少年忍者・川崎皇輝、ドラマ単独初主演で“昏睡状態の高校生”に ジャニーズJr.大東立樹と共演<拝啓、奇妙なお隣さま>


【モデルプレス=2023/04/26】少年忍者/ジャニーズJr.の川崎皇輝(※「崎」は正式には「たつさき」)が、2023年夏放送のテレビ朝日新人シナリオ大賞スペシャルドラマ『拝啓、奇妙なお隣さま』でドラマ単独初主演を務めることが決定。ジャニーズJr.の大東立樹とドラマ初共演を飾る。

大東立樹、川崎皇輝(C)テレビ朝日
大東立樹、川崎皇輝(C)テレビ朝日
◆テレ朝新人シナリオ大賞“史上最年少受賞作”ドラマ化

2000年7月の創設以来、数多くのシナリオライターを輩出してきた「テレビ朝日新人シナリオ大賞」(主催・テレビ朝日、後援・朝日新聞社、BS朝日、東映、幻冬舎)。

昨年9月、史上最年少22歳(※当時)で第22回大賞に選出され、最終選考委員から「10年にひとりの逸材」と評された若杉栞南さんの受賞作『拝啓、奇妙なお隣さま』のドラマ化が決定した。

本作は、昏睡状態となって入院した男子高校生・山本陸が、同じ病室に入院中の患者=“お隣さん”2人と意識の中で会話を繰り広げていく、という意欲作。世代も立場も異なる3人の“心の交流”、そして彼らを思う家族のドラマが瑞々しい感性によって繊細に描き上げられ、応募総数1064篇の中から大賞に輝いた。

最終選考委員を務めた脚本家の井上由美子、岡田惠和、両沢和幸の3氏は、「悲劇と喜劇、絶望と希望のバランスが巧み」(井上氏)、「さまざまな思いを整理して書いたところに技術の高さを感じる」(岡田氏)、「大胆でユニークな発想。隅々までアイデアを目配せして書かれた素晴らしい脚本」(両沢氏)と、こぞって絶賛。井上氏にいたっては「この10年の受賞作の中で最も好きな作品。才能は重いものなので、溺れないように頑張っていただきたい」と作者にエールを送るほどの秀作だ。

しかし、“昏睡状態の主人公たちが意識下で語り合う”という異色の設定から、岡田氏は「基本的には心の声だけで芝居をしてもらう…という、プロになって俳優さんのことを考えるとなかなか書けないタイプの脚本。でも映像になったものを見てみたい」と話すなど、選考委員たちもドラマ化を熱望しつつ、実現するとなればチャレンジングな試みになるであろうことを語っていた。

◆少年忍者・川崎皇輝、ドラマ単独初主演

“映像化困難”と評された本作をドラマとして成立させるためには、確かな力量を持つ気鋭のキャストが不可欠。そんな思いから、制作陣が主人公・山本陸役をオファーしたのは、川崎。2021年、鴻上尚史作・演出の舞台『ロミオとロザライン』で堂々主演を務め上げるなど演技力を高く評価されている彼が、“心の声”という“静”の演技で感情を浮かび上がらせる難役に挑み、ドラマ単独初主演を果たす。

自身が主演であることを「ドラマの話を伺った後、資料を見たときに知りました」という川崎。驚きと喜びで胸を熱くしたのはもちろん、「シナリオは本当に素敵なので、後は自分の芝居次第だと思い、緊張感もありました」と真摯に作品に臨んだことを明かした。

また、陸と同室の患者の息子・桑部佑太役で、大東が参加。大東は、今年6月に開演する舞台『ダーウィン・ヤング 悪の起源』でミュージカル初主演に挑むなど、こちらも着実に活躍の幅を広げてきた実力派だ。ベッドに横たわっての演技がメインの川崎とは対照的に、サッカーに熱中する高校生という“動”の役柄を担う大東は、なんとメークで“日焼け肌”に変身。「自分が出るシーンでないときの撮影でも共演者の方々のお芝居を見学させていただき、たくさんのことを吸収することができました」と、全力で作品に取り組んだ。

