乃木坂46与田祐希「辞めよう」とした過去と救われた存在 後輩へ“全力でできることをしたい”理由語る<「Monopoly」インタビュー>


【モデルプレス=2023/12/10】乃木坂46が、12月6日に34thシングル「Monopoly」をリリース。モデルプレスでは3期生の与田祐希(よだ・ゆうき/23)にインタビューを実施し、今作でWセンターを務める4期生・遠藤さくらと賀喜遥香への思いや過去に乗り越えた壁、さらには今後の目標について聞いた。

モデルプレスのインタビューに応じた与田祐希(C)モデルプレス
モデルプレスのインタビューに応じた与田祐希(C)モデルプレス
◆与田祐希、“Wセンター”遠藤さくら&賀喜遥香への思い

与田祐希(C)モデルプレス
与田祐希(C)モデルプレス
― 選抜メンバー入りおめでとうございます!まずは、フォーメーションが発表された際の心境から教えてください。

与田:賀喜と遠藤がシンメ(※シンメトリーの略。ステージで対になってパートを担当すること)でパフォーマンスすることはこれまでにもありましたが、表題曲でWセンターをするのは初めてなので、発表されたときは「やっと見られるんだ!」という感覚でしたし、「絶対に間違いない」という安心感もありました。

乃木坂46では、「インフルエンサー」(17thシングル)で白石(麻衣)さんと(西野)七瀬さんがWセンターをしていたり、私も「逃げ水」(18thシングル)で(大園桃子さんと)Wセンターをさせてもらったりと、歴代“Wセンター曲”が多くあります。センターの2人が全逆のタイプだったり、すごく似ている部分があったりして面白いですし、並んだときにもより華があると感じているので、今回2人のWセンターと聞いたときも、きっと素敵な曲になるんだろうなと思いました。

― ご自身もWセンターを経験している分、賀喜さんと遠藤さんの気持ちに共感することもありますか?

与田:気持ちがわかる部分はありますし、汲み取れる部分も大きいです。自分が経験しているからこそ「できることはしたいな」と思っています。

向井葉月、与田祐希/取材は2人で実施(C)モデルプレス
向井葉月、与田祐希/取材は2人で実施(C)モデルプレス
― 「逃げ水」リリースから6年経った今だからこそ言えることや、客観的にアドバイスできることもありそうですね。

与田:今振り返ると、当時の私はいっぱいいっぱいで。「誰かを自分から頼る」みたいなことも難しかったし、どうやって頼ったら良いかもわからなかった気がします。でも、周りには何も言わなくても助けてくださる先輩やスタッフさん、同期がたくさんいました。今思うとすごくありがたい環境だったなと思いますが、当時の自分はそのことにも気がつけていなかったと思います。「自分で乗り越えなきゃ」という気持ちが大きかったけど、結局は助けられてばっかりでした。

だから、今4期生や5期生がセンターをしている姿を見ると、「すごく頑張っているんだろうな」と思います。当時の自分より全然堂々としているし、すごいなと思う分、心配になることもありますね。私は今支える立場になってきているので、全力で自分ができることをしていきたいなと思っています。

― “後輩に自分ができることをしてあげたい”という気持ちが強くなったのは、1期生・2期生が全員卒業し、自分たちの期がグループの1番上になったことも大きいのでしょうか。

与田:そうですね。自分がたくさん支えてもらった分「支えられてばっかりじゃダメだ」という気持ちももちろんありますし、「やってもらって嬉しかったことは、誰かに返していかなきゃいけない」とすごく思います。そのタイミングが今なのかなと感じています。

◆与田祐希「優しく受け止めてもらってきた」先輩への感謝語る

与田祐希(C)モデルプレス
与田祐希(C)モデルプレス
― 4期生・5期生の皆さんは今、過去に与田さんがぶつかったような壁に当たったり、同様の悩みを抱えたりしていると思います。ご自身の経験から、後輩へアドバイスをすることもあるのでしょうか。

