角栓除去と目立つ毛穴の原因・解消法
【毛穴・美容/モデルプレス=2月14日】1度気になると目が離せなくなってしまう毛穴。毛穴の黒ずみやバックリ開いた毛穴など人によって気になる点は違うものの、毛穴に関するお悩みは誰にでもあるものです。すべすべ美肌を目指す女子にとって厄介な毛穴の悩み。スキンケアやメイクを工夫して毛穴を解消しましょう。そこで今回は毛穴のケアのことはこれを読めばすべて分かる【完全保存版】でご紹介します。・【角栓と毛穴】
<角栓とは?>
<角栓が詰まる原因>
<角栓が詰まると?>
<角栓の除去>
<角栓の予防>
・【毛穴には種類がある】
<たるみ毛穴>
<乾燥毛穴>
<つまり毛穴>
・【たるみ毛穴のケア】
<洗顔>
<引き締め>
<スキンケア>
<メイク>
・【乾燥毛穴】
<洗顔>
<引き締め>
<スキンケア>
<メイク>
・【つまり毛穴】
<洗顔>
<引き締め>
<スキンケア>
<メイク>
・【毛穴を広げる悪習慣とは?】
・【気になる毛穴はメイクで隠しつつ、根気よくケアを続けよう】
◆角栓と毛穴
普通に生活しているだけでどんどんつまってしまうのが角栓。そのまま放置してしまうと毛穴の黒ずみだけでなく、ニキビの原因になってしまいます。毛穴につまった角栓は早めに解決しておくことが美肌キープのコツですよ。
<角栓とは?>
そもそも角栓とは、古い角質と皮脂が混ざり合ったもの。タンパク質と油分が混ざり、毛穴につまって出来てしまうのです。鼻や眉間、あごなどにもよく見られ、ポツポツと目立つものですよね。
角栓のツマリは皮脂の過剰分泌と大きく関わっています。特に10代は皮脂分泌も活発なため、乾燥肌や敏感肌であっても油断は出来ませんよ。もう一つの成分である古い角質は、肌のターンオーバーの乱れがきっかけで溜まってしまいます。肌が正常に生まれ変わっていると、古い角質は自然と剥がれ落ちていきますが、ターンオーバーが乱れていると、肌の表面に古い角質がいつまでも残ってしまい、角質がどんどん分厚く溜まってしまいます。その溜まってしまった角質が、硬くなり、毛穴を塞ぐことで汚れをきちんと排出できず、皮脂と混ざり角栓が出来るのです。
<角栓が詰まる原因>
角栓がつまる大きな原因としてスキンケアの問題があげられます。特にクレンジングや洗顔を丁寧に行えていないと、汚れが肌に残って角栓に。とは言え、時間をかけて丁寧にしすぎたり、日に何度も洗顔をしたりするのも問題です。洗顔が増えるとその分余計に刺激を与えてしまいますし、肌の乾燥を招いてしまいますよね。刺激が加わることも乾燥に繋がりますし、肌が乾燥すれば、毛穴の周りの皮膚は硬くなってしまいます。すると結局毛穴がつまりやすい状態になってしまうのです。
<角栓が詰まると?>
角栓がつまったままだと皮脂が酸化し表面が黒くなり、黒ずみ毛穴に。また皮脂が酸化した角栓は、肌を刺激するため活性酸素の発生にも繋るものです。肌や体の老化を引き起こす活性酸素。角栓がつまったままにしてしまうと、ニキビや黒ずみといった分かりやすいトラブルだけではなく、体の老化を引き起こしてしまうのですね。他にも肌の老化を早めることで、たるんだ毛穴が余計に広がってしまうこともあります。
<角栓の除去>
肌を柔らかくすることで、つまった角栓は取りやすくなります。ケアの前には蒸しタオルやお湯からの湯気などで蒸気を当てて、肌を柔らかくしましょう。
肌が柔らかくなったら洗顔です。ここで洗顔料の選び方にもポイントがあります。洗顔料はタンパク質の汚れを優しく落としてくれる酵素洗顔料やピーリング洗顔を使ってみましょう。オイルでのマッサージも良いですが、長時間行ってしまう肌が傷つきますし、角質層の保湿成分であるセラミドまで流出してしまうことも。1日や2日ではなかなか改善しないものですので、根気よくケアを続けて下さいね。
<角栓の予防>
角栓が除かれたら。今度はつまらせないように予防することで、毛穴への負担を減らしましょう。
ターンオーバを整え、毛穴の周りの肌を柔らかくすること、過剰な皮脂の分泌をコントロールすることで毛穴に角栓がつまることを予防出来ますよ。
肌の柔らかさをキープするには何といっても保湿が大切。化粧水で肌を整えたら乳液やクリームでしっかり潤いをキープ。脂性肌の人やテカリが気になる人は油分を増やすことで毛穴をつまらせたり、ニキビの原因を作ったりしかねないので、油分控えめの美容液を使用したり、クリームは控えて乳液のみにするなど工夫して下さいね。
過剰な皮脂分泌を抑制するにはビタミンC誘導体を配合したスキンケアグッズが◎。皮脂コントロールだけでなく、毛穴を引き締める効果も期待出来ますよ。
◆毛穴の種類は?
