広瀬すず&松坂桃李“二人三脚”垣間見えるメイキング写真解禁<流浪の月>


【モデルプレス=2022/05/10】女優の広瀬すずと俳優の松坂桃李がW主演を務める映画『流浪の月(るろうのつき)』(5月13日公開)のメイキング写真が解禁された。

(左から)松坂桃李、広瀬すず、李相日「流浪の月」メイキング写真(C)2022「流浪の月」製作委員会
(左から)松坂桃李、広瀬すず、李相日「流浪の月」メイキング写真(C)2022「流浪の月」製作委員会
◆広瀬すず&松坂桃李W主演「流浪の月」

「流浪の月」メイキング写真(C)2022「流浪の月」製作委員会
「流浪の月」メイキング写真(C)2022「流浪の月」製作委員会
実力と人気を兼ね備えた俳優・広瀬と松坂の2人が紡ぐ物語は、2020年本屋大賞を受賞し、同年の年間ベストセラー1位(日販単行本フィクション部門、トーハン単行本文芸書部門)に輝いた凪良ゆうによる傑作小説が原作。10歳の時に、誘拐事件の“被害女児”となり、広く世間に名前を知られることになった女性・家内更紗(かないさらさ)を広瀬が、その事件の“加害者”とされた当時19歳の青年・佐伯文(さえきふみ)を松坂が演じる。

また、事件から15年経った現在の更紗の恋人・亮を横浜流星が、癒えない心の傷を抱える文に寄り添う看護師・谷あゆみを多部未華子が演じ、加えて、趣里、三浦貴大、白鳥玉季(子役)、増田光桜(子役)、内田也哉子、柄本明らが共演に名を連ねている。

2人の限りなく稀有な関係性をスクリーンに描き出すのは、デビュー以来そのエモーショナルで骨太な作風で観客の心を鷲掴みにしてきた『フラガール』『悪人』『怒り』などの李相日(リ・サンイル)監督。また、『パラサイト 半地下の家族』『バーニング 劇場版』『哭声/コクソン』『母なる証明』など、韓国映画史に残る作品を次々手がけてきた撮影監督・ホン・ギョンピョ、『キル・ビル Vol.1』『ヘイトフル・エイト』『フラガール』『悪人』『三度目の殺人』など、世界を股にかけて活躍する美術・種田陽平ら、国境を越えた才能が集結した。

◆広瀬すず&松坂桃李「流浪の月」李相日監督について語る

李相日、松坂桃李「流浪の月」メイキング写真(C)2022「流浪の月」製作委員会
李相日、松坂桃李「流浪の月」メイキング写真(C)2022「流浪の月」製作委員会
広瀬がイベントで「お互いのお腹の中にあるマグマを出しながら作った」と話したように、観る者の心を圧倒的なエネルギーで揺さぶる本作。その力強さのヒントは、キャストと李監督との間の粘り強く徹底的な話し合いにあった。

広瀬と松坂が「(李監督は)準備のための環境や時間を用意してくれ待ってくれる」と揃って語る通り、李組の“粘り”は俳優ファーストの証と言える。たとえば広瀬は、映画では描かれない文と再会するまでの15年をつかむため、文と出会った公園や文のアパート、さらには事件後預けられた児童養護施設などを見学。現在の恋人・亮を演じる横浜と恋人どうしの関係性を築き上げるためにも非常に多くの時間とアイデアを与えられ、「役者どうしの関係性が、本当に人として情を持ち合える関係性に近づくまでに必要な時間を設けてくれた」と振り返った。

広瀬すず、李相日「流浪の月」メイキング写真(C)2022「流浪の月」製作委員会
広瀬すず、李相日「流浪の月」メイキング写真(C)2022「流浪の月」製作委員会
そして松坂も「カフェを営む文を思いながらひたすらコーヒーを淹れる練習をしたり、幼い更紗と過ごした撮影用のアパートの部屋で寝泊まりしたり、離れ離れの15年を想像して日記を書いてみたりした。俳優が役作りのためにこうやりたい、考えたいと言えば、すべて実践させてくれた」と振り返り、「俳優を信じて、答えが見つかるまで待っていてくれる。だから安心して手探りで歩いてゆけた」と話した。

◆広瀬すず&松坂桃李「流浪の月」“二人三脚”垣間見えるメイキング写真解禁

「流浪の月」メイキング写真(C)2022「流浪の月」製作委員会
「流浪の月」メイキング写真(C)2022「流浪の月」製作委員会
この度、公開されたメイキング写真からは、役づくりのためにお互いに時間を惜しまない、二人三脚とも言える関係性が垣間見える。

また本作は、長野県を中心としたロケーションの美しさにも注目が集まっている。大町市にある青木湖で撮影したシーンは、俳優・スタッフが一丸となって天気・気温・時間と闘いながら3日間で撮り切った劇中有数の渾身の場面だが、メイキング写真からもその緊張と集中が伝わってくる。(modelpress編集部)

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