恋ダンス、PPAP…SNSに溢れた“動画”ブームに注目 “拡散&やってみたい”欲を刺激【2016年末特集】


【年末特集/モデルプレス=12月25日】社会的ムーブメントとなった「PPAP」、「恋ダンス」、「PERFECT HUMAN」、「マネキンチャレンジ」…2016年に一大ブームとなった“動画”を振り返る。



◆思わず踊りたくなる「恋ダンス」

「逃げ恥」恋ダンス(C)TBS
「逃げ恥」恋ダンス(C)TBS
先日、最終回を迎え平均視聴率は同ドラマ最高記録となる20.8%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)と有終の美を飾ったTBS系ドラマ『逃げるは恥だが役に立つ』だが、毎回エンディングでは、星野源が歌う主題歌『恋』に合わせてキャスト陣がダンスを披露。初回からその“恋ダンス”が「あまりに可愛すぎる」と大きな話題となり、YouTubeでフルバージョンの映像が公開されるとわずか1日で再生回数100万回を突破した。

キュートな振付はPerfumeやBABYMETALなどの振付を担当し、リオオリンピック閉会式「トーキョーショー」の振付を担当したことで一躍話題となった演出振付家のMIKIKO氏が担当。わかりやすい振付でキャッチーな”恋ダンス”はネット上で「恋ダンス踊ってみた」という完コピ動画が多数公開されるほど一大ブームとなり、出演者以外にも多数のタレントが続々と披露。男子フィギュアスケートの羽生結弦選手やケネディ駐日大使までも動画を投稿し、話題となった。

◆ジャスティン・ビーバーの後押しもきっかけに「PPAP」が世界で流行

「GirlsAward 2016 AUTUMN/WINTER」にも出演したピコ太郎 (C)モデルプレス
「GirlsAward 2016 AUTUMN/WINTER」にも出演したピコ太郎 (C)モデルプレス
ピコ太郎 (C)モデルプレス
ピコ太郎 (C)モデルプレス
中毒性のあるリズムで世界中で話題となったのが「ペンパイナッポーアッポーペン(PPAP)」。「PPAP」は、2016年8月に千葉県出身のシンガーソングライターと名乗る“ピコ太郎”が、動画サイトYouTubeに投稿したゆるく踊りながら繰り広げる45秒の謎のリズムだ。

9月末にジャスティン・ビーバーが「My favorite video on the internet」(インターネットでお気に入りの動画(PPAP))とツイートしたことで世界中に拡散され、海外の人々による個性豊かなカバー動画もアップされるほどに。その中毒性にハマる人が続出し、子供から大人までがカバーした動画がSNS上で続々とアップされた。

ジャスティン・ビーバーTwitterより
ジャスティン・ビーバーTwitterより
Youtubeを運営するGoogleの発表によれば、「トレンド動画ランキングトップ10」の2位にランクイン。世界ランキングにランクインしたのは日本人初となる快挙を成し遂げた。

バラードバージョンやメタルバージョン、ボイスパーカッションバージョン、R&Bバージョンなど世界中でアレンジも多数登場し、まだまだブームは衰えそうにない。

◆若者から支持 アレンジバージョンも続々「PERFECT HUMAN」

同ランキング国内版にて3位にランクインしたのがRADIO FISHの「PERFECT HUMAN」だ。お笑いコンビのオリエンタルラジオを中心に結成されたダンス&ボーカルユニット・RADIO FISHが歌う同曲は、奇抜なダンスと耳に残るメロディーでお茶の間を席巻。

お笑い芸人とは思えぬキレキレのダンスや曲の中毒性が、若者を中心に心を掴み、完コピダンスやアレンジを加えたバージョンをSNSに投稿する若者が続出した。

RADIO FISH (C)モデルプレス
RADIO FISH (C)モデルプレス
多くの番組やイベントに引っ張りだことなり、先月には韓国にて開催されたアジアで人気のあった動画を表彰する「WEBTVAISA AWARD」にも出席し、海外初パフォーマンス。年末には、「第67回NHK紅白歌合戦」にも出演することが決定。11月に行われた会見では「第一報を聞いたときは嬉しくて、嬉しくてしかたなかった」(藤森)、「紅白出場できるなんて、身に余る光栄です」(中田)と念願の舞台への出場を喜んでいた。

◆“動画なのに動かない”が新しい「マネキンチャレンジ」

一方、海外での流行をきっかけに日本に広まったのが「マネキンチャレンジ」。

「マネキンチャレンジ」とは、その言葉の通り、動画を撮影している間“マネキン”のように静止した状態でいるもので、10月にTwitterへ投稿されたアメリカの高校生による作品が火付け役となり、瞬く間に流行。携帯1つあればできる手軽さもあり「簡単に作れて見ても楽しい」「音楽を加えたりストーリーを持たせたりアレンジも無限」と挑戦する人が後を絶たず、歌手のビヨンセやサッカー・香川真司選手やテニス・錦織圭選手なども続々と“マネキンチャレンジ”動画をアップした。

今も世界中で大きなトレンドになっており、最近ではGENERATIONS from EXILE TRIBEや、RADIO FISH、男女混成5人組パフォーマンスグループ・lol-エルオーエル-、黒柳徹子らが“マネキンチャレンジ”をSNSに投稿し話題をよんだ。

◆次のヒット動画は?

こうした動画は簡単で真似しやすい振り付けや、アレンジで個性を発揮出来る動作、複数人で行う一体感…などの特徴が、ユーザーのニーズに合致したよう。またハッシュタグを使用した検索・拡散のされやすさもヒットの背景にはあるようだ。

2017年はどんな“やってみたい”を刺激する動画が流行するか楽しみである。(modelpress編集部)

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