毛穴には種類があります。自分の毛穴のタイプを知らずに、頑張ってケアを行っている人も多いかもしれません。しかし、自分の毛穴タイプとスキンケアが合ってなくては、その努力もムダになってしまいますよ。毛穴タイプによってするべきアプローチが変わってくるものです。自分の毛穴のタイプをチェックしてみましょう。
鼻の毛穴のお悩みタイプは大きく分けて3つ。「たるみ毛穴」「乾燥毛穴」「つまり毛穴」です。
それぞれの特徴は、
「たるみ毛穴」
・小鼻の脇から頬に向けて広がっている
・楕円形の毛穴
・肌を引っ張ると見えにくくなる
・ストレスをよく感じる
・紫外線は気にしていなかった時期が結構ある
「乾燥毛穴」
・サッパリ系のスキンケアが好き
・洗顔料は泡立てない
・頬の毛穴も目立つ
・冬になるとより目立つ
・定期的に毛穴パックは欠かさない
「つまり毛穴」
・毛穴が丸く開いている
・触るとザラザラしている
・黒ずみも気になる
・油物が好き
・朝起きるとすでに顔がテカっている
といったもの。自分の毛穴タイプは分かりましたか?それでは原因について詳しく見ていきましょう。
<たるみ毛穴>
たるみ毛穴の原因は加齢や肌ダメージです。若いころに肌を真っ黒に焼いていたという人や、寝不足、ストレスを抱えている人に多い毛穴タイプ。加齢による肌の老化で肌が弾力を失い、毛穴が縦に広がってしまっている状態ですね。ボコボコとした感じになっています。
炎症を起こしたニキビを潰してできた、クレーターのようなニキビ跡だってたるみ毛穴の一種です。
<乾燥毛穴>
職場や学校のエアコンが効きすぎて、気づかないうちに一日中乾燥しているという方や、毛穴が気になるから、サッパリ系のスキンケアを好んで使っているという方に多いタイプが乾燥毛穴。
乾燥し、肌のキメが粗くなっている状態です。肌の水分を保つ角質層に潤いがなく、毛穴の周りの皮膚がよれてしまっています。ファンデーションではカバーできないことも多いかも知れませんね。
<つまり毛穴>
「つまり毛穴」は汚れが落としきれていないタイプ。毛穴に皮脂と角質が詰まっている状態で、毛穴周りの黒ずみがきになることが多いかもしれませんね。顔の皮脂分泌が多い上に、日々のクレンジングがしっかりとできていないことが原因の一つです。
毛穴に皮脂や汚れがつまっている状態なので、ニキビにつながりやすく、厄介な状態といえます。
それでは実際に毛穴の状態別にケア方法を見ていきましょう。
◆たるみ毛穴のケア
たるみ毛穴には肌全体のたるみやハリを改善するケアが大切です。加齢や肌ダメージによってコラーゲン不足となった肌。コラーゲンを肌細胞に届け弾力のある肌を取り戻せば、たるみ毛穴だって改善されますよ。
<洗顔>
洗顔もコラーゲンやヒアルロン酸が含まれている洗顔料を使ってみましょう。肌のハリを取り戻し、化粧水の浸透を良くするためにも、もっちりとした弾力のある泡でマッサージをするように洗って下さい。
時間がない時は泡立てネットなどを使うのも良いですね。もちもちの泡が簡単に作れます。
<引き締め>
洗顔マッサージを行ったことで、たるみ毛穴の肌は化粧水が浸透しやすい肌になっています。乾燥する前に化粧水を急いでつけましょう。肌のハリを取り戻すと目立たなくなるたるみ毛穴。ハリを出すためにしっかり化粧水をハンドプレスして、保湿して下さい。
化粧水を付けた後、30秒ほど置いて浸透させたら、乳液、そして最後にクリームタイプの美容液をオン。美容液はエラスチンやコラーゲンが肌の奥に届き、しっかり保湿されるものを選ぶと◎です。
適量を手に取り顔全体に広げ、さっと馴染ませた後、手のひらで包むようにプレスして下さい。手のあたたかさで肌に入りやすくなりますよ。
<プラスケア>
紫外線や食生活の乱れなどで、肌ストレスをたくさん受けてきた「たるみ毛穴」。加齢と肌ダメージで肌のハリがなくなっています。逆に言えばエイジングケアとダメージケアが出来れば、もう毛穴は目立ちません!
