西島秀俊、ひげ姿で「黄金の刻」完全ドラマ化 国産初の腕時計を作り上げた服部金太郎に


【モデルプレス=2023/12/20】俳優の西島秀俊が、2024年3月放送のテレビ朝日ドラマプレミアム『黄金の刻』で主演を務めることが決定した。

西島秀俊(C)テレビ朝日
西島秀俊(C)テレビ朝日
◆西島秀俊主演「黄金の刻」

今作は、作家・楡周平による小説『黄金の刻 小説 服部金太郎』(集英社刊)を完全ドラマ化。日本初の腕時計、世界初のクオーツウォッチを発売したことで知られる「セイコーグループ」の創業者である服部金太郎の波乱の人生を重厚に描き出す。

丁稚奉公から時計修理職人を経て、時計の製造工場「精工舎」を設立し、国産初の腕時計を製造販売。常に時代の先々を読み、「義理」「人情」「恩義」を大切にしながら、一歩ずつ己の夢を叶えていった金太郎だが、一方で火災や震災など、数々の困難が彼の人生を襲う。

洋品雑貨問屋の丁稚は、いかにして“東洋の時計王”になったのか?“禍を転じて福と為す”を実践した、稀代の起業家・服部金太郎の一代記をスペシャルドラマとしてお届けする。

◆西島秀俊、リスペクトを込めて主人公・服部金太郎熱演

主人公・服部金太郎を演じるのは、主演映画『ドライブ・マイ・カー』(2021年)で全米映画批評家協会賞・主演男優賞受賞、ドラマ『警視庁アウトサイダー』(2023年/テレビ朝日系)など、話題作、注目作への主演で実力を発揮する西島。

今作のオファーが来た際の、率直な感想について「セイコーという企業のことはもちろんよく知っていますが、小さなところからいかにして大きく成長していったのか、ひとりの男の一代記を通して描いていくということにすごく興味を抱き、ぜひ参加したいと思いました」と、服部金太郎役を快諾したことを明かす。

そんな金太郎の印象を「明治、大正、そして昭和を生きた人物ですが、現代に通じる、それぞれの人には、それぞれ生かすことができる場所があるという適材適所を当時から理解されていらっしゃると感じました。その中で人とつながり、ともに成長していくという現代的なセンスを持ってらっしゃる方だと思いますし、未来を見据える姿勢というものにあこがれを抱いています」と大いにリスペクトを送る。

◆鬼才クリエイターが集結

高度成長を陰で支えてきた、日本が持つ宝である“職人”。日本が元気を失ってしまったこんな時代だからこそ、世界で勝負をかけた“職人”の物語をお届けしていく。金太郎を筆頭とした、日本が誇る“職人”たちの成功譚の脚本を担当したのは、映画『凶悪』(2013年)で日本アカデミー賞・優秀脚本賞受賞の後、映画『東京リベンジャーズ』シリーズや、ドラマ『警視庁アウトサイダー』などヒット作を連発する高橋泉。

西島も「脚本を読ませていただいて、服部金太郎の一代記ではあるのですが、激動の時代に生きながら、その時代を先読みし、新しい価値観を作って自身も会社も成長を遂げていくというダイナミックさが詰まっていて、改めてこの役を演じてみたいと思わせていただきました」と絶賛する。

そんな脚本を託された監督には、オシドラサタデー『書けないッ!?~脚本家 吉丸圭佑の筋書きのない生活~』(2021/テレビ朝日系)、テレビ朝日2夜連続SPドラマ『キッチン革命』(2023年)、映画『三島由紀夫vs東大全共闘 50年目の真実』(2020年)ほかで知られる豊島圭介。彼のもと、絶好調で撮影が進む現場は、西島いわく「今回は時代物ということで、俳優の皆さん、スタッフの皆さん、それぞれとても丁寧にシーンを撮っています。また、登場するキャラクターの個性が本当に強く、魅力的ですので、演技の場で起こるケミストリーや、特別な瞬間を楽しみながら、毎日撮影に励んでいます」と、とても良いコンディションで撮影に臨めていることを明かす。

