イェナ、デビュー1周年で日本単独初公演 IZ*ONEデビュー曲からBTS・優里カバーまで「日本デビューも期待してて」<「YENA 1st Fan Meeting in Japan」ライブレポ/セットリスト>


【モデルプレス=2023/02/09】グローバルグループ・IZ*ONE(アイズワン)出身のチェ・イェナ(Choi Ye Na)が9日、横浜・KT Zepp Yokohamaにて日本単独初公演(ファンミーティング)「YENA 1st Fan Meeting in Japan」を開催。ここでは、ライブの模様をレポートする。

チェ・イェナ「YENA 1st Fan Meeting in Japan」より(提供写真)
チェ・イェナ「YENA 1st Fan Meeting in Japan」より(提供写真)
◆イェナ「SMILEY」でビタミン全開

舞台袖からひょこっとお茶目に顔を出すと「ここが横浜ビレッジかな?う~ん、いいね!」と横浜を村に例え、“イェナ村”に行くためのチェックカウンターに彷徨い込んだ少女を表現したイェナ。

お団子ヘアにピンクのタンクトップ、大きなリボンがあしらわれたフリルスカートを合せたガーリーなスタイルでの登場とともにデビュー曲「SMILEY(Feat.BIBI)」(2022年1月16日発売)でステージを開幕させた。

厳しい状況を笑い飛ばすイェナのポジティブなマインドを収めた同楽曲とイェナの笑顔で会場のボルテージも一気に上昇。

(左)チェ・イェナ「YENA 1st Fan Meeting in Japan」より(提供写真)
(左)チェ・イェナ「YENA 1st Fan Meeting in Japan」より(提供写真)
MCを務めた韓国人芸人・カラミがトークの舵を切り、「はーい皆さん、こんにちはイェナです」と2階席まで見渡し、めいいっぱい手を振ったイェナ。「なんかめっちゃ(韓国語を交えつつ)心配でしたけど」と切り出し「日本で私がファンミーティング初めてなので心配とかドキドキでしたけど(韓国語で『皆の顔見たら』)心配が忘れちゃった」と可愛らしく挨拶。

最初の企画「ここに集まれ!YENAの好みについて調べるQ&Aコーナー」ではゲーム画面にならった形でイェナのプロフィールを1つずつ設定。2択に対して、JIGUMI(チェ・イェナのファン)が持つA・Bのボードとイェナの選択で決めていくというものだ。

ニックネームはほぼ満場一致で「末っ子アヒルYENA」に決定。一方、パスワード選択では「A:イェナの誕生日(0929)」「B:ソロデビュー日(0117)」の2択で客席からはAが多く上がる中「私だけ特別になっちゃうし、(JIGUMIと)一緒がいい」とBをセレクト。どこまでもファンファーストな温かい人柄が垣間見えた。

◆イェナ、BTS・SEVENTEENカバーで会場沸かす

一度ステージから捌けると、2ndミニアルバム「SMARTPHONE」(2022年8月3日発売)の収録曲「WithOrWithout」を披露。スタンドマイクを使いこなし、先程とは打って変わった疾走感溢れるロックテイストで魅了した。

再びステージに登場すると、パンチの効いたジャケットとレザーパンツを合せたスタイルに衣装チェンジ。BTS「Dynamite」とSEVENTEEN「VERY NICE」のK-POPスペシャルカバーステージを披露し、そのクールなパフォーマンスに観客もノックアウトされ、思わず声が漏れてしまうほど。

チェ・イェナ「YENA 1st Fan Meeting in Japan」より(提供写真)
チェ・イェナ「YENA 1st Fan Meeting in Japan」より(提供写真)
カラミから「かっこいい!」と称賛されると「皆さんのために準備してきました」とグーサインを決め「拍手ください」と呼びかけ。パフォーマンスについて「先輩も『アウー』ってやってるから私も『アウ-』って」と体を反らしながら曲中の叫びを再現し、笑いを誘った。

続けてパーティーと称したミニゲーム「JIGUMI お茶会」コーナーへ。拡大された画像からお菓子を当てるクイズに、ファンからの声援を受けながら挑戦。

「うまい棒」に「めっちゃ美味い」と思わず立ち上がってポーズを決める姿や、最後の問題では「チョコビー」を当て、BGMなしの即興で「クレヨンしんちゃんダンス」とお尻を振るダンスを披露し「どうしよう」と漏らす可愛らしい様子も見せた。

◆イェナ「ドライフラワー」熱唱

イントロクイズでは1問目にIZ*ONEのデビュー曲「La Vie en Rose」(2018年)が流れ即正解。サビ部分をパフォーマンスし、感慨深げに思いを馳せる表情を浮かべるJIGUMIも。同楽曲についてイェナは「めちゃくちゃ久しぶりの曲だけどデビュー曲でめちゃくちゃ練習したし寝ててもいけます」とコメント。