ここでもポイントになるのがコラーゲン。
コラーゲンとは肌の弾力を作る物質です。表皮の下には真皮がありますが、この真皮の成分の大部分がコラーゲンで出来ています。このコラーゲンが老化や紫外線によってどんどん破壊されているので、増やしてあげる必要があるのです。
ちなみにこのコラーゲンはビタミンCと一緒に取ると効果的。ビタミンCがコラーゲンの生成を促進してくれますよ。
<メイク>
たるみ毛穴はファンデーションを塗ってもカバーしきれないのがお悩みですよね。ファンデーションを塗ったことで、毛穴にファンデが落ちてしまい、かえって目立つという事態にも…。それがまた気になってつい厚塗りになってしまいますよね。そんな「たるみ毛穴」が気になる肌は、土台作りが特に全体のメイクの仕上がりを大きく左右します。
まず毛穴の気になる箇所にだけ下地を塗りましょう。ここではしっかりめの下地を選んで下さい。次に全体に下地を塗ります。今度は保湿力の強いものを選びましょう。その後のファンデはしっかりハンドプレスして密着させて下さい。最後はスポンジで埋めましょう。
一方、仕上げのパウダーはふわっと軽めにのせます。自然ななめらか肌が作れますよ。
◆乾燥毛穴
乾燥毛穴はとにかく潤いを与えてあげることが大切です。肌の水分をとにかく奪わないようにしましょう。
<洗顔>
肌に潤いを残す洗顔を意識し、洗顔料は洗顔後に肌がつっぱらないものを選びましょう。
また毛穴が気になってついピーリングケア、スクラブケアなどを頻繁に取り入れてしまうこともあるかもしれません。しかし角質を取り過ぎてしまう可能性があるので、頻繁にやるのは逆効果。乾燥毛穴の方は目安よりも少なめにしておきましょう。
ちなみに乾燥毛穴にもマッサージは有効ですが、洗顔料でやるのはNG。乾燥毛穴は洗顔に時間をかけてはダメです。ささっと素早く洗って乳液等でマッサージを行うようにして下さいね。
<引き締め>
乾燥毛穴のスキンケアはとにかく保湿です。オールインワンタイプのスキンケア用品は手軽にお手入れできて万能ですが、乾燥毛穴には向きません。
しっかり肌に化粧水で水分を与えてから、乳液でふっくらとキメを取り戻しましょう。ちなみに肌の水分の大部分を保持しているのは角質層の細胞間脂質ですが、この多くを占めるのがセラミド。乾燥毛穴の肌には角質層から潤わせるために、セラミド配合の化粧水を付けましょう。その後乳液を顔に広げ、顔の中央から外側に向かって優しくマッサージを行って下さいね。
<プラスケア>
乾燥毛穴に必要なのは水分。そんな大切な水分は紫外線によって奪われます。とにかく紫外線ケアは万全にしておきましょう。このケアを疎かにすると、せっかくケアしていても、どんどん毛穴が開く原因になります。
また控えたいのがアルコール類。お酒を飲むと血中アルコール濃度を下げようと体内の水分が消費され肌の乾燥も進んでしまいます。同時にアルコールの利尿作用も働き、お肌が砂漠状態に。
飲酒後は水分をたっぷりとってよく寝て、翌日に半身浴や運動で汗を流しましょう。この時も水分補給はたっぷりしてくださいね。ついつい飲み過ぎちゃうと翌日の毛穴に響きますよ。
<メイク>
乾燥毛穴にはメイク前の保湿が重要です。化粧水を肌に入れた後、乳液やクリームでマッサージをするのも忘れずに。スキンケアが終わったら、まずティッシュで油分をオフして下さい。化粧をする時に、肌に油分が残っていると後から崩れやすくなります。
またファンデーションはクリームタイプやリキッドタイプがおすすめ。スポンジをすべらせて塗るよりも、手の甲にファンデを出し、スポンジでポンポンと小刻みにのせていきましょう。
指で塗るのはヨレの原因になってしまうこともあるのでやめた方が◎。
◆つまり毛穴
日々の洗顔を変えてみるだけでもだんだんと効果が見えてくるのがつまり毛穴。根気よくケアを続けることで毛穴が減少するのが分かりますよ。
<洗顔>
つまり毛穴は最も洗顔が重要な毛穴タイプです。つまり毛穴の方はオイルクレンジングがおすすめ。黒ずみの原因となる角栓や皮脂、化粧の汚れをオイルで溶かすようにクルクルとクレンジングして下さい。角栓の成分の多くはタンパク質であるため、オイルで落としきるのはなかなか難しいものですが、日々根気よく続けましょう。手で一旦温めてから行うと落ちやすくなります。