スタッフも俊英揃いとなるが、解禁となるメインビジュアルを手掛けた鬼才クリエイターたちの存在も忘れてはならない。ひげを蓄えた威厳が漂うモノクロの西島が強烈なインパクトを放つ写真は、写真界の巨匠・操上和美が撮影。さらに、名だたるアーティストのアートワークなどで知られるアートディレクター・森本千絵がデザインを担当。金太郎や職人たちの、時計にかける想いや情熱が感じられるメインビジュアルとなっている。

現在、あたりまえとなっている“正確な時間”の重要性に気づき、時計商を目指す男の試練の物語。そこに、初恋相手や親友との別れ、天才的な職人との出会いなどの濃厚な人間ドラマも加味され、作品はさらに奥行きを増す。西島も「これは、明治、大正、昭和という時代を生き抜き、新しい価値観を築き上げた男と仲間たちの物語です。現在も、いろいろな価値観が新しく生まれている激動の時代だと思いますが、そんな中、明日への希望や勇気がもらえる作品だと思いますので、ぜひ楽しみにしていてください!」と意気込みを語った。(modelpress編集部)

◆主な登場人物

・服部金太郎(はっとり・きんたろう)…西島秀俊

「服部時計店」(現セイコーグループ)の創業者。現在の銀座で古物商「尾張屋」を営む父・服部喜三郞と母・はる子の間に産まれた一人息子。幼いころから習字やそろばんなどを学び、優秀な成績を収める。14歳で洋品雑貨問屋「辻屋」の丁稚奉公に。

この頃、主人・辻粂吉の娘で初恋相手・浪子と出会う。やがて、近隣の時計店の技術などを目の当たりにし、時計商になることを決意。修業を経て「服部時計修繕所」から始めたお店は「服部時計店」へと成長していく。しかし、お店が火事に遭い大きな損害を被ることに。その時に出会ったのが、後に妻となる山本まんだった。真面目で頑固だが、江戸っ子特有のユーモアも持ち合わせる。

◆西島秀俊(服部金太郎 役)コメント

今回のお話をいただいた時は、セイコーという企業のことはもちろんよく知っていますが、小さなところからいかにして大きく成長していったのか、ひとりの男の一代記を通して描いていくということにすごく興味を抱き、ぜひ参加したいと思いました。

脚本を読ませていただいて、服部金太郎の一代記ではあるのですが、激動の時代に生きながら、その時代を先読みし、新しい価値観を作って自身も会社も成長を遂げていくというダイナミックさが詰まっていて、改めてこの役を演じてみたいと思わせていただきました。

演じさせていただく金太郎は、明治、大正、そして昭和を生きた人物ですが、現代に通じる、それぞれの人には、それぞれ生かすことができる場所があるという適材適所を当時から理解されていらっしゃると感じました。その中で人とつながり、ともに成長していくという現代的なセンスを持ってらっしゃる方だと思いますし、未来を見据える姿勢というものにあこがれを抱いています。

実は、これは出来過ぎた話だと思われるかもしれませんが、父がずっと「グランドセイコー」をつけていて、僕が仕事をするようになったころにそれをもらい、今も愛用しています。ですので、個人的にもセイコーというブランドには思い入れがあります。

現在、順調に撮影は進んでいますが、今回は時代物ということで、俳優の皆さん、スタッフの皆さん、それぞれとても丁寧にシーンを撮っています。また、登場するキャラクターの個性が本当に強く、魅力的ですので、演技の場で起こるケミストリーや、特別な瞬間を楽しみながら、毎日撮影に励んでいます。

これは、明治、大正、昭和という時代を生き抜き、新しい価値観を築き上げた男と仲間たちの物語です。現在も、いろいろな価値観が新しく生まれている激動の時代だと思いますが、そんな中、明日への希望や勇気がもらえる作品だと思いますので、ぜひ楽しみにしていてください!

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