【リトグリインタビュー】注目集めるTikTokの裏側 「異例中の異例」苦労した楽曲制作を本音で語る


【モデルプレス=2024/03/22】【Little Glee Monster「UNLOCK!」インタビュー】

7thアルバム「UNLOCK!」(3月20日発売)をリリースし、ツアー「Little Glee Monster Live Tour 2024 “UNLOCK!”」もスタートするLittle Glee Monster。今回のインタビューでは、TikTokを通じてファンと作り上げた楽曲などの新曲をはじめ、ツアーへの思い、最近のTikTok事情まで、たっぷり話を聞いた。

モデルプレスのインタビューに応じたLittle Glee Monster(C)モデルプレス
モデルプレスのインタビューに応じたLittle Glee Monster(C)モデルプレス
◆リトグリ「UNLOCK!」に多彩な新曲

かれん(C)モデルプレス
かれん(C)モデルプレス
― まずは新曲についてお聞きしたいです。「Ready to go」はどんな楽曲ですか?

かれん:ラップもやっちゃったり、リトグリっぽくないというか、ボーイズグループが歌っているかのような楽曲で、でもその中に可愛さや面白さもあるかなと思います。前々からプリプロはしてたけど世には出てなかった曲なんですが、3人(=ミカ・結海・miyou)の好きっていう一声があって今回のアルバムに入った曲なので、私としてはやっと世に出せて嬉しい限りです。

― 「ちょ待って!」はクセになる1曲ですね。

miyou:誰が歌っていても不思議な曲なんですけど、リトグリが歌っているからより面白いなという印象です。レコーディングの時は、歌でもない、ラップでもない、小さく口先で喋るような、本当に初めての感覚でした。歌詞については、meiyoさんと私たちが話す中で色々なことを感じとってくれ、「何か口癖とかあります?」っていう質問から、MAYUさんの「ちょ待って」が挙がって、上手く歌詞に入れ込んでくれました。

ただ、とにかく難しくて「どう練習しようかな?」と。ライブでどう歌うかも未知なので、そういう意味でも新しい楽曲かなと思います。

― 「MASTERKEY」は、次の扉を“UNLOCK”する“キー”となるアルバムを象徴する楽曲です。

ミカ:私は「UP TO ME!」に似た感じの印象で、爽快感があって、ロックっぽさもあってカッコいい楽曲です。「UNLOCK!」に相応しい楽曲で、歌詞に込めた“自分の中にある鍵を信じて”というポジティブなメッセージが刺さる方も多いと思いますし、早くライブで歌ってたくさんの人たちに届けたいです。

MAYU(C)モデルプレス
MAYU(C)モデルプレス
ミカ(C)モデルプレス
ミカ(C)モデルプレス
◆TikTok通じてファンと制作 10時間生配信の感想は?

アサヒ(C)モデルプレス
アサヒ(C)モデルプレス
― そして、リード曲「I Promise You」は、TikTok上でファン投票を行って制作しました。新しい体験だった思いますが、いかがでしたか?

アサヒ:いつもは完成した曲をガオラー(=リトグリファンの総称)の方に聞いていただくんですけど、この曲は、まずどういう曲調にするか?というところからTikTokで意見を聞いたので、普段からリトグリを聞いてくれている方たちがどういう楽曲を歌ってほしいのかを知れて、私たちにとっては新しい気付きもありました。

みんなで一緒に作り上げた楽曲になったので、私たちにとっても、みんなにとっても、すごく思い出深く、より繋がれた1曲になったかなと思います。

― レコーディング中にも配信をして、ファンの方々と関わる時間も長かったですね。

かれん:10時間生配信は、本当に異例中の異例だったと思いますし、私たちも配信で観られながらレコーディングするのは今までにない体験でした。ファンの方からは「長い時間をかけてレコーディングしているのは想像していたけど、こんなに時間かけてやっているんだね」「改めて尊敬します」みたいな声をいただいて、私たちがこだわりを持って、どれぐらいの時間をかけているのかを生で感じてもらえたのは貴重な機会だったと思います。

miyou(C)モデルプレス
miyou(C)モデルプレス
結海(C)モデルプレス
結海(C)モデルプレス
― レコーディング中の音は配信にのせていなかったですが、それでも観られながらのレコーディングは緊張しますか?