またスクラブ洗顔もつまり毛穴には効果的です。週に1、2回取り入れてみましょう。表面の古い角質を取ってくれますよ。
<引き締め>
つまり毛穴には皮脂の過剰な分泌に対応するスキンケアが大事です。オイリー肌用のすっきりとした使い心地の化粧水を使いましょう。水分たっぷり油分は少なめがポイント。拭きとり化粧水を使うのもおすすめです。コットンにたっぷり含ませて肌にすべらせて下さい。
ここで気を付けたいのが、その後のスキンケア。拭き取り化粧水は保湿目的ではありません。お手入れ後には、保湿用の化粧水や乳液で肌を整えましょう。
またピーリングケアなどを行った日には、肌に刺激を与えすぎることにもなってしまうので、避けて下さいね。
<プラスケア>
「つまり毛穴」の人は毛穴に汚れをつまらせないことが重要です。毛穴に皮脂がつまると酸化が進みます。酸化した皮脂は黒ずみ、目立ってしまいますよ。
余分な皮脂の分泌を抑えるためにも、食事に気を使いましょう。特にビタミンB2、ビタミンB6を多く含む食材が◎。例えばレバーや魚、豆腐、納豆などが代表的です。炭水化物多めでビタミン少なめの食生活をしていませんか?バランスの良い食生活を心がけましょう
<メイク>
つまり毛穴にはパウダーファンデがおすすめ。
黒ずみが目立っている毛穴の場合には、ファンデーションの色がとても重要です。肌よりも明るいものを選んでしまうと黒ずみ部分が強調されてしまいます。自分の首の肌に近いカラーを選び、明るくなり過ぎないようにしましょう。
また黒ずみが目立つ箇所には、ポイントで少し暗めのコンシーラーを使ってカバーして下さいね。
さらに仕上げのパウダーは色無しのマットタイプがおすすめ。肌の凹凸感をさり気なくナチュラルにカバーできますよ。パフで押えるようにお粉をのせましょう。
◆毛穴を広げる悪習慣とは?
どの毛穴にも共通して良くない習慣というものがあります。毛穴を目立たなくするためには、避けておきたいことが実は結構あるのです。
・オイルクレンジングで小鼻をマッサージ
・お風呂での洗顔はシャワーでサッパリ
・睡眠>メイク落とし
・ミスト化粧水で保湿
などなど。ドキッとした方はいませんか?例えば毛穴汚れの気になる小鼻のまわりやTゾーンをクレンジングオイルでマッサージしていないでしょうか。クレンジングオイルとマッサージオイルは別物。洗浄料も含まれた刺激の強いものですから、クレンジングはなるべく短い時間で済ませるようにして下さいね。お風呂での洗顔もシャワーでやってはダメ。確かにサッパリ流しきれて清潔な気がしますが、シャワーの水圧は刺激になりますし、水温が高いと皮脂を流し過ぎてしまいます。洗顔はお風呂場でも「ぬるま湯で優しく」を心がけましょう。
また生活習慣にも注意が必要。基本的に睡眠不足と喫煙は毛穴にとって大敵です。もちろんだからと言って、メイクを落とさないままで寝てしまうのはNG。肌がどんどん乾燥してしまいます。そのせいで皮脂が普段よりも過剰に分泌され、毛穴の汚れと混ざるとさらに厄介なことになってしまいます。どんなに眠くても、疲れていてもメイクだけは落として下さいね。
他にもオフィスや教室って、冷房や暖房のせいで乾燥しがちですよね。そんな時には、メイクの上からでもサッと保湿出来る、と便利なミスト化粧水を使ってはいませんか?しかしそのミスト化粧水も実はどんどん乾燥を招き、毛穴を目立たせている原因になっています。ミスト化粧水で保水しても、乳液などの油分で肌の表面にフタをしなくては、むしろ乾燥させてしまうのです。肌の乾燥が気になった時には、乳液や美容液で保湿して下さいね。
◆気になる毛穴はメイクで隠しつつ、根気よくケアを続けよう
いかがでしたか。毛穴のタイプ別に行ないたいスキンケアは変わってきます。どの状態の毛穴も改善には時間がかかるものですが、しっかり洗って引き締め、丁寧に保湿ケアを繰り返すことで、徐々に肌の状態は良くなってきます。
気になる毛穴はメイクで隠しつつ、毛穴レス肌を目指しましょう。(modelpress編集部)
