「タモリ倶楽部」最終回はタモリの初企画だった 40年間続けられた秘訣は「反省しないこと」<第39回ATP賞テレビグランプリ受賞式>


【モデルプレス=2023/07/06】タモリが7月6日、都内にて開催された「第39回ATP賞テレビグランプリ」受賞式(※)に登壇。3月31日深夜まで放送されていた『タモリ倶楽部』(テレビ朝日)が特別賞を受賞した。

「ATP賞」テレビグランプリ受賞式に登壇したタモリ(C)モデルプレス
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◆タモリ、40年間の長寿番組続けられた理由

タモリ(C)モデルプレス
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40年間放送された長寿番組でありながら惜しまれつつ終了した同番組。「最近評価していただくことが多くて少々浮いている」とタモリらしく喜びを表した。

番組当初、密度の濃い番組ではなく「“すっかすか”の番組をやれ」「間延びしてもいい、爆笑を取らなくてもいい、間違ってもいい」と社長から言われたといい「未だに“すっかすか”の意味が分からないんですけど、今で言うゆるさとか脱力に近いのかなと思っています」と同番組の持つ独特な雰囲気を分析した。

タモリ(C)モデルプレス
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長寿番組の秘訣を聞かれると「反省しないことですかね」と回答。放送について普段見返すのかと聞かれると「テレビに出ている自分が好きじゃなくてヌメーとして気持ち悪い」とユーモアを交えて本音を吐露したタモリ。

3月31日深夜の最終回で放送された料理企画「タモリ流レシピを訂正しよう」はタモリが初めて企画を出したと明かすも「番組的に言うと全部大失敗」と自虐で会場を笑いに誘った。

タモリ(C)モデルプレス
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また、40年間続けられた理由として「国民の皆様の懐の広さじゃないですか?感謝しております」と視聴者にも感謝していた。

◆「第39回ATP賞グランプリ」

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ATP(一般社団法人 全日本テレビ番組製作社連盟)では、製作会社の社会的機能を高め、制作スタッフ一人ひとりの情熱や気概に応えるために、創り手である製作会社のプロデューサーやディレクターが自ら審査委員となって優れた作品を選ぶ、日本で唯一の賞として1984年に「ATP賞」を創設。

ドラマ部門、ドキュメンタリー部門、情報・バラエティ部門の3つのジャンルで作品を募集し、毎年100本を超える応募作品の中から、グランプリ、最優秀賞、優秀賞などが選ばれる。

受賞式には、タモリのほか、ドラマ部門で最優秀賞を受賞したフジテレビ系木曜劇場『silent』(2022年)から俳優・鈴鹿央士、総務大臣賞を受賞した日曜ドラマ『ブラッシュアップライフ』(日本テレビ/2023年)から子役の永尾柚乃が登壇した。(modelpress編集部)

※一般的な「授賞式」の表記を使わず「受賞式」としているのは、受賞する創り手側が主役の賞であるという意味を込めている。

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