川崎と大東は今回がドラマ初共演となるが、「非常に心強かったです。(大東は)役と年齢もぴったりで、絶対に素敵な役になると感じたので、さらに主演としての緊張感が高まりました」と川崎が話せば、大東も「撮影中は陸として生きているんだなと感じてしまうくらいお芝居に対して真摯な姿に、改めて尊敬しました」とリスペクト。2つの若き才能がタッグを組んで、作品にさわやかな感動をもたらす。

やがて、陸が昏睡状態になった事故には、衝撃の真相が隠されていることが明らかに。主演の川崎が「命やその最期をもテーマにした作品ですが、必ず、生きることに対して明るく前向きにしてくれる作品です」と呼びかけるとおり、病室で起きた奇跡のような出会いを通し、“生きることとは?”“家族とは?”をやさしく問いかけていく。

なお、「テレビ朝日新人シナリオ大賞」応募時は2時間想定の作品だったが、プロ脚本家としては“脚本直し”の作業も重要なファクターのため、選考委員の3氏とも協議の上、放送にあたって60分サイズの脚本にリライトしている。(modelpress編集部)

◆主な登場人物

・山村陸(やまむら・りく)…川崎皇輝(かわさき・こうき)

18歳の高校生。ひき逃げ事故に遭い、意識障害で昏睡状態に。事故から数日後、ひっそりと“目覚め”、同じく意識障害である同室患者・桑部辰郎や川口修吉と意識下で会話を繰り広げることに。実は、陸が昏睡状態になった事故には、衝撃の真相が隠されていて…!?

・桑部佑太(くわべ・ゆうた)…大東立樹(おおひがし・りつき)

陸の隣のベッドで眠る患者・桑部辰郎の息子。17歳の高校生で、部活でサッカーに打ち込んでいる。見舞いで川口修吉の娘・史子と顔を合わせるうち、彼女が綴った詩に興味を抱くが…!?

◆川崎皇輝コメント

― 脚本を初めて読まれたときの感想を教えてください。

本当に素敵な作品だと感じました。患者たちの意識の中だけの会話という着眼点と発想にはとても驚きましたし、この設定だからこそ描ける心情の変化や人間関係は、今までのどのドラマにもなかった新しい魅力のように思います。

人の命の儚さや脆さと同時に、力強さも描いている作品なので、一つ一つが非常に繊細に描かれており、だからこそ、主人公を演じることへの責任も非常に強く感じました。

― ドラマ単独初主演となりますが、オファーを受けたときのお気持ちを教えてください。

自分が主演を務めさせていただくことは、ドラマの話を伺った後、資料を見たときに知りました。まさか自分が主演を務めさせていただくとは思っていなかったので、もちろんとても驚きましたが、大役を任せていただけたこと、とてもうれしく感じました。シナリオは本当に素敵なので、皆さんにどうのように感じ取っていただけるか、後は自分の芝居次第だと思い、とても緊張感もありました。

― 主人公・山村陸を演じる上で意識されたことやご自身との共通点、相違点を教えてください。

主人公の山村陸は、ある意味“とても普通の少年”です。何事もなく学校に行き、何事もなく家族と接していました。そんな彼だからこそ、皆さんも共感できる部分が多いのではないかなと思っています。

また陸と僕の共通点ですが、似ている部分が多いように感じました。そのためお芝居自体も監督と相談しながら、自然体に近い状態で演じさせていただいています。なるべくナチュラルになるようにと指導をいただきながら撮影をしたので、そんな空気感も見ていただければと思います。

― ドラマを通して“命”について考えたことは?

遷延性意識障害という、いつ死んでしまうのか分からないような状態にいる患者たちをメインとした作品であるが故に、命の大切さや、生きていることに対して、演技をしながら深く考えさせられることが多くありました。見ていただいた皆さまも、感じることはさまざまかと思いますが、きっと明るく前向きにさせてくれる作品だと思います。

― 大東立樹さんとはドラマ初共演ですが、共演が決まったときのお気持ちを教えてください。

大東とは、ドラマ以外の現場ではよく一緒に仕事をしているので、共演を知ったときは非常に心強かったです。役と年齢もぴったりで、絶対に素敵な役になると感じたので、さらに主演としての緊張感が高まりました。作中、サッカーに熱中している役なのですが、大東本人が色白すぎたため、日焼けを模して肌を茶色くしています。日焼けした大東が、撮影1週間たっても結局見慣れませんでした。

― 視聴者の皆さまにメッセージをお願いいたします!

