稲垣吾郎、W受賞に喜び 気遣い溢れる対応<正欲>


【モデルプレス=2023/11/11】俳優の稲垣吾郎、新垣結衣が11日、都内で開催された映画『正欲』公開記念舞台挨拶に出席。作品の受賞を喜んだ。

「正欲」公開記念舞台挨拶に出席した稲垣吾郎(C)モデルプレス
「正欲」公開記念舞台挨拶に出席した稲垣吾郎(C)モデルプレス
朝井リョウによる同名小説を実写化した本作は、妻と息子と3人でマイホームに暮らす寺井啓喜(稲垣)、広島のショッピングモールで契約社員として働く桐生夏月(新垣)、両親の事故死をきっかけに広島に戻ってきた夏月の同級生・佐々木佳道(磯村勇斗)らが織りなす人間模様を描く。この日は磯村、佐藤寛太、東野絢香、岸善幸監督も出席した。

◆稲垣吾郎、W受賞に喜び 気遣い見せる

(左から)佐藤寛太、磯村勇斗、稲垣吾郎、岸善幸監督、東野絢香、新垣結衣(C)モデルプレス
(左から)佐藤寛太、磯村勇斗、稲垣吾郎、岸善幸監督、東野絢香、新垣結衣(C)モデルプレス
東京国際映画祭における観客賞と最優秀監督賞のW受賞を踏まえて、稲垣はキャストを代表して岸監督に花束を贈呈し「自分のことのようにというか、自分のこと以上に本当にうれしかったですけど、その知らせを聞いた時に、監督に一刻も早くおめでとうという言葉を伝えたいという気持ちだったんです」と回想。進行を優先するため、花束を持っての写真撮影を短く切り上げたことを悔いたのか「ただね、監督と花束のツーショットをね、もう一度だけ。今僕ね、本当に一瞬過ぎたと思って。せっかくなので新垣さんと僕の間に入っていただいて。監督おめでとうございます!」と改めてキャストと一緒にカメラに向かって笑顔を見せた。

稲垣吾郎(C)モデルプレス
稲垣吾郎(C)モデルプレス
本作を初めて観た際の思いを問われると、稲垣は「とにかく今日ここに集まってくださっている共演者の皆様、来れなかったキャストの方もいるんですけど、皆さん演技が本当に素晴らしくて。一人一人いろんなものを抱えて、大変な覚悟で撮影に臨んだと思うんですけれども、それをこういった形で素晴らしい監督をはじめとした製作スタッフの方に仕上げていただいて。本当に、早く一人でも多くの方に届けたいという気持ちですね」とコメント。撮影では会うことができなかったキャストとの、東京国際映画祭などでの対面については「嬉しかったですよ。撮影中はなかなかお会いできない方も多かったですし、それをイメージしながら僕も自分の役を全うしていったんですけれども。あと現場でお会いしても、みんな役として生きていたので、東京国際映画祭のときには、ちょっと皆さんの素の部分とかも見れたりして、すごく嬉しかったですね」と振り返った。

新垣結衣(C)モデルプレス
新垣結衣(C)モデルプレス
新垣は「出来上がったものを観たときは、作品に参加した一人として裏側を知っているのもありますし、一人一人が、スタッフさんもキャストの皆さんも、全員一人一人がこの映画を作ることに対してすごく誠実に向き合っているんだなというのがすごく伝わってきて。私自身本当に苦しくもあり温かくもあり、本当にいろんな気持ちにさせてもらって、こんなに豊かな映画に出演できたことが本当に幸せなことだなって思いました」と述懐。また「宣伝とか映画祭とかで初めてちゃんとお会いして。初めてなんですけど、やっぱり仲間っていう感じが。一緒に一つの作品を作り上げた仲間っていう気持ちがあって。はじめましてからけっこう楽しくお話ししながら。分かち合った人たちっていう感じで。たくさんお話もできて。インタビューを一緒に受けさせていただいたりして、お人柄も改めて知ったりして。とてもいい時間をたくさん過ごさせていただきました」と笑顔を見せた。(modelpress編集部)

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