続けてKARA「STEP」、NCT 127「英雄;Kick It 」のイントロも見事に当て、パフォーマンスで会場を沸かせた。

全問正解のご褒美としてTikTokを中心にK-POP界でも流行中のHoneyWorksの楽曲「可愛くてごめん (feat. かぴ)」に乗せたダンスを手慣れたように観客に披露する一幕も。

チェ・イェナ「YENA 1st Fan Meeting in Japan」より(提供写真)
チェ・イェナ「YENA 1st Fan Meeting in Japan」より(提供写真)
そして「次の曲は私が一生懸命準備してきました」とし、優里の「ドライフラワー」(2020年)を日本語でカバー。切なげな表情と透明感のある高音ボイスで、一気に曲の世界観に連れ込み、JIGUMIを釘付けに。会場からは溢れんばかりの拍手が巻き起こった。

その後のトークでは「皆さんのために一生懸命準備した曲を見せることができて良かった」とし「早く会いたかったんですけど、会いに来るのが遅くなっちゃって私のこと忘れてたらどうしようって心配でしたけど、JIGUMIがいっぱい来てくれて感動しました。待っててくれてありがとうございます」と感謝するとともに「日本での活動も頑張っていきたいです。愛してます」とにっこり。

また2023年は、JIGUMIと会える場所を沢山作りたいと話し「日本デビューも期待しててください」と意気込んだ。

◆イェナ、笑いあり涙ありのラストステージへ

そしてラストステージ前にはイェナがJIGUMIに向けて日本語で書いた手紙を読み上げるVTRが。「もうデビューして1周年になって1人でファンミーティングも開いて本当に偉い。JIGUMIも1歳の誕生日おめでとう。私のステージを観て倒れちゃだめだよ。心配だな~。私がかっこよくても無理はしないでね。JIGUMIの健康が1番だからね」と日本語でもイェナ節が止まらず。

続けて「私を見てJIGUMIが本当に幸せになって欲しい。一緒にいい思い出を作っていこうね。世界の全てのJIGUMIたちに会えるその日までイェナは止まらないからね。だから来れなかったJIGUMIたちもあんまり寂しがらないでね」と言葉をつっかえながらも懸命にメッセージを送った。

「私が書いたのに何でできないの?」と自らツッコミつつ、最後には「私が世界でJIGUMIを1番愛してるよ」とし「ハート」を連呼。「残りのテージも楽しんでね。大好きだよ」ととびっきりの愛を伝えた。

チェ・イェナ「YENA 1st Fan Meeting in Japan」より(提供写真)
チェ・イェナ「YENA 1st Fan Meeting in Japan」より(提供写真)
そしていよいよラストステージへ。黒のミニ丈トップスとミニスカートを合せたスタイリングで「SMARTPHONE」(2022年8月3日)をよりポップに仕立てたアレンジバージョンで披露。

一度ステージを去るも、観客からのアンコールに応え、オーバーサイズの黒パーカーに身を包み再登場。ファンへの真心を込めて自ら作詞した「Before Anyone Else」(2022年1月16日)を優しい歌声でしっとりと歌い上げた。

最後には「私は本当に皆さんが見たいでした(会いたかった)」「本当に来てくれてありがとう」と何度も感謝。そして「イェナ村に行く時間が来ました。だからバイバイ!」と名残惜しそうに手を振るほか投げキスでファンに応えた。去り際は、アニメ「SPY×FAMILY」を観て最近覚えたという「わくわく」の一言を残し、会場を後にした。

◆“ハッピーウイルス”イェナ、さらなる飛躍に期待

ステージの間に流れたVTRでは、イェナがインタビューに答える姿も。JIGUMIに会いたい瞬間を問われ「どうしても決めなきゃいけないですか?もちろん全ての瞬間」、幸せを感じる瞬間は「ファンミーティングができてる今この瞬間が幸せ」、そしてJIGUMIを一言で表現するなら「サラン(愛)」とどの質問にも即答し、まっすぐで愛に溢れる人柄を感じさせた。

“ハッピーウイルス”として沢山のファンに親しまれてきたイェナ。ソロアーティストとして新しい道を進み始めるも、その姿勢は変わらず、実力もパワフルさもよりパワーアップした姿でファンを楽しませた。その愛らしいキャラクターでさらなる飛躍、そしてイェナが抱負として語った日本デビューにも期待したい。

なお同ファンミーティングは、2月10日に大阪・Zepp Nambaでも開催予定だ。(modelpress編集部)

◆セットリスト

1.INTRO +SMILEY (Feat.BIBI)
~オープニングトーク~
2.ここに集まれ!YENAの好みについて調べるQ&Aコーナー
3.WithOrWithout
4.Dynamite(BTS)+VERY NICE(SEVENTEEN)/K-POPカバーステージ
5.JIGUMI お茶会(ミニゲーム)
6.Dry Flower ドライフラワー(優里)
~エンディングトーク~
7.SMARTPHONE (アレンジVER.)
8.Before Anyone Else

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