<角栓とは?>
<角栓が詰まる原因>
<角栓が詰まると?>
<角栓の除去>
<角栓の予防>
・【毛穴には種類がある】
<たるみ毛穴>
<乾燥毛穴>
<つまり毛穴>
・【たるみ毛穴のケア】
<洗顔>
<引き締め>
<スキンケア>
<メイク>
・【乾燥毛穴】
<洗顔>
<引き締め>
<スキンケア>
<メイク>
・【つまり毛穴】
<洗顔>
<引き締め>
<スキンケア>
<メイク>
・【毛穴を広げる悪習慣とは?】
・【気になる毛穴はメイクで隠しつつ、根気よくケアを続けよう】
◆角栓と毛穴
普通に生活しているだけでどんどんつまってしまうのが角栓。そのまま放置してしまうと毛穴の黒ずみだけでなく、ニキビの原因になってしまいます。毛穴につまった角栓は早めに解決しておくことが美肌キープのコツですよ。
<角栓とは?>
そもそも角栓とは、古い角質と皮脂が混ざり合ったもの。タンパク質と油分が混ざり、毛穴につまって出来てしまうのです。鼻や眉間、あごなどにもよく見られ、ポツポツと目立つものですよね。
角栓のツマリは皮脂の過剰分泌と大きく関わっています。特に10代は皮脂分泌も活発なため、乾燥肌や敏感肌であっても油断は出来ませんよ。もう一つの成分である古い角質は、肌のターンオーバーの乱れがきっかけで溜まってしまいます。肌が正常に生まれ変わっていると、古い角質は自然と剥がれ落ちていきますが、ターンオーバーが乱れていると、肌の表面に古い角質がいつまでも残ってしまい、角質がどんどん分厚く溜まってしまいます。その溜まってしまった角質が、硬くなり、毛穴を塞ぐことで汚れをきちんと排出できず、皮脂と混ざり角栓が出来るのです。
<角栓が詰まる原因>
角栓がつまる大きな原因としてスキンケアの問題があげられます。特にクレンジングや洗顔を丁寧に行えていないと、汚れが肌に残って角栓に。とは言え、時間をかけて丁寧にしすぎたり、日に何度も洗顔をしたりするのも問題です。洗顔が増えるとその分余計に刺激を与えてしまいますし、肌の乾燥を招いてしまいますよね。刺激が加わることも乾燥に繋がりますし、肌が乾燥すれば、毛穴の周りの皮膚は硬くなってしまいます。すると結局毛穴がつまりやすい状態になってしまうのです。
<角栓が詰まると?>
角栓がつまったままだと皮脂が酸化し表面が黒くなり、黒ずみ毛穴に。また皮脂が酸化した角栓は、肌を刺激するため活性酸素の発生にも繋るものです。肌や体の老化を引き起こす活性酸素。角栓がつまったままにしてしまうと、ニキビや黒ずみといった分かりやすいトラブルだけではなく、体の老化を引き起こしてしまうのですね。他にも肌の老化を早めることで、たるんだ毛穴が余計に広がってしまうこともあります。
<角栓の除去>
肌を柔らかくすることで、つまった角栓は取りやすくなります。ケアの前には蒸しタオルやお湯からの湯気などで蒸気を当てて、肌を柔らかくしましょう。
肌が柔らかくなったら洗顔です。ここで洗顔料の選び方にもポイントがあります。洗顔料はタンパク質の汚れを優しく落としてくれる酵素洗顔料やピーリング洗顔を使ってみましょう。オイルでのマッサージも良いですが、長時間行ってしまう肌が傷つきますし、角質層の保湿成分であるセラミドまで流出してしまうことも。1日や2日ではなかなか改善しないものですので、根気よくケアを続けて下さいね。
<角栓の予防>
角栓が除かれたら。今度はつまらせないように予防することで、毛穴への負担を減らしましょう。
ターンオーバを整え、毛穴の周りの肌を柔らかくすること、過剰な皮脂の分泌をコントロールすることで毛穴に角栓がつまることを予防出来ますよ。
肌の柔らかさをキープするには何といっても保湿が大切。化粧水で肌を整えたら乳液やクリームでしっかり潤いをキープ。脂性肌の人やテカリが気になる人は油分を増やすことで毛穴をつまらせたり、ニキビの原因を作ったりしかねないので、油分控えめの美容液を使用したり、クリームは控えて乳液のみにするなど工夫して下さいね。
過剰な皮脂分泌を抑制するにはビタミンC誘導体を配合したスキンケアグッズが◎。皮脂コントロールだけでなく、毛穴を引き締める効果も期待出来ますよ。
◆毛穴の種類は?
