【林遣都／モデルプレス＝8月10日】女優の波瑠が主演を務めるドラマ「ON 異常犯罪捜査官・藤堂比奈子」（関西テレビ・フジテレビ系／毎週火曜よる10時）の第5話が、9日放送された。内藤了氏の「ON 猟奇犯罪捜査班・藤堂比奈子」シリーズ（角川ホラー文庫刊）を原作に、不可解な猟奇殺人事件の真実を暴くため、個性豊かな捜査班たちが凶悪犯と対峙していく物語の今作。波瑠演じる主人公・藤堂比奈子に、犯罪者心理に関するアドバイスで捜査を協力する、ハヤサカメンタルクリニック勤務の心療内科医師・中島保を演じた、俳優の林遣都に注目が集まっている。

◆第5話あらすじ＜ネタバレあり＞

先週放送の第4話では、5年前に起きた口にキャンディーを詰め込まれて殺される猟奇事件が再び発生。5年前の事件の第一発見者は中島だった。そして、第1話から続く“神の裁き”とマスコミで取りざたされる猟奇自殺事件では、自殺した男性全員が早坂雅臣（光石研）が院長を務めるハヤサカメンタルクリニックに関係があることが発覚する。

中島は、早坂が少女殺しの犯人・久保一弥（中林大樹）の殺人に加担したことに気付き、早坂の裏切りに対する報復として、久保の感情を操作し、早坂を殺害。中島が次に久保を殺すつもりだと察知した比奈子は急いで駆け付けるが、久保は比奈子の目の前で、突然何かのスイッチが入ったかのように自分の体にナイフを突き立て、死に至る。それはまさに、殺人衝動が自分に向く瞬間で、比奈子は中島の腕時計こそがそのスイッチだと気付く。

中島は、心療内科医として犯罪者と向き合ううちに殺意が芽生え、死にざまを見ることに喜びを感じたと笑みを浮かべる。そして、比奈子に「あなたの内面がどうであれ、その手はまだ汚れていない」と言い残して拳銃自殺を図るが、次の瞬間、東海林泰久（横山裕）が窓の外から発砲して自殺を阻止。中島は警察に逮捕されることとなった。

◆林遣都が放つ存在感に視聴者圧倒

2010年に放送されたパイロット版「ストロベリーナイト」（フジテレビ系）では、警部補でありながら黒幕を演じ、確かな爪痕を残していた林。今回も、初回から「林遣都が怪しい」「ストロベリーナイト的展開で行くと、林遣都が殺人者に見えて仕方がない」などと視聴者からは囁かれていた。

そんな中で迎えた今作前半のクライマックス。「不気味な役なのに美しい」「中島先生が儚い…」「林遣都の狂気っぷりが凄まじい」「林遣都くんの演技に引き込まれた。これぞ役者」など林の演技力を称賛する声が相次ぎ、第5話で中盤にもかかわらず衝撃の展開を迎えたことから「中島先生逮捕されたけど、来週からもう出ないの？」「え？これ最終回？」「美しき林遣都はもう出ないんですか？」など戸惑いの声も多く上がっており、抜群の存在感を放っているようだった。（modelpress編集部）