ニキビケアの落とし穴。意外と知らないニキビの原因


【ニキビ/モデルプレス】思春期になると出来やすくなるニキビは多くの人が経験する皮膚トラブルですよね。それだけに、あまりニキビの原因を知らないという人も多いようです。しかし、知らないで適当にケアをするとニキビを悪化させる要因にもなります。そこで今回はニキビの原因について紹介します。

ニキビケアの落とし穴。意外と知らないニキビの原因(Photo-by-Syda-Productions)
ニキビケアの落とし穴。意外と知らないニキビの原因(Photo-by-Syda-Productions)
■皮脂の過剰分泌だけではニキビはできない?!

ニキビを触ってみると、なんとなく油っぽい感じがしますよね。

そのため、皮脂が過剰に分泌されることがニキビの原因だと思っている人が多いようです。

確かに油っぽい肌は不潔な感じがしますが、実は皮脂がたくさん分泌されてもニキビができるとは限らないんです。

ニキビができるのはアクネ菌という、人の肌に住み着いている菌のうち、悪玉と呼ばれる菌が異常繁殖することで起こります。

でも、アクネ菌の中の善玉がいないと綺麗な卵肌ができないのも事実なんです。

問題は、皮脂とアクネ菌のバランスにあり、悪玉のアクネ菌が全面的に悪いとも言えないんです。

なぜなら、悪玉のアクネ菌が増えてしまう原因は質の悪い皮脂が過剰に分泌されることにあるから。

そして、質の悪い皮脂が出てしまう原因は、睡眠不足、便秘、不規則な食事時間、栄養の乏しい食事内容など、生活習慣。

つまり、ニキビの原因はアクネ菌というより、自分の生活習慣のせいなんです。

■動物性脂肪はニキビの原因になるの?

食事の内容によって、ニキビになりやすくなりますが、その大きな原因と言われるものに動物性脂肪があります。

肉や卵、乳製品など含まれている脂肪は、体内で消化されにくく、また、内臓に負担をかけて疲れさせるため、皮脂分泌を促す原因になります。

そのため、確かに、動物性脂肪がニキビの原因になるというのは間違いではありません。

ただし、動物性脂肪と一緒にたっぷりの野菜や果物を食べることで、その皮脂分泌を抑制することができます。

ダイエットにも美容にも敵!(Photo by Syda Productions )
ダイエットにも美容にも敵!(Photo by Syda Productions )
■ダイエットに大敵の炭水化物はニキビにも悪い?

ダイエットに炭水化物や高GI食がNGということは、最近では常識になりつつありますよね。しかし、ニキビにも炭水化物は良くないんです。

ただし、玄米や全粒粉など、精製されていない炭水化物はそれほど問題ではありません。

問題は白米、小麦粉、砂糖など、精製された炭水化物です。このような炭水化物は血液成分を急激に変化させます。

その結果、内臓に負担をかけてしまい、血液成分を正常に戻すために不要な毒素を皮脂を通じて排泄してしまうのです。

もちろん、このときに分泌される皮脂は質の悪い皮脂ですから悪玉のアクネ菌を繁殖させてしまいます。

■なんで野菜と果物を食べることがニキビ予防になるの?

ニキビを予防するために、野菜と果物を食べることは有効です。その理由は野菜や果物には多くのビタミン、ミネラルが含まれているからです。

ビタミンやミネラルが不足すると、体は正常に神経やホルモンを機能させることができなくなります。

そうすると、内臓は消化、吸収、代謝などを、かなり無理して行わなければならなくなります。

その結果、体内にあるビタミン、ミネラル、水分がどんどん消費され、内臓は疲れ、体は乾燥してしまいます。

このような負担も、もちろん、質の悪い皮脂となって出てくるのです。

一方、十分な量の野菜と果物を食べると、ちょっとくらいの不規則な生活や嗜好品の飲食でも、内臓、神経、ホルモンが正常に働くのでニキビが出来にくくなるんです。

まずはしっかり生活の見直しを(Photo by YakobchukOlena)
まずはしっかり生活の見直しを(Photo by YakobchukOlena)
いかがでしたか?

ニキビの原因は皮脂やアクネ菌にもありますが、むしろ、普段の食事や生活習慣によって、体に負担をかけていることということがわかってもらえたでしょうか?

洗顔やアクネケアばかりをしていても、普段の食生活や習慣が悪ければ、いつまでたってもニキビの悩みからは解放されませんよね。

ぜひ、ツルツルお肌になるために参考にしてくださいね。(modelpress編集部)

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