毛穴には種類があります。自分の毛穴のタイプを知らずに、頑張ってケアを行っている人も多いかもしれません。しかし、自分の毛穴タイプとスキンケアが合ってなくては、その努力もムダになってしまいますよ。毛穴タイプによってするべきアプローチが変わってくるものです。自分の毛穴のタイプをチェックしてみましょう。
鼻の毛穴のお悩みタイプは大きく分けて3つ。「たるみ毛穴」「乾燥毛穴」「つまり毛穴」です。
それぞれの特徴は、
「たるみ毛穴」
・小鼻の脇から頬に向けて広がっている
・楕円形の毛穴
・肌を引っ張ると見えにくくなる
・ストレスをよく感じる
・紫外線は気にしていなかった時期が結構ある
「乾燥毛穴」
・サッパリ系のスキンケアが好き
・洗顔料は泡立てない
・頬の毛穴も目立つ
・冬になるとより目立つ
・定期的に毛穴パックは欠かさない
「つまり毛穴」
・毛穴が丸く開いている
・触るとザラザラしている
・黒ずみも気になる
・油物が好き
・朝起きるとすでに顔がテカっている
といったもの。自分の毛穴タイプは分かりましたか?それでは原因について詳しく見ていきましょう。
<たるみ毛穴>
たるみ毛穴の原因は加齢や肌ダメージです。若いころに肌を真っ黒に焼いていたという人や、寝不足、ストレスを抱えている人に多い毛穴タイプ。加齢による肌の老化で肌が弾力を失い、毛穴が縦に広がってしまっている状態ですね。ボコボコとした感じになっています。
炎症を起こしたニキビを潰してできた、クレーターのようなニキビ跡だってたるみ毛穴の一種です。
<乾燥毛穴>
職場や学校のエアコンが効きすぎて、気づかないうちに一日中乾燥しているという方や、毛穴が気になるから、サッパリ系のスキンケアを好んで使っているという方に多いタイプが乾燥毛穴。
乾燥し、肌のキメが粗くなっている状態です。肌の水分を保つ角質層に潤いがなく、毛穴の周りの皮膚がよれてしまっています。ファンデーションではカバーできないことも多いかも知れませんね。
<つまり毛穴>
「つまり毛穴」は汚れが落としきれていないタイプ。毛穴に皮脂と角質が詰まっている状態で、毛穴周りの黒ずみがきになることが多いかもしれませんね。顔の皮脂分泌が多い上に、日々のクレンジングがしっかりとできていないことが原因の一つです。
毛穴に皮脂や汚れがつまっている状態なので、ニキビにつながりやすく、厄介な状態といえます。
それでは実際に毛穴の状態別にケア方法を見ていきましょう。
◆たるみ毛穴のケア
たるみ毛穴には肌全体のたるみやハリを改善するケアが大切です。加齢や肌ダメージによってコラーゲン不足となった肌。コラーゲンを肌細胞に届け弾力のある肌を取り戻せば、たるみ毛穴だって改善されますよ。
<洗顔>
洗顔もコラーゲンやヒアルロン酸が含まれている洗顔料を使ってみましょう。肌のハリを取り戻し、化粧水の浸透を良くするためにも、もっちりとした弾力のある泡でマッサージをするように洗って下さい。
時間がない時は泡立てネットなどを使うのも良いですね。もちもちの泡が簡単に作れます。
<引き締め>
洗顔マッサージを行ったことで、たるみ毛穴の肌は化粧水が浸透しやすい肌になっています。乾燥する前に化粧水を急いでつけましょう。肌のハリを取り戻すと目立たなくなるたるみ毛穴。ハリを出すためにしっかり化粧水をハンドプレスして、保湿して下さい。
化粧水を付けた後、30秒ほど置いて浸透させたら、乳液、そして最後にクリームタイプの美容液をオン。美容液はエラスチンやコラーゲンが肌の奥に届き、しっかり保湿されるものを選ぶと◎です。
適量を手に取り顔全体に広げ、さっと馴染ませた後、手のひらで包むようにプレスして下さい。手のあたたかさで肌に入りやすくなりますよ。
<プラスケア>
紫外線や食生活の乱れなどで、肌ストレスをたくさん受けてきた「たるみ毛穴」。加齢と肌ダメージで肌のハリがなくなっています。逆に言えばエイジングケアとダメージケアが出来れば、もう毛穴は目立ちません!