与田:相談をしてくれることはあるのですが、「これが絶対に正しい」ということはあまり言わないようにしています。そうやって頼ってもらえるのはすごく嬉しいことだし、応えたいなとは思うけれど、私は「全て自分が正しい」とは思わないし、「こうなって欲しい」とも思っていないので…。明確な答えがあるとするならば言いますが、自分が決めてしまうのは良くないと思うから、「もし私だったらこうするかな」と自分の中の選択肢を伝えることを心がけています。

― アドバイスをするというよりも「話を聞いて一緒に解決していく」ということが多いんですね。与田さん自身も、先輩方から同じように悩みを聞いてもらっていたのでしょうか。

与田:先輩方からは温かい言葉をたくさん掛けてもらってきました。活動をする中で何度も心が折れそうになったり、「アイドル向いていないし辞めよう」と思ったりしたこともあるけど、そういうときも優しく受け止めてくれて、背中を押してくださって…。勝手に私が救われているだけなのかもしれないし、先輩方にとっては普通のことだったのかもしれませんが、私はそれで救われてきたから。難しいことだけど、後輩にも同じようなことをしてあげたいなと思っています。

◆与田祐希が悲しみを乗り越えた方法

与田祐希(C)モデルプレス
与田祐希(C)モデルプレス
― モデルプレスの読者の中には今、さまざまな不安を抱えている読者がいます。そういった読者へ向けて、与田さんがこれまでの人生の中で「悲しみを乗り越えた方法」を教えてください。

与田:“悲しいこと”は悪いことのような気もしますが、その出来事があったからこそ得られたものに目を向けるようにしています。悲しいことがあったからこそ強くなれるかもしれないし、誰かの支えを感じられるかもしれないし…すごく難しいことではありますが、前向きに捉えることも大切にしています。

与田祐希(C)モデルプレス
与田祐希(C)モデルプレス
― 与田さんは壁にぶつかったら、その日中に解消できるタイプですか?

与田:全然そんなことはなくて、未だに乗り越えられない出来事もありますし、引きずっちゃうようなこともあります!でも、そこばかりを見ないで、そういうときに助けてくれた人や救われた言葉をちゃんと覚えていたいなと思っています。

― 素敵な考え方ですね。普段、気分転換をしたいときはどんなことをしていますか?

与田:人と喋ることが多いですね。家族や友達など、近くにいる心から大切な人を、大事にしています。

◆与田祐希、今後の目標は?

向井葉月、与田祐希(C)モデルプレス
向井葉月、与田祐希(C)モデルプレス
― 最後に、与田さんの今後の目標や夢を教えてください。

与田:毎年具体的な目標は立てていないんですけど、「1年後の今頃『良い1年だったな』と言えるように過ごすこと」が今の目標です。ざっくりはしていますが、乃木坂46にいるうちは、「去年より良かったな」と毎年思えるようにしたいです。

― 素敵なお話、ありがとうございました。

(modelpress編集部)

PHOTO:矢沢隆則

★向井葉月のソロインタビュー、2ショットトークも後日公開予定
◆乃木坂46・34thシングル「Monopoly」

乃木坂46(提供写真)
乃木坂46(提供写真)
乃木坂46にとって通算34枚目のシングル「Monopoly」。表題曲のセンターは、4期生の遠藤と賀喜の2人が務める。また、3期生の向井葉月、4期生の黒見明香、5期生の冨里奈央が初の選抜入りを果たした。

◆与田祐希(よだ・ゆうき)プロフィール

向井葉月、与田祐希(C)モデルプレス
向井葉月、与田祐希(C)モデルプレス
2000年5月5日生まれ、福岡県出身。O型。2016年9月「乃木坂46第3期生オーディション」に合格。ドラマ「モブサイコ100」(2018年)で女優デビュー。以降、ドラマ「ザンビ」(2019年)、映画「ぐらんぶる」(2020年)、ドラマ「日本沈没―希望のひと―」(2021年)、ドラマ「量産型リコ」シリーズなどに出演。ファッション誌「bis」、美容誌「MAQUIA」のモデルとしても活躍する。

【Not Sponsored 記事】

スゴ得限定コンテンツ

動画コンテンツ

マイページに追加