「星降る夜に」“謎の人物”の正体はムロツヨシ シークレットキャストで出演


【モデルプレス=2023/02/21】俳優のムロツヨシが女優の吉高由里子が主演を務めるテレビ朝日系ドラマ『星降る夜に』(毎週火曜よる9時~)に“謎の人物”として出演していたことが21日放送の第6話で判明した。

ムロツヨシ、吉高由里子(C)テレビ朝日
ムロツヨシ、吉高由里子(C)テレビ朝日
◆吉高由里子主演「星降る夜に」

のどかな海街を舞台に、感情を忘れて孤独に生きる産婦人科医・雪宮鈴(35歳/吉高)と、音のない世界で自由に生きる10歳下の遺品整理士・柊一星(25歳/北村匠海)。命のはじまりと終わりをつかさどる対照的な2人が星降る夜の出会いを機に、世の中のさまざまな既成概念を鮮やかに飛び越えながら運命の恋を育んでいく、この冬一番美しい大人の“10歳差”ピュアラブストーリー。

第6話では、ついに一夜を共にした鈴と一星が幸せの絶頂に浸る中、最後の最後で物語は戦慄の展開に。なんと「雪宮鈴は人殺し」とSNSに書き込み、鈴を付け回してきた謎の人物が、とうとう鈴の前に堂々出現。と同時に、視聴者の間で考察が加熱していた謎の人物を演じるシークレットキャストが、ムロであることが判明した。

◆ムロツヨシ、シークレットキャストで出演

ムロツヨシ(C)テレビ朝日
ムロツヨシ(C)テレビ朝日
2018年に大石静脚本ドラマ『大恋愛~僕を忘れる君と』で、若年性アルツハイマー病に侵された妻への純愛を貫く小説家を演じたムロ。ところが今回、大石が信頼するムロに託した役は、強い夫婦愛ゆえに心が壊れてしまった男・伴宗一郎。伴は5年前、妊娠した妻の命を救うことができなかった鈴を逆恨みし、医療裁判を起こすも、鈴に落ち度はなかったため敗訴。裁判が終わって3年が経った今も、なお恨みを募らせ続けているのだ。

脚本を読み、「大石さぁーん、そんなストーリーにしないでぇ、俺出さないでぇ、やめてあげてぇ、俺でなければ素敵な美しい世界なのだからぁ」と思わず心の中で叫びつつも、「申し訳ねぇな、けどやり切らんとな」と奮起したというムロ。その役者魂は見事に芝居に昇華され、顔はおろか、キャストクレジットすら白塗りで隠されての初登場となった第3話で、握りこぶしを震わせながら鈴を尾行する姿が映し出されるや、震え上がった視聴者がこぞって「キャストはいったい誰なのか!?」と考察を開始。その後、第4話で映し出された目元のアップ、さらに第5話で「人殺し!」と叫ぶ声を受け、ネット上では「この声、ムロさんな気がする!」「ムロさん×大石さんの『大恋愛』タッグだったら激熱!」と、謎の人物=ムロツヨシと推察する人が急増していた。

実はこの考察合戦、ムロ本人もチェックしていたそう。「声だけで『もしかして?ムロ?』と思ってくれた方がいたみたいで、うふっとも思えましたが、後に恨まれるだろうな、と。とある素敵な俳優さんのお名前を挙げている方もいたと聞いて、その方たちに『すまん俺だ、俺ですまん』とも思いました」と、この日までの素直な心境を明かした。

◆ムロツヨシ、吉高由里子と再共演で手応え

第6話ラストでも不敵な笑みを浮かべ「また人殺してませんか?」と詰め寄るなど、何とも言えない気味の悪さが漂う伴になりきり、吉高演じる鈴をとことん追い詰めきたムロ。過去にドラマ『豆腐姉妹』(2010年)などで共演した吉高も、ムロの鬼気迫る芝居に心底戦々恐々?今回『星降る夜に』で、数年以上ぶりに仕事で顔を突き合わせたという2人だが…。

ムロいわく、「久々とは思えないくらいの良い距離感で世間話をした後の撮影で、『もうヤダ、ほんとにヤダ』と吉高さん」。役者としては“してやったり”の反応を目の当たりにしたムロは「私は少しだけ成長して、しっかり嫌われてあげられる役者になってあげられているのかもしれません。吉高さんの感想をドラマの全撮影が終わってから聞きたいな」と、手応えをにじませた。