ここでもポイントになるのがコラーゲン。
コラーゲンとは肌の弾力を作る物質です。表皮の下には真皮がありますが、この真皮の成分の大部分がコラーゲンで出来ています。このコラーゲンが老化や紫外線によってどんどん破壊されているので、増やしてあげる必要があるのです。
ちなみにこのコラーゲンはビタミンCと一緒に取ると効果的。ビタミンCがコラーゲンの生成を促進してくれますよ。
<メイク>
たるみ毛穴はファンデーションを塗ってもカバーしきれないのがお悩みですよね。ファンデーションを塗ったことで、毛穴にファンデが落ちてしまい、かえって目立つという事態にも…。それがまた気になってつい厚塗りになってしまいますよね。そんな「たるみ毛穴」が気になる肌は、土台作りが特に全体のメイクの仕上がりを大きく左右します。
まず毛穴の気になる箇所にだけ下地を塗りましょう。ここではしっかりめの下地を選んで下さい。次に全体に下地を塗ります。今度は保湿力の強いものを選びましょう。その後のファンデはしっかりハンドプレスして密着させて下さい。最後はスポンジで埋めましょう。
一方、仕上げのパウダーはふわっと軽めにのせます。自然ななめらか肌が作れますよ。
◆乾燥毛穴
乾燥毛穴はとにかく潤いを与えてあげることが大切です。肌の水分をとにかく奪わないようにしましょう。
<洗顔>
肌に潤いを残す洗顔を意識し、洗顔料は洗顔後に肌がつっぱらないものを選びましょう。
また毛穴が気になってついピーリングケア、スクラブケアなどを頻繁に取り入れてしまうこともあるかもしれません。しかし角質を取り過ぎてしまう可能性があるので、頻繁にやるのは逆効果。乾燥毛穴の方は目安よりも少なめにしておきましょう。
ちなみに乾燥毛穴にもマッサージは有効ですが、洗顔料でやるのはNG。乾燥毛穴は洗顔に時間をかけてはダメです。ささっと素早く洗って乳液等でマッサージを行うようにして下さいね。
<引き締め>
乾燥毛穴のスキンケアはとにかく保湿です。オールインワンタイプのスキンケア用品は手軽にお手入れできて万能ですが、乾燥毛穴には向きません。
しっかり肌に化粧水で水分を与えてから、乳液でふっくらとキメを取り戻しましょう。ちなみに肌の水分の大部分を保持しているのは角質層の細胞間脂質ですが、この多くを占めるのがセラミド。乾燥毛穴の肌には角質層から潤わせるために、セラミド配合の化粧水を付けましょう。その後乳液を顔に広げ、顔の中央から外側に向かって優しくマッサージを行って下さいね。
<プラスケア>
乾燥毛穴に必要なのは水分。そんな大切な水分は紫外線によって奪われます。とにかく紫外線ケアは万全にしておきましょう。このケアを疎かにすると、せっかくケアしていても、どんどん毛穴が開く原因になります。
また控えたいのがアルコール類。お酒を飲むと血中アルコール濃度を下げようと体内の水分が消費され肌の乾燥も進んでしまいます。同時にアルコールの利尿作用も働き、お肌が砂漠状態に。
飲酒後は水分をたっぷりとってよく寝て、翌日に半身浴や運動で汗を流しましょう。この時も水分補給はたっぷりしてくださいね。ついつい飲み過ぎちゃうと翌日の毛穴に響きますよ。
<メイク>
乾燥毛穴にはメイク前の保湿が重要です。化粧水を肌に入れた後、乳液やクリームでマッサージをするのも忘れずに。スキンケアが終わったら、まずティッシュで油分をオフして下さい。化粧をする時に、肌に油分が残っていると後から崩れやすくなります。
またファンデーションはクリームタイプやリキッドタイプがおすすめ。スポンジをすべらせて塗るよりも、手の甲にファンデを出し、スポンジでポンポンと小刻みにのせていきましょう。
指で塗るのはヨレの原因になってしまうこともあるのでやめた方が◎。
◆つまり毛穴
日々の洗顔を変えてみるだけでもだんだんと効果が見えてくるのがつまり毛穴。根気よくケアを続けることで毛穴が減少するのが分かりますよ。
<洗顔>
つまり毛穴は最も洗顔が重要な毛穴タイプです。つまり毛穴の方はオイルクレンジングがおすすめ。黒ずみの原因となる角栓や皮脂、化粧の汚れをオイルで溶かすようにクルクルとクレンジングして下さい。角栓の成分の多くはタンパク質であるため、オイルで落としきるのはなかなか難しいものですが、日々根気よく続けましょう。手で一旦温めてから行うと落ちやすくなります。