命やその最期をもテーマにした作品ですが、必ず、生きることに対して明るく前向きにしてくれる作品です。この作品が自分の初単独主演作品であることをとてもうれしく思いますし、本当に素敵なシナリオですので、より多くの方々に見ていただきたいと思っています。素敵なお話を壊さぬよう、精一杯演じさせていただきましたので、ぜひ見届けていただけるとうれしいです。

◆大東立樹コメント

― 脚本を初めて読まれたときの感想を教えてください。

最初に台本を拝見したとき、全ての登場人物において、本当に共感できる部分が多いと感じました。その影響もあり、すぐに物語に入り込むことができ、感動しました。こんなにも素晴らしい作品に出させていただけることに、ワクワクしたことを今でも覚えています。

― オファーを受けたときのお気持ちを教えてください。

素敵な作品で、素敵なキャストの方々とご一緒できることがとてもうれしかったです。僕が演じさせていただく佑太は、涙を流すシーンが多々あり、正直難しさも感じましたが、同時に絶対に成功させたいという思いにもなりました。

― 桑部佑太役を演じる上で意識されたことやご自身との共通点を教えてください。

佑太は人望が厚く、ストイックで真っ直ぐな少年です。ちょっと反抗期だったり、でも家族が大好きだったり。僕自身が演じる上ですごく意識しなくてはいけなかった点は、父が亡くなってしまうかもしれないという背景があることです。自分が出るシーンでないときの撮影でも共演者の方々のお芝居を見学させていただき、たくさんのことを吸収することができました。

佑太との大きな相違点は、焼けた肌です。メークさんのお力をお借りして焼けた肌を手に入れることができました。自然に塗っていただき、メークさんの偉大さにも感服しました。

― ドラマを通して“命”について考えたことは?

僕はさまざまな方に支えられて生きていることを改めて実感しました。当たり前に生きている今も、ある日突然になくなってしまう時が来るかもしれない、日頃から当たり前だと思わず、常に周りの環境に感謝することの大切さを改めて知ることができました。

― 川崎皇輝さんとはドラマ初共演ですが、共演が決まったときのお気持ちを教えてください。

皇輝くんにはいつもお世話になっており、優しくしてくださっていたのでご一緒させていただけることが本当にうれしかったです。撮影外ではいつもの皇輝くんで、撮影中は陸として生きているんだなと感じてしまうくらいお芝居に対して真摯な姿に、改めて尊敬しました。とても素敵なお芝居でした。

― 視聴者の皆さまにメッセージをお願いいたします!

役名のあるドラマに初めて出演させていただいたこともあり、正直不安もありますが、僕なりに全力で演じることができました。いろいろな背景のなかで生まれるたくさんの感動が詰まっています。それぞれのキャラクターに注目しながら、楽しんで見ていただきたいです!これからも精進しますので、あたたかい目で見守っていただけたらうれしいです。

◆あらすじ

ひき逃げ事故に遭った高校生・山村陸(川崎皇輝)は数日後、病室のベッドの上で目を覚ました。その直後、同室の患者2人――高校教師・桑部辰郎とベテラン声優・川口修吉に話しかけられ、困惑する。

というのも、陸は事故のせいで意識障害、いわゆる昏睡状態に陥っており、修吉は3年、辰郎は1年以上、同じ状態だったからだ。“目覚めた”といっても身体を動かすこともできず、3人が意識下で会話をしていることは誰も気づかない。にもかかわらず、辰郎と修吉は病人とは思えないほど陽気で、陸は彼らの明るいトークに面食らう。

ところが翌朝、陸にとってショックを受ける出来事が起き、陸は自らが“死にたくても生かされて、生きたくても死ぬかもしれない”という危うい状況に置かれていることを痛感する。

そんな中、修吉が口ずさんでいた詩が、彼の娘で詩人の史子の作品であることを知った陸。辰郎は、陸の意識が完全に戻って元の世界に帰ったら、作者である彼女から直接、その詩について教えてもらえばいいというが、陸自身は“ある理由”から目覚めることに対して前向きになれず…!?その頃、辰郎の息子・佑太(大東立樹)もまた、史子の詩に興味を持って…。

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