役所広司・小栗旬・杏・滝沢カレン「窓ぎわのトットちゃん」声優キャストに決定


【モデルプレス=2023/09/27】俳優の役所広司、小栗旬、女優の杏、モデルの滝沢カレンが、アニメ映画『窓ぎわのトットちゃん』(12月8日公開)の声優キャストを務めることが発表された。

(左から)役所広司、小栗旬、杏、滝沢カレン(C)黒柳徹子/2023映画「窓ぎわのトットちゃん」製作委員会
(左から)役所広司、小栗旬、杏、滝沢カレン(C)黒柳徹子/2023映画「窓ぎわのトットちゃん」製作委員会
◆黒柳徹子の世界的ベストセラー「窓ぎわのトットちゃん」映画化

女優、タレント、司会者、エッセイスト、ユニセフ親善大使などあらゆる顔を持ち、博識でありながら愛らしい人柄が広い世代から支持を集め、今もなおその姿をテレビで見ない日はない黒柳徹子。そんな彼女が今から約80年前、第二次世界大戦が終わる少し前の激動の時代を背景に、自身の幼少期を自伝的に描いた『窓ぎわのトットちゃん』。

1981年に出版され日本累計発行部数800万部を突破し、さらに世界各国でも中国語、英語、フランス語、ヘブライ語など20以上の言語で出版され、世界累計発行部数は2,500万部を突破。日本のみならず、海を越えて多くの国で愛される世界的ベストセラー作品が、『劇場版ドラえもん』シリーズで数々の大ヒット作品を世に送り出してきた八鍬新之介監督がメガホンを取り、アニメーションで初の映画化。

何事にも好奇心旺盛でお話好きな小学一年生のトットちゃん(=黒柳)が、落ち着きがないことを理由に通っていた小学校を退学になってしまい、東京の自由が丘に実在した<トモエ学園>に転校することから物語が始まる。大人の読者たちが驚くほど強烈なトットちゃんの個性と思わず笑ってしまうおちゃめな日常生活。まだ多様な個性が認められていない当時としては珍しい、子どもの自主性を重んじる教育を掲げた<トモエ学園>の、ユニークな校風と恩師となる小林校長先生や友人たちとの出会いに誰もが「こんな学校に通ってみたかった!」と思わずにはいられない数々のエピソード。読者からは「読みどころが多すぎて話が尽きない」と言われるほど、読み返すたびに新たな発見がある物語だ。

◆役所広司・小栗旬・杏・滝沢カレン、声優キャストに決定

(左上から時計回りに)役所広司、小栗旬、杏、滝沢カレン(C)黒柳徹子/2023映画「窓ぎわのトットちゃん」製作委員会
(左上から時計回りに)役所広司、小栗旬、杏、滝沢カレン(C)黒柳徹子/2023映画「窓ぎわのトットちゃん」製作委員会
この度、トットちゃんを取り巻く重要なキャラクターの声優キャストが解禁。トットちゃんが通うトモエ学園の校長である小林先生(小林宗作)を演じるのは役所。転校前の学校では馴染むことができず「困った子」と言われ落ち込むトットちゃんに手を差し伸べ、<トモエ学園>の生徒として迎え入れる。学園内に電車の教室を設置したり、お弁当の中身に「海のものと山のもの」を入れるように指示したりとその感性は当時では異色ではあったものの、豊かで自由な考えを生徒たちに教える独自の教育方針を持つ存在だった。

黒柳も「小林先生とのお話を、いつか伝えたいという想いがありました」と、自身の中で大きな存在で、原作を著す大きな要素であったことを語っている。先日、カンヌ映画祭で最優秀男優賞を受賞し、その確かな演技力で世界から注目を集める名優が、黒柳の恩師を奥行き深く演じる。

トットちゃんを語るうえで欠かせない人物は、両親の存在。今作ではパパを小栗、ママを杏が演じる。パパ(=黒柳守綱)は当時、日本最高峰と呼び声が高かったヴァイオリン奏者。黒柳が自身の名前である<徹子>がうまく発音できず、<トット>と発音していたことから、パパは<トット助>と呼び愛情を注いでいた。一家の大黒柱として家族を守る優しさと力強さ、そしてヴァイオリン奏者としての矜持に葛藤する様を熱演している。

ママ(=黒柳朝)は夫を愛し、トットちゃんの成長を誰よりも傍で見守る心優しき母。トットちゃんのお転婆な性格と行動力に心配事が絶えない日常を過ごしながらも、のびのびとした人生へと導くために寄り添う。杏は、黒柳とは以前より交流があり、「黒柳さんとは家族ぐるみでお世話になっておりますので、オファーを頂いて嬉しかったです」とコメント。自身も3児の母である杏が演じる、包み込むような大きな優しさを持ったママに注目。

そして、トットちゃんの担任の大石先生を滝沢が演じる。公私共に黒柳と関係を築いており、自身はもちろん家族全員が黒柳のファンだと公言し、今回のオファーも「すごく大好きで、家族全員が憧れている徹子さんが歩いてきた人生の物語の中に自分が入れることが本当に嬉しいです。徹子さんの物語を最高のものにしたいという想いで大石先生を演じさせて頂きました」とコメント。個性豊かな生徒たちと一緒に自身も成長していく先生を、明るく愛情たっぷりに演じている。