またスクラブ洗顔もつまり毛穴には効果的です。週に1、2回取り入れてみましょう。表面の古い角質を取ってくれますよ。
<引き締め>
つまり毛穴には皮脂の過剰な分泌に対応するスキンケアが大事です。オイリー肌用のすっきりとした使い心地の化粧水を使いましょう。水分たっぷり油分は少なめがポイント。拭きとり化粧水を使うのもおすすめです。コットンにたっぷり含ませて肌にすべらせて下さい。
ここで気を付けたいのが、その後のスキンケア。拭き取り化粧水は保湿目的ではありません。お手入れ後には、保湿用の化粧水や乳液で肌を整えましょう。
またピーリングケアなどを行った日には、肌に刺激を与えすぎることにもなってしまうので、避けて下さいね。
<プラスケア>
「つまり毛穴」の人は毛穴に汚れをつまらせないことが重要です。毛穴に皮脂がつまると酸化が進みます。酸化した皮脂は黒ずみ、目立ってしまいますよ。
余分な皮脂の分泌を抑えるためにも、食事に気を使いましょう。特にビタミンB2、ビタミンB6を多く含む食材が◎。例えばレバーや魚、豆腐、納豆などが代表的です。炭水化物多めでビタミン少なめの食生活をしていませんか?バランスの良い食生活を心がけましょう
<メイク>
つまり毛穴にはパウダーファンデがおすすめ。
黒ずみが目立っている毛穴の場合には、ファンデーションの色がとても重要です。肌よりも明るいものを選んでしまうと黒ずみ部分が強調されてしまいます。自分の首の肌に近いカラーを選び、明るくなり過ぎないようにしましょう。
また黒ずみが目立つ箇所には、ポイントで少し暗めのコンシーラーを使ってカバーして下さいね。
さらに仕上げのパウダーは色無しのマットタイプがおすすめ。肌の凹凸感をさり気なくナチュラルにカバーできますよ。パフで押えるようにお粉をのせましょう。
◆毛穴を広げる悪習慣とは?
どの毛穴にも共通して良くない習慣というものがあります。毛穴を目立たなくするためには、避けておきたいことが実は結構あるのです。
・オイルクレンジングで小鼻をマッサージ
・お風呂での洗顔はシャワーでサッパリ
・睡眠>メイク落とし
・ミスト化粧水で保湿
などなど。ドキッとした方はいませんか?例えば毛穴汚れの気になる小鼻のまわりやTゾーンをクレンジングオイルでマッサージしていないでしょうか。クレンジングオイルとマッサージオイルは別物。洗浄料も含まれた刺激の強いものですから、クレンジングはなるべく短い時間で済ませるようにして下さいね。お風呂での洗顔もシャワーでやってはダメ。確かにサッパリ流しきれて清潔な気がしますが、シャワーの水圧は刺激になりますし、水温が高いと皮脂を流し過ぎてしまいます。洗顔はお風呂場でも「ぬるま湯で優しく」を心がけましょう。
また生活習慣にも注意が必要。基本的に睡眠不足と喫煙は毛穴にとって大敵です。もちろんだからと言って、メイクを落とさないままで寝てしまうのはNG。肌がどんどん乾燥してしまいます。そのせいで皮脂が普段よりも過剰に分泌され、毛穴の汚れと混ざるとさらに厄介なことになってしまいます。どんなに眠くても、疲れていてもメイクだけは落として下さいね。
他にもオフィスや教室って、冷房や暖房のせいで乾燥しがちですよね。そんな時には、メイクの上からでもサッと保湿出来る、と便利なミスト化粧水を使ってはいませんか?しかしそのミスト化粧水も実はどんどん乾燥を招き、毛穴を目立たせている原因になっています。ミスト化粧水で保水しても、乳液などの油分で肌の表面にフタをしなくては、むしろ乾燥させてしまうのです。肌の乾燥が気になった時には、乳液や美容液で保湿して下さいね。
◆気になる毛穴はメイクで隠しつつ、根気よくケアを続けよう
いかがでしたか。毛穴のタイプ別に行ないたいスキンケアは変わってきます。どの状態の毛穴も改善には時間がかかるものですが、しっかり洗って引き締め、丁寧に保湿ケアを繰り返すことで、徐々に肌の状態は良くなってきます。
気になる毛穴はメイクで隠しつつ、毛穴レス肌を目指しましょう。(modelpress編集部)