石原さとみが涙 “母の姿”をありのまま演じた「ミッシング」特報映像・ティザービジュアル解禁


【モデルプレス=2023/12/13】女優の石原さとみが主演を務める映画『ミッシング』の公開日が、2024年5月17日に決定。さらに、本作初となる本編映像が入った特報映像、ティザービジュアルが解禁となった。

石原さとみ「ミッシング」ティザービジュアル(C)2024「missing」Film Partners
石原さとみ「ミッシング」ティザービジュアル(C)2024「missing」Film Partners
◆石原さとみ主演「ミッシング」

本作は、常に観客に衝撃を与え、想像力を刺激する作品を発表し続ける吉田恵輔が、雑音溢れる世の中で生きるわたしたちが抱える問題をえぐり出し、失ってしまった大切なものを取り戻していく人々の姿を、リアルにかつ繊細に描いた感動作。石原は、娘の失踪により徐々に心を失くしていく母親・沙織里を演じる。

さらに、娘の行方を探し続ける家族の取材を真摯に続ける地元テレビ局の記者・砂田役に中村倫也、妻・沙織里との温度差から夫婦喧嘩が絶えなくなる夫・豊役に青木崇高、美羽が失踪した日、最後の目撃者となった沙織里の弟・圭吾役に森優作。その他、小野花梨、細川岳、有田麗未(ありたつぐみ)、小松和重、カトウシンスケ、山本直寛、柳憂怜、美保純ら豪華キャスト陣が集結した。

◆石原さとみが涙「ミッシング」特報映像解禁

解禁された特報映像は、沙織里(石原)と娘の美羽(有田麗未)が浜辺で遊んでいる仲睦まじい様子から始まる。しかし「愛する娘が失踪した。」の文字が浮かび上がり、幸せな映像は断ち切られる。3か月にわたり懸命に捜索するも見つからない焦りと怒りに身を任せ、お互いに感情を爆発させる沙織里と夫の豊(青木)。事件の取材を続けながらも苦悩する地元テレビ局の記者・砂田(中村)。それぞれの思いを乗せた映像は世武裕子による柔らかなメロディーが流れる中、日差しに手を伸ばす沙織里の姿で締めくくられている。先の見えない日々を送る沙織里たちの心に“光”は差すのだろうかと、観る者に深い余韻を残す映像に仕上がっている。

あわせてティザービジュアルも公開。絶望の淵に突き落とされながらも、ただ娘に会いたいという一心で、すがるような眼差しに思いを込めた沙織里の横顔が印象的なデザインとなっている。

今作は、石原が6年前に吉田監督へ直接「どんな役でもいいから一緒に仕事がしたい」と直訴して実現した念願の作品。これまで極限状態に追い込まれる人物を数多く描き続けてきた“人間描写の鬼”吉田監督も、本作ではキャスト陣に「メンタルが削られる芝居」を課したという。「自分のキャリアの中で最も覚悟のいる作品」と語る本作が観る者にどんな感情を抱かせるのか。(modelpress編集部)

◆ストーリー

とある街で起きた幼女の失踪事件。あらゆる手を尽くすも、見つからないまま3ヶ月が過ぎていた。

娘・美羽の帰りを待ち続けるも少しずつ世間の関心が薄れていくことに焦る母・沙織里は、夫・豊との温度差から、夫婦喧嘩が絶えない。唯一取材を続けてくれる地元テレビ局の記者・砂田を頼る日々だった。

そんな中、娘の失踪時、沙織里が推しのアイドルのライブに足を運んでいたことが知られると、ネット上で“育児放棄の母”と誹謗中傷の標的となってしまう。

世の中に溢れる欺瞞や好奇の目に晒され続けたことで沙織里の言動は次第に過剰になり、いつしかメディアが求める“悲劇の母”を演じてしまうほど、心を失くしていく。

一方、砂田には局上層部の意向で視聴率獲得の為に、沙織里や、沙織里の弟・圭吾に対する世間の関心を煽るような取材の指示が下ってしまう。

それでも沙織里は「ただただ、娘に会いたい」という一心で、世の中にすがり続ける。その先にある、光に———

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