吉田羊「歴史の一片になる」破竹の勢い続く 


【吉田羊/モデルプレス=2月9日】女優の吉田羊が「第58回ブルーリボン賞」の助演女優賞を受賞。9日に都内で行われた授賞式に出席した。
破竹の勢いが続く吉田羊(C)モデルプレス
破竹の勢いが続く吉田羊(C)モデルプレス
これまでキャリアウーマンの役が多かった吉田だが、映画「ビリギャル」「愛を積むひと」では一転して母親役を熱演。この1年は数々の人気映画・ドラマへの出演ほか、「第39回日本アカデミー賞」優秀助演女優賞、「2016年 第40回エランドール賞」新人賞、さらには「ベストジーニスト2015」「第44回 ベストドレッサー賞」「VOGUE JAPAN Women of the Year 2015」の受賞と破竹の勢いをみせた。

自身の受賞スピーチでは、「こうやって賞状をもらったのは私の人生の中で、各卒業証明書と小学校の夏休みの自由研究以来です」と振り返り、「私がこのような歴史の一片になる賞をいただけたことは、私の人生の未来予想図の中に一目もなくて、選んでくださった方々に感謝するとともに、この賞に導いてくれた各作品のお1人おひとりに感謝申し上げます」と丁寧に挨拶。母親役については、「架純ちゃんもそうですけど、私が余計な役作りをしなくても、彼女たちの演技に反応するだけでキチンと親子に見えてしまうような佇まいなので、みなさんに母親にしていただいているなという気持ちです」と重ねて感謝の言葉を伝えた。

吉田羊(C)モデルプレス
吉田羊(C)モデルプレス
吉田羊(C)モデルプレス
吉田羊(C)モデルプレス
{◆有村架純と“親子”で快挙b}

「ビリギャル」で親子役として共演し、同賞の主演女優賞を受賞した有村架純のスピーチが終わると、ステージ中央の有村のもとに。親子揃っての受賞に「『ビリギャル』って言う作品は本当に色んな奇跡を起こす作品で、こうやっていろんな場所で再会出来たのも『ビリギャル』奇跡かもしれない」と語った有村に対して演じた役にちなみ「さやか、よく言えたね」と母親の顔をのぞかせ、顔を見つめ合い無邪気に笑った。

(右から)吉田羊&有村架純が“親子”で快挙(C)モデルプレス
(右から)吉田羊&有村架純が“親子”で快挙(C)モデルプレス
◆安藤サクラが誕生日祝福も…

また、3日に誕生日を迎えたため「お誕生日おめでとうございます」と祝福した司会の安藤サクラから「お誕生日はなにをされていたんですか?」と聞かれると、「聞けって言われたんですか?」と鋭く返し、会場の笑いを誘う吉田。「そうなんです、申し訳ございません」と顔を落とす安藤を横目に「お誕生日はお仕事していました。ごめんなさい面白くない答えで…」と吉田も目を伏せていた。

吉田羊(C)モデルプレス
吉田羊(C)モデルプレス
◆ブルーリボン賞とは

ブルーリボン賞は、在京スポーツ新聞7社の映画担当記者で構成される東京映画記者会が制定する映画賞。授賞式にはこのほか、作品賞に輝いた「日本のいちばん長い日」の原田眞人監督、主演男優賞・大泉洋、主演女優賞・有村らが登壇。司会は、前年度「私の男」で主演男優賞を受賞した浅野忠信と、「0.5ミリ」「百円の恋」で主演女優賞を受賞した安藤が務めた。(modelpress編集部)

「第58回ブルーリボン賞」受賞者(前列左から)本木雅弘、有村架純、大泉洋、吉田羊、石井杏奈(後列左から)安藤サクラ、原田眞人監督、橋口亮輔監督、高橋雅美氏、浅野忠信(C)モデルプレス
「第58回ブルーリボン賞」受賞者(前列左から)本木雅弘、有村架純、大泉洋、吉田羊、石井杏奈(後列左から)安藤サクラ、原田眞人監督、橋口亮輔監督、高橋雅美氏、浅野忠信(C)モデルプレス
■「第58回ブルーリボン賞」受賞作品・受賞者
作品賞:「日本のいちばん長い日」(原田眞人監督)
監督賞:橋口亮輔「恋人たち」
主演男優賞:大泉洋「駆込み女と駆出し男」
主演女優賞:有村架純「ビリギャル」「ストロボ・エッジ」
助演男優賞:本木雅弘「日本のいちばん長い日」「天空の蜂」
助演女優賞:吉田羊「ビリギャル」「愛を積むひと」「脳内ポイズンベリー」
新人賞:石井杏奈「ソロモンの偽証 前篇・事件」「ソロモンの偽証 後篇・裁判」「ガールズ・ステップ」
外国作品賞:「マッドマックス 怒りのデス・ロード」(ジョージ・ミラー監督 ワーナー・ブラザース配給/登壇者は高橋雅美氏)

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