ミカ:私は楽しかったですね。最初に「配信するよ」って聞いた時は「えぇ!?」ってなったんですけど、カメラを観てふざけたりもして、楽しかったですし、余計に気持ちが入りました。

結海:元々この曲は字ハモのラインが他の曲より難しくて覚えるのも大変だったのに、それにプラスして観られているっていうことで「あんなに練習したのに何も覚えてない…もう忘れてるわ」みたいになってしまって、もう1度イチから覚え直すぐらい頭が真っ白になってました(笑)。

miyou:やってたね。

結海:すごくいい経験になったというか、ライブに近い感じがあって、常に観られながら歌うことの大変さというか刺激というかを感じた新しい体験でした。

― もし「次も配信します」と言われたら…?

かれん:もういいです…(笑)。私が最後だったので「最後だけレコーディングの音ありで」って言われたんですけど、その時は全然上手くいかなくて…、音を切ったらすぐ上手くいったんです。自分ではあまり意識してなかったけど、今思い返すとプレッシャーを感じていたんだと思います。

miyou:音入れられちゃうとね…。

MAYU:miyouは楽しかったんでしょ?

miyou:楽しかったですね。歌ってる時も楽しかったですけど、(配信が)無音状態の時に、カメラに向かってふざけたり、ちょっかいかけたり、音を出してないからこそ出来ることもあってその時間が楽しかったです。

ミカ(C)モデルプレス
ミカ(C)モデルプレス
― 音無しの配信だったらアリ?

MAYU:いやあ…やりたい人とそうでない人と分かれる?

― やりたいよ、っていう人?

ミカ&miyou:(挙手)。

かれん&MAYU&アサヒ&結海:(笑)。

ミカ:音なしだったら全然!

miyou(C)モデルプレス
miyou(C)モデルプレス
◆好評のTikTok 裏側で奮闘

MAYU(C)モデルプレス
MAYU(C)モデルプレス
― TikTokは配信だけでなく、日々更新される動画もファンの方から人気です。どれもクオリティが高いのですが、その分撮影も大変では?

miyou:BeReal!

アサヒ:確かに、あれは苦労した。

MAYU:大変だった。

かれん:音楽に合わせるのも大変だけど、途中でスマホを投げてキャッチして写真を撮るっていう動作が難しかったです。

MAYU:ライブ後なのに6人とマネージャーさんでああでもない、こうでもないって苦労しました。

結海:でも楽しかった!

― ダンス系も多いですが、みなさんすぐ覚えて出来ちゃうんですか?

かれん:みんなで頑張って練習してます。

miyou:いっぱい撮ってきたら慣れてきて要領がつかめてきましたね。

― 「特にこれは観てほしい!」というものを挙げるとしたら?

かれん:MAYUが1人だけ前にいる「Bling-Bang-Bang-Born」。

MAYU:これ、めっちゃ恥ずかしかった(笑)。まさかこんなに観ていただけるとは思ってないので、もうちょっと出来たんじゃないのかなって(笑)。

結海:かれんちゃんと全力で撮ったのも観てほしいです。翌日めっちゃ首痛くなりました(笑)。

MAYU:これも、生配信のギリギリまで苦戦してたね。

ミカ:弾き語りで「好きだ。」を歌ったんですけど、急に撮ることになって、アサちゃんが一緒に歌ってくれたんですけどめちゃくちゃ緊張しました。

アサヒ:頑張って撮ったね。

ミカ:プレッシャーで何回かミスっちゃって…。

MAYU:ナイスファイト!

◆この6人で歌う意味 ツアーの先に見える明るい未来

結海(C)モデルプレス
結海(C)モデルプレス
― アルバムにはこの6人で歌い直した人気曲も収録されます。3人はリトグリになる前から聞いていた楽曲を自分がメンバーとしてレコーディングしたわけですが、どんな気持ちでしたか?

ミカ:最初は、ライブでもたくさん披露してきて歌い慣れた曲だったので楽しみでした。でも、いざレコーディングになると、初期に戻った気分というか「これがずっと私たちの音源になるんだ」とちょっとプレッシャーも。録り終わって聞いた時は「夢が叶ったんだな」って改めて感じました。

結海:ライブでは何回も歌っている曲ですけど、レコーディングブースに入って歌うのは初めてだったので、今までとは違った緊張感というか「より丁寧に歌うぞ」と意気込んで歌いました。「Your Name」「VIVA」は好きなメンバーも多い楽曲で、私も大好きなのでついに音源になったのかと嬉しかったです。

miyou:表現するのが難しい気持ちですが、聞いてきた曲から自分の声が聞こえることで実感することもあるし、不思議な気持ちでもあるし、こうやって形になってみんなの元に届くんだと思うと自信になるなと思いました。

今までの素敵な曲はまだまだたくさんあるので、こうやって私たちの声で歌い直して届けるのは今の6人にとってすごく大事なことだと思いますし、みんなが聞きたいと思ってくれる曲をこの6人でまた形にしていけたらなと思います。

アサヒ(C)モデルプレス
アサヒ(C)モデルプレス
かれん(C)モデルプレス
かれん(C)モデルプレス
― 3月末からはツアー「Little Glee Monster Live Tour 2024 “UNLOCK!”」もスタート。どんなツアーになりそうですか?

