石橋静河・稲垣吾郎ら出演「燕は戻ってこない」放送決定 脚本は「らんまん」長田育恵


【モデルプレス=2024/02/22】俳優の石橋静河、稲垣吾郎らが出演するNHK総合ドラマ10『燕は戻ってこない』(全10回/毎週火曜午後10時~10時45分、再放送:毎週金曜午前0時35分~1時20分※木曜深夜、BSP4K:毎週火曜午後6時15分~7時)が、4月30日から7月2日にわたり放送される。

石橋静河、稲垣吾郎(提供写真)
石橋静河、稲垣吾郎(提供写真)
◆石橋静河・稲垣吾郎・内田有紀ら出演「燕は戻ってこない」放送へ

石橋静河(提供写真)
石橋静河(提供写真)
圧倒的な実力と人気を誇る作家、桐野夏生による小説『燕は戻ってこない』。「命は誰のものか」という重要なテーマを、鮮烈なエンターテイメントに仕上げ、第57回吉川英治文学賞・第64回毎日芸術賞をW受賞した原作を、連続テレビ小説『らんまん』の長田育恵が脚色。社会的関心が高まる生殖医療の光と影を、女性の様々な生き方を見つめてきた『ドラマ10』で描く。

主人公・大石理紀(リキ)役を石橋、元トップバレエダンサー草桶基役を稲垣、基の妻・草桶悠子役を内田有紀、女性向けセラピスト・ダイキ役を森崎ウィン、リキの同僚・河辺照代(テル)役を伊藤万理華、生殖医療エージェント日本支社長・青沼薫役を朴璐美、リキの叔母・佳子役を富田靖子、リキの元上司・日高役を戸次重幸、基の母であり元世界的バレリーナ・草桶千味子役を黒木瞳が演じる。

◆石橋静河・稲垣吾郎・内田有紀、作品への思い語る

稲垣吾郎(提供写真)
稲垣吾郎(提供写真)
リキを演じる石橋は「この物語で行われるひとつひとつの選択において、誰も、誰のこともジャッジできない、と思いました。あらすじやトレーラーだけをみて映画を批評することができないように、他人の人生の表層だけをみて批評することは、本来ありえないことなのだと思います」と紹介。「原作を読んで、貧困や女性蔑視、差別など、さまざまな叫びが頭の中に響きました。そしてこれを映像化することの重みを強く感じました。今回リキという女性を、自分の身体を通して演じられることは、これからの人生において財産になる、と感じました。素晴らしいキャスト、スタッフの皆さんと、力を合わせてこの『問題作』に立ち向かいたいと思います!」と意気込みを語った。

また、基を演じる稲垣は「台本を読んだ時にとても考えさせられました。不妊治療、卵子提供や少子化問題、貧困問題が深刻な昨今、これはいま現在も多くの人が悩んでいることであり、決して他人事にできないお話でした。出演者・スタッフの皆さんと心寄せ合いながら、感情の揺らぎを丁寧に表現していきたいと思います」と作品への思いを言葉に。

内田有紀(提供写真)
内田有紀(提供写真)
基の妻・悠子を演じる内田は「人は生きていくのに社会からはみ出さないように、何とか折り合いをつけて生きていく。また、自分の人生を精一杯生きたいと思っても、肉体がそれを許してくれない事もある。子供がいない夫婦。そして、代理母。この作品を通じて皆さんと共に、生殖医療について何かひとつだけでも答えらしきものが見つけられるよう真摯に向き合いたいと思います」とコメントを残している。(modelpress編集部)

◆「燕は戻ってこない」あらすじ

派遣社員として暮らすリキ(石橋静河)は悩んでいる。職場の同僚から「卵子提供」をして金を稼ごうと誘われたのだ。アメリカの生殖医療エージェント「プランテ」日本支社で面談を受けるリキ。そこで持ち掛けられたのは「卵子提供」ではなく「代理出産」だった。元バレエダンサーの草桶基(稲垣吾郎)とその妻、悠子(内田有紀)が、高額の謝礼と引き換えに2人の子を産んでくれる「代理母」を探していた。

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