Aぇ! group正門良規、ゴッホ役で舞台主演 トニー賞ノミネートの名作を上演<ヴィンセント・イン・ブリクストン>


【モデルプレス=2022/07/10】Aぇ! group/関西ジャニーズJr.の正門良規が主演を務める舞台『ヴィンセント・イン・ブリクストン』が10月より東京・大阪にて上演されることが決定した。

(左上から時計回りに)正門良規、夏子、七瀬なつみ、佐藤玲、富田健太郎(提供写真)
(左上から時計回りに)正門良規、夏子、七瀬なつみ、佐藤玲、富田健太郎(提供写真)
◆森新太郎演出で上演「ヴィンセント・イン・ブリクストン」

本作は、ニコラス・ライトによる画家になる以前の若きゴッホを描いた戯曲で、2002年にロンドンのナショナル・シアターにて初演され、2003年にはイギリス最大の演劇賞である第27回ローレンス・オリヴィエ賞を受賞。また同年のトニー賞最優秀演劇作品賞にもノミネートされ、日本でも『若き日のゴッホ~ヴィンセント・イン・ブリクストン~』のタイトルで上演された。

今回、演出を務めるのは、2021年上演舞台『ジュリアス・シーザー』、今年2月上演舞台『冬のライオン』の演出で第47回菊田一夫演劇賞を受賞した森新太郎。2006年の演出家デビュー以来、所属する演劇集団「円」や、自身主宰の「モナカ興業」での活動にとどまらずプロデュース公演などでも大いに活躍し、現代翻訳戯曲から、西洋古典、日本の近・現代古典、さらにミュージカルまで幅広く手掛ける気鋭の演出家だ。

◆正門良規、狂気の画家になる前の若きゴッホに

主演は昨年の舞台『染、色』で舞台初単独主演を果たし、今年2月には自身初のソロコンサートを成功させるなど躍進し続ける関西ジャニーズJr.のユニット・Aぇ! groupの正門。ドラマにも多く出演する関西ジャニーズJr.きっての演技派である正門が、本作では狂気の画家になる前、一人の青年だった若き日のゴッホを演じる。

正門は「沢山の方々が演じてこられ、ファンも多いこの作品にゴッホとして参加できる事がとても幸せです。そして演出家の森新太郎さんとご一緒できるのが夢のようです」と喜びを明かし、「まだまだ分からない事だらけですが、知らないからこそ全力でぶつかっていけると思っています。この作品に出会えた事を誇りに初めて観て頂く方、そしてこの物語のファンの方にも感動して頂けるよう懸命に向き合いたいと思います」と意気込みを語った。

共演には、ドラマや映画で主演を務めるなど、幅広い役柄を繊細に演じ、多ジャンルで活躍が目覚ましい夏子、映像だけでなく舞台にもコンスタントに出演し、活躍の幅を広げる富田健太郎、2020年放送のドラマ『30歳まで童貞だと魔法使いになれるらしい』をはじめ、話題作に多く出演する佐藤玲、そして、数多くの映像作品に出演し、近年は舞台を中心に活躍するベテラン・七瀬なつみが揃った。

舞台『ヴィンセント・イン・ブリクストン』は10月1日~22日まで東京グローブ座、10月26日~11月3日まで梅田芸術劇場シアター・ドラマシティにて上演。(modelpress編集部)

◆あらすじ

未亡人のアーシュラ(七瀬なつみ)が営むブリクストンのある下宿屋に、二十歳の青年ヴィンセント(正門良規)が、空き部屋の貼り紙を見たと訪ねてきた。実のところは家から出てくる美しい娘・ユージェニー(夏子)に惹かれて、この下宿屋に部屋を借りに来たのだ。何も知らないアーシュラは、ヴィンセントに部屋を貸すことを決める。

ほどなくして先に下宿していた画家志望のサム(富田健太郎)とヴィンセントが口論となり、それをきっかけに娘のユージェニーが下宿をする目的だと知ったアーシュラは、ヴィンセントに部屋を貸せないと話すが…。

◆森新太郎コメント

6年前、平幹二朗さんの主演で『クレシダ』というお芝居を演出しました。エリザベス朝時代の女形俳優たちの物語で、アーティストの孤独や欲望、そして愉悦がユーモアたっぷりに描かれた傑作戯曲でした。その時に翻訳の芦沢みどりさんから「作者のニコラス・ライトにはもうひとつ代表作があるのよ」と手渡されたのが、今回の『ヴィンセント・イン・ブリクストン』です。

これもまたアーティストの内面に深く迫った人間ドラマです。主人公は、画家になることを決意する前の若き日のゴッホ。彼は自分と同じく居場所を見失っている年の離れた未亡人アーシュラと出逢い、心を通わせます。真っ暗闇な世界の片隅に、煌々と青白く灯る愛の物語。正門良規くん、七瀬なつみさんと共にそれを静かに繊細に紡いでいけたらと思います。どうぞご期待下さい。

◆正門良規コメント

この度、主演を務めさせて頂きますAぇ! groupの正門良規です。沢山の方々が演じてこられ、ファンも多いこの作品にゴッホとして参加できる事がとても幸せです。そして演出家の森新太郎さんとご一緒できるのが夢のようです。まだまだ分からない事だらけですが、知らないからこそ全力でぶつかっていけると思っています。

この作品に出会えた事を誇りに初めて観て頂く方、そしてこの物語のファンの方にも感動して頂けるよう懸命に向き合いたいと思います。皆さま是非、劇場に足を運んでください。

◆七瀬なつみコメント

互いに惹かれていることを自覚しつつも、弾き合う男と女。二人の間に働いている力って何なのでしょう。ガラスのように脆く、炎のように激しいこの恋の物語が一体どんなものなのか、自分自身で体感しながら探していきたいです。10年ぶりにご一緒する森新太郎さん、初めてお会いする正門良規さんとそれを見つけていけることを、心から楽しみにしております。

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