べたくなったら出動してるのであんまり恋愛関係なくよく女子会しちゃってますね(笑)。

※第4出動…緊急に男絡みの相談があるときに発令される女子会の招集。

◆これからの石川恋…変わらない目標と新しい発見

― 今回は初の連ドラレギュラー出演となりましたが、これからもお芝居をやっていきたいですか?

石川:昔から言っている「モデルとしてTGC(東京ガールズコレクション)に出たい」という夢は全然変わっていないです。それを最初に目標として設定したから、その思いは絶対にブレないし、絶対にいつか叶えたい。でもその目標のためにいろんな経験をする中で、どんどんやりたいことが増えてきました。演技のお仕事もいただけるようになって、お芝居を本気で頑張りたいと思うようにもなって。できない自分は悔しいし、何でも叶えたいんです。「ビリギャル」の頃は演技をやりたいなんて全然考えてなかったのに。たくさんある目標をいま一つずつ叶えられているので、TGCに出るっていう一番の目標にも近づいているのかなって自信もついてきました。

― 演技やグラビア、バラエティ番組出演などモデルの仕事以外のオファーも何でも受けようと?

石川:そうですね。全部がいつか夢に繋がるって思ってきたので。何もしないで過ごすのだけは絶対に嫌なんです。グラビアもバラエティも相談しながら考えることはありますけど、「嫌だからやらない」ってことは1回もないです。それを言っていたらきっと今の自分はいなかったと思います。

― ドラマの中では倫子たちが「2020年までに結婚していたい」とよく話していますが、石川さんは3年後、どうなっていたいですか?

石川:どんな形でも、第一線で活躍していたいです。飽きられるのだけは嫌。短命で終わりたくないですね。お芝居でいうと、主演ができるくらい成長していたいと思いますけど、作品に出続けていたいなと思います。飽きられないお芝居ができる、いろんな役に染まれる女優さんになっていたらいいなと思います。

◆夢を叶える秘訣

― では最後に、夢に向かって頑張る女性に向け、“夢を叶える秘訣”のアドバイスをお願いします。

石川:まずブレずに夢を持ち続けることは大切だと思います。でも私はデビューした最初の頃は「TGCに出る」という一つの夢しか見えてなかった。夢への到達方法ってきっといっぱいあっていろんな可能性があるのに、TGC一直線で本当に視野が狭かった。でもちょっとずつ視野を広げて、グラビア、バラエティ、お芝居って繋げていったら、どんどんいろんな人が私を知ってくれるようになりました。他のことに挑戦しただけで、そこからいろんな可能性が増えたんですよね。その結果、今少しずつ夢に近づけているのかなと思います。最初は遠回りに思うことでも、最終的にはそれが近道だったりする。全部夢につながって行くんだと思います。

― ありがとうございました。

インタビュー直前まで、そうそうたる顔ぶれのキャストに混じって芝居と向き合っていた石川。カメラが周っていないところでもセリフを反芻し、監督にアドバイスを求める姿が印象的だった。「自分はマミちゃんとは全然似ていない」と彼女はいうけれど、夢に向かって真っ直ぐで、キラキラしていて、現場でも愛される石川恋はマミちゃんみたいだ。彼女にしかできない“芝田マミ”を最後まで見逃さないで欲しい。(modelpress編集部)

■石川恋(いしかわ・れん)プロフィール
生年月日:1993年7月18日
出身地:栃木県
身長:165cm
血液型:O型

2014年に発売されたベストセラー「学年ビリのギャルが1年で偏差値を40上げて慶応大学に現役合格した話」のカバーモデルとして“金髪ギャル”姿で起用され、一躍ブレイク。多数の雑誌でグラビアを飾るほか、2016年4月にはフジテレビ系月9ドラマ「ラヴソング」で福山雅治とラブシーンを演じたことも話題に。今年11月に所属事務所を「TEN CARAT」へ移籍。主演映画「一夜再成名」(2018年日本公開、2017年秋中国公開)の公開を控える。

■「東京タラレバ娘」第7話あらすじ

「東京タラレバ娘」第7話より(画像提供:日本テレビ)
「東京タラレバ娘」第7話より(画像提供:日本テレビ)
恋も仕事も崖っぷちだった倫子(吉高由里子)に、早坂(鈴木亮平)から仕事の依頼が舞い込む。それは、早坂の地元でもある北伊豆町の町おこしPRドラマの脚本だった。 小さな仕事のため、正直気乗りがしないまま香(榮倉奈々)と小雪(大島優子)と一緒に北伊豆へ向かう倫子。

だが、ドラマを企画した早坂の恩師・田口(田山涼成)たちの「ドラマを通して町の魅力を一人でも多くの人に届けたい」という熱い思いに心動かされ、一度書いた脚本を捨てて新たに書き直すことに!

翌日、撮影現場にはADとしてイキイキと働く倫子の姿が……。倫子は仕事の楽しさを思い出し、仕事への意欲を取り戻していた。そして、そんな倫子の姿にKEY(坂口健太郎)は何かを感じる……。

一方、小雪は、丸井(田中圭)との不倫関係を父・安男(金田明夫)に知られてしまう……。

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