【モデルプレス】俳優の中村蒼が、役作りのため挑んだ人生初のスキンヘッドについて語った。

1日、都内にて10月7日スタートの新ドラマ「無痛～診える眼～」（フジテレビ系／毎週水曜よる10時）制作発表記者会見が行われ、主演の西島秀俊をはじめ伊藤英明らと出席。同作で物語の鍵を握る先天性無痛症で無毛症のキャラクターを演じるため、生まれて初めて頭髪をそり上げる役作りに挑んだ中村は、その反響を聞かれると「なかったですね」とあっさり。「母から『がんばって』って連絡はありましたけど、後は意外とドライでしたね」と笑いを誘い、「（スキンヘッドは）覚悟がいりましたけど、今は慣れました。撮影前は朝起きて髪を剃るのがすごく切なかったんですけど」と心境を明かした。

スキンヘッドにも愛着が湧いてきたようで「撮影に入ってからは何の抵抗もなく、ヒゲを剃る流れで頭も剃っています」と笑顔。そんな中村に、伊藤英明は「蒼くんの役者魂は素晴らしいですね」と絶賛するも、「自分だったら絶対断るな」と本音。続けて「これで髪の毛生えてこなかったらどうするんだろうね。原作にも続編があるので、ドラマでも続編が見たいって思われるくらいになれば蒼くんも報われるんじゃないかな」と笑いをさらっていた。

同作は、医療の舞台裏を描き出し、新世紀版「白い巨塔」と評される「破裂」の作者であり現役医師の久坂部羊氏が紡ぎ出す医療サスペンスミステリーの名作「無痛」が原作。現代医療制度の矛盾を突き、責任能力の有無によって心神喪失者・心神耗弱者の罪を罰しない、あるいは軽減することを定めた刑法39条の是非を問う社会派ミステリー。ドラマは、一見うだつの上がらない開業医の為頼英介（西島）が、人間の健康状態や病気の進行状況を読み取る“神の観察眼”を駆使して事件を解決する姿を1話完結で描いていく。

会見にはほか、伊藤淳史、石橋杏奈、浜辺美波、浅田美代子が出席。（modelpress編集部）