アサヒ:今回はちょっとマニアックなツアーにしていこうかなと思っています。今までは王道な曲を詰め込んでましたけど、そうじゃなくて、このアルバムにも入ってないような曲とかも入れたり、あとはまた個々の新しい魅力も見られるようなツアーになるかなと思ってます。

かれん:(※インタビュー時は)たくさん話し合っている最中なんですけど、いつもとは違うライブにしたくて、皆さんにちょっと驚いてもらえる場面だったり、「えっ!?」ってなってもらえるようなライブに出来たら良いなと思ってます。

MAYU:(2023年の)「Fanfare」ツアーが満腹感のある詰め込んだ内容だったんですけど、今回は土台を作る状態からいつもと違う感じの話が出ています。

私たち3人(=かれん・MAYU・アサヒ)は、ツアーに限らず「これは、こう」と決まっている部分も多くなってきたので、そこに3人(=ミカ・結海・miyou)から新しい違う方向からの意見がどんどん出てくることが新鮮で嬉しいです。

ライブを組み立てる時に感じるいつもの楽しさとは違う楽しさがって、ツアー・アルバムに限らずどんどん開放していって、ツアーが終わることには新しい扉が開かれているんじゃないかなって、未来が楽しみです。

― ありがとうございました。

(modelpress編集部)


■Little Glee Monster プロフィール

Little Glee Monster(C)モデルプレス
Little Glee Monster(C)モデルプレス
研ぎ澄ました歌声で人々の心に爪痕を残すことをテーマに結成された女性ボーカルグループ。力強い歌声と高度なアカペラをも歌いこなす透き通ったハーモニーを武器に、2014年に「放課後ハイファイブ」でメジャーデビュー。2022年にミカ、結海、miyouの3人が新メンバーに決定し、第二章をスタート。

2024年はグループ結成10周年に向け、3月20日に7thアルバム「UNLOCK!」をリリースし、同月30日から新たな全国ツアー「Little Glee Monster Live Tour 2024 “UNLOCK!”」をスタート。ハーモニーを武器によりフレッシュに新たなファンを獲得中。

■Little Glee Monster 7thアルバム「UNLOCK!」(3月20日発売)

Little Glee Monster「UNLOCK!」(3月20日発売)【初回生産限定盤B】(提供画像)
Little Glee Monster「UNLOCK!」(3月20日発売)【初回生産限定盤B】(提供画像)
・Disc1(CD/3形態共通)
1. Join Us! -2024ver.-
2. UP TO ME!
3. Ready to go
4. WONDER LOVER
5. Rolling Rolling Rolling
6. CELEBRATE
7. I Promise You
8. 今この瞬間を
9. おかえりなさい
10. Go For It
11. Heart feels...
12. ちょ待って!
13. HELLO NEW DAY
14. Million Miles
15. MASTERKEY

Little Glee Monster「UNLOCK!」(3月20日発売)通常盤(提供画像)
Little Glee Monster「UNLOCK!」(3月20日発売)通常盤(提供画像)
・Disc2(CD/通常盤) 
1. 青春フォトグラフ
2. 好きだ。
3. だから、ひとりじゃない
4. いつかこの涙が
5. 世界はあなたに笑いかけている
6. ECHO
7. VIVA
8. Your Name

Little Glee Monster「UNLOCK!」(3月20日発売)【初回生産限定盤A】(提供画像)
Little Glee Monster「UNLOCK!」(3月20日発売)【初回生産限定盤A】(提供画像)
・Disc2(BD/初回生産限定盤A) 
1. Fanfare Opening
2. 全力REAL LIFE
3. 青い風に吹かれて
4. WONDER LOVER
5. Heart feels...
6. Rolling Rolling Rolling
7. Go For It
8. HELLO NEW DAY
9. 今この瞬間を
10. ECHO
11. 小さな恋が、終わった
12. ギュッと
13. 恋を焦らず
14. 書きかけの未来
15. ガオガオ・オールスター
16. きっと大丈夫
17. Everything could be your chance
18. UP TO ME!
19. 世界はあなたに笑いかけている
20. SAY!!!
21. Join Us!

EC1. 上を向いて歩こう
EC2. CELEBRATE
EC3. Fanfare Ending -Finale ver.-

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