「真田丸」堺雅人&長澤まさみの“喋りながらキス”シーンは脚本になかった 三谷幸喜氏が裏話明かす


【真田丸/モデルプレス=12月15日】NHK大河ドラマ「真田丸」(NHK総合、毎週日曜よる8時)の脚本家・三谷幸喜氏が15日、同局系情報番組「あさイチ」(毎週月曜~金曜、あさ8時15分)にゲスト出演。主演の堺雅人演じる真田幸村と、女優の長澤まさみ演じるヒロイン・きりのキスシーンの裏話を明かした。

「真田丸」に出演の長澤まさみ、堺雅人 (C)モデルプレス
「真田丸」に出演の長澤まさみ、堺雅人 (C)モデルプレス
◆幸村ときりのキスシーンが話題に

11日放送の第49回「前夜」のラストでは、豊臣方と家康(内野聖陽)との最終決戦を前に最後の使命をきりに託す場面で、死を覚悟した幸村がきりを抱き寄せ抱擁。

きりの長い恋がやっと報われるという感動的な場面で、きりがキスされながら「遅い、せめて10年前に。あの頃が私一番きれいだったんですから!」ともごもごと文句を言うという斬新な演出が話題を呼んでいた。

◆堺雅人&長澤まさみのアイデア

三谷幸喜氏 (C)モデルプレス
三谷幸喜氏 (C)モデルプレス
三谷氏は視聴者から寄せられた「台本とは違っていて良かったシーンは何かありましたか?」という質問に、そのシーンをあげ「あれってぼく台本に書いてないんですよ」とコメント。「現場で堺さんが『ここはチューした方がいいんじゃないか』ってアイデアを出されたらしくて、そしたら長澤さんが『じゃあチューするんだったらただチューするんじゃなくてチューしながら喋りたい』って。昔から長澤さんは『そういうのをやりたい』っていうアイデアをずっと持ってらっしゃって、それを生かそうってなってあのシーンに」と堺が発案し、長澤がさらにアイデアを出したことを告白。意外な裏話にスタジオメンバーは驚きの声をあげた。

また、三谷氏はオンエア前に知られていたそうだが、幸村の兄・真田信幸を演じる大泉洋などはオンエアを見て知ったそうで、「『何でチューしてるんだ!』って物凄くびっくりしていた」と報告。三谷氏自身も「良いなと思いました」と演出を気に入ったようで、「一番良いのはあれを僕が書いたと思っている人がたくさんいる」と笑わせた。

◆大河ドラマ「真田丸」最終回目前

大河ドラマ第55作「真田丸」は、三谷幸喜が脚本を手がける「大坂の陣」で劣勢が明らかな中、追い込まれた大坂城に駆け付け、抜群のリーダーシップを発揮し、胸のすくような活躍をした真田幸村の物語。戦国のスーパースターの幸村の波瀾万丈の生涯を三谷氏が勇気と愛に満ちた物語としてオリジナルで描いており、18日に最終話を迎える。

このほか、「あさイチ」では司会の有働由美子同局系アナウンサーが同ドラマのナレーションを務めているため、三谷氏が有働アナのナレーションで好きなシーンベスト3を発表するなどした。(modelpress編集部)

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