そんなムロが演じる物語後半戦のカギを握る伴が、28日放送の第7話ではさらに暴走?伴の悲しい過去の全貌が明かされると同時に、鈴がさらなるピンチに直面してしまう。

「皆さん、お邪魔します。本当にお邪魔します。私を嫌い、恨み、憎んで、そして他の登場人物の方たちを思いっきり愛してくだされば」と、殊勝に視聴者へ呼びかけるムロ。次回、タガが一気に外れたように開放する伴の狂気とずっと清算できずにいた、やりきれない思い、それを受けて鈴の心に生まれる新たな思いとは?(modelpress編集部)

◆ムロツヨシ(伴宗一郎役)コメント

― 出演オファーを受けたときの率直なお気持ちを教えてください。

プロデューサーさんや脚本家の大石さんから、とても気持ちある熱意をもってお誘いいただき、それはもう役者としてうれしい限りでございました。が、脚本を読んで「大石さぁーん、そんなストーリーにしないでぇ、俺出さないでぇ、やめてあげてぇ、俺でなければ素敵な美しい世界なのだからぁ」と(笑)。

― 吉高由里子さんとの共演についてはいかがですか?

ご一緒するのは7年ぶり?もっとかな?とても久々でした。でも、久々とは思えないくらいの良い距離感で世間話をした後の撮影で、「もうヤダ、ほんとにヤダ」と吉高さん。私は少しだけ成長して、しっかり嫌われてあげられる役者になってあげられているのかもしれません。

― 第6話ラストから第7話にかけ、ついに鈴と正面から対峙します。伴という役、そして撮影をしてみての感想をお願いします。

もはや吉高さんの感想をドラマの全撮影が終わってから聞きたいな、という感想です。申し訳ねぇな、けどやり切らんとな、と。

― 第6話ラストで顔が出るまで、伴の役が誰なのか、ネットでは考察が飛び交っていました。

声だけで「もしかして?ムロ?」と思ってくれた方がいたみたいで、うふっとも思えましたが、後に恨まれるだろうな、と。はい。とある素敵な俳優さんのお名前を挙げている方もいたと聞いて、その方たちに「すまん俺だ、俺ですまん」とも思いました。

― 視聴者の皆さんに見どころやメッセージをお願いします。

皆さん、お邪魔します。本当にお邪魔します。私を嫌い、恨み、憎んで、そして他の登場人物の方たちを思いっきり愛してくだされば、と思います。

◆第7話あらすじ

ついに現れた、雪宮鈴(吉高由里子)の過去に恨みを持つ男――。SNSで執拗に鈴のことを「人殺し」と誹謗中傷し、ついには自宅まで襲撃するという暴挙に出た“謎の人物”が、「マロニエ産婦人科医院」でひとり外来診療の準備をする鈴の前に姿を現した!男の正体は伴宗一郎(ムロツヨシ)。5年前に鈴が命を救えなかった妊婦の夫で、医療裁判を起こすも敗訴した人物だった――。薄ら笑いを浮かべながら、鈴に罵詈雑言を投げかけ、にじり寄る伴。その恐ろしさに声も出せずに涙する鈴のもとへ、鈴の同僚・佐々木深夜(ディーン・フジオカ)が現れる。異様な空気を察した深夜が鈴を庇うと、伴は「また来ま~す」と不穏な宣告をして去っていく…。

その夜、鈴が仕事を終えて病院を出ると、なぜかスーツ姿でキメた柊一星(北村匠海)が現れる。鈴を迎えに来たという彼は「行きますか、姫」と手を差し伸べ、そのまま鈴をドレスアップさせ、高級レストランへと連れてゆく。どこか背伸びをしながらも、一生懸命自分を守ってくれようとする彼を前に、鈴は、法廷で「人殺し」と叫ぶ伴の声が今も耳から離れない…と苦しい胸中をさらけ出す。すると一星は、とっさに鈴の耳をふさぎ、手話で語りかける――「そんな言葉、聞かなくていい」。

一方、深夜が鈴に恋愛感情を抱いているのではないか…と感じていたマロニエの院長・麻呂川三平(光石研)や、一星が勤める「遺品整理のポラリス」の社長・北斗千明(水野美紀)は、深夜の本心を確かめようとする。

そんな中、マロニエの看護師・伊達麻里奈(中村里帆)が妊娠していることが発覚。だが、伊達は“ある事情“から、彼氏に妊娠したとは伝えられないと思い悩んでおり…!?

しかし、不穏な出来事はさらに続く。なんと伴がふたたびマロニエに乱入。鈴の事を人殺しだとわめき、俺は被害者なんだと絶叫。止めようとした深夜や看護師たちも突き飛ばし、院内で大暴れしはじめて…!

どれだけ過去が君を苦しめても掴んだ手はもう離さない――。美しい花火の中で、鈴の心に灯ったものとは…?

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