トットちゃんの愉快な日常を通して見えてくる、日々のささやかな幸せ、個性の豊かさ、恩師からの教え、家族・友人への深い愛情。世代や国を問わず、世界中の人々の心を動かした不朽の名作『窓ぎわのトットちゃん』の温かく美しく、そしてちょっぴり切ない世界が、色彩豊かな世界観でアニメーション映画化。この冬、トットちゃんが日本中に感動と愛情を届ける。(modelpress編集部)

◆役所広司/小林先生役

<トモエ学園>の校長先生。学園内に電車の教室を設置するなど独自の教育方針を持ち、生徒たちを導く存在。

【コメント】

声の仕事は本当に難しいので躊躇しましたが、台本を読ませて頂きとても感動しましたし、戦争というものを子どもたちがどう感じていくのかは普遍的なテーマでありますから、やはりこういったお話は沢山の方に観て頂きたいなと思い参加をしました。

妻の母親が小林先生にリトミック体操というのを教わった経験があり「素晴らしい先生だ」という話はよく聞いていました。お会いしたことはありませんが、以前から小林先生を存じ上げていたので今回演じさせて頂くことを、非常に光栄に思っています。

この作品は戦争というものについてあらゆる痛みを伝えてくれる物語になっていると思います。子どもから大人まで皆さんが楽しめますし、本当にメッセージが伝わる素晴らしいアニメーションになっていると思います。是非、劇場で観てください。

◆小栗旬/トットちゃんのパパ役

トットちゃんの父でヴァイオリン奏者。一家の大黒柱として家族を守りながら、ヴァイオリン奏者として心血を注ぐ。

【コメント】

黒柳さんとお話した際に、「当時は日本で一番のヴァイオリニストだったと言われていた父です」と伺ったので、芸術家としての雰囲気を出せたらいいなと思い演じました。僕もトットちゃんと同じように小学生の時に、厳しさの中にも優しさがあって、しっかり向き合ってくれる素敵な先生と出会いました。ご覧頂く方々にも「こういう出会いが起きたらいいな」と感じてもらえると嬉しいです。

黒柳さんは様々な経歴をお持ちで、人生を謳歌されているイメージがあります。黒柳さんの持つパワフルな部分であったり、エネルギッシュな部分であったり、好奇心旺盛な部分であったりがものすごく詰まった作品になっていると思います。想像しているよりも、より素敵なアニメーションの世界観で表現されていると思いますので、是非ご期待ください。

◆杏/トットちゃんのママ役

トットちゃんの母。誰よりもトットちゃんを心配しながらも、傍で成長を見守る存在。

【コメント】

黒柳さんとは家族ぐるみでお世話になっておりますので、オファーを頂いて嬉しかったです。トットちゃんのお転婆な姿や、ママ・パパの姿が映像になることが楽しみですし、何より自由が丘の街並みや電車の風景など、古き良き日本が表現されているので、当時にタイムスリップしたような気持ちになれるのではないかと思います。

原作はもちろん子どもの頃から読んでいました。大人になって、また親になってから読み返すことで周りの大人たちの姿が見えてきて、「この方たちのようなことを言える大人になりたい」という視点を持ちました。

世界中のベストセラーで恐らく読んだことがある方も相当多くいらっしゃると思います。もちろん原作を知らない方でも楽しんで頂けますし、原作を知っている私も「こんなことが本当にあったんだ!」と感じられました。学校の中に電車を置くなど独特で最先端な考えをお持ちの小林先生の教育方針が映像化されることに感激しましたし、またどこかにトモエ学園が復活しないかなと思ってしまいました。子どもたちや子どもたちを囲む大人の方々には是非、観て頂きたいなと思います。

◆滝沢カレン/大石先生役

トットちゃんの担任の先生。個性豊かな生徒たちと共に、自身も成長していく。

【コメント】

オファーを頂いた時は嘘かと思いましたし、私の人生の中で信じられない現実のひとつに入りました。すごく大好きで、家族全員が憧れている徹子さんが歩いてきた人生の物語の中に自分が入れることが本当に嬉しいです。徹子さんの物語を最高のものにしたいという想いで大石先生を演じさせて頂きました。

映画の台本を読ませて頂いた際に最後のページは涙なく読めなくて辛くなってしまう部分もありましたが、明るいだけじゃないというところがまさに人生のようで、私にはすごく響きました。徹子さんの歩んできた人生が1ページ1ページになっていて、それがアニメという目に見える形になって私たちの前に出てきてくれるスペシャル大サービスなお話だと思います。

観にいらっしゃる方々のご年齢や環境、自分が喜怒哀楽のどこの部分にいるのかで本当に全然違う物語になってくると思いますし、そこに徹子さんの喜怒哀楽も入ってくるので、映画館を出た後は自分が4つの感情で当てはめていたもの以上の色々な感情を持って帰ることができると思います。

私は生きる楽しさや生きているからこそできること、そして勇気をもらえました。みなさんにもこの作品をご覧になって、明日への楽しみや幸せと出会ってもらえたら私も幸せだなと思います。

◆ストーリー

落ち着きがないことを理由に、小学校を退学になってしまったトットちゃん。

新しく通うことになったトモエ学園の校長先生は、出会ったばかりのトットちゃんに優しく語りかけた。

「君は、ほうとうは、いい子なんだよ。」

トットちゃんの元気いっぱい、すべてが初めてだらけの日々が始まるー

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