【モデルプレス＝2022/04/03】3日、第30回「橋田賞」が発表された。今年度は「橋田賞大賞」は該当なし。「橋田賞」に7件、「橋田賞新人賞」に2名となった。

「日本人の心や人と人とのふれあいを温かくとりあげてきた番組と人に対して顕彰助成する同賞。橋田文化財団では、各TV局、モニター、橋田文化財団選考委員の推薦作品及び人を対象に検討を加え、受賞対象の絞込みを行い、橋田賞7件の候補を選出。

その結果を3月28日に開催された橋田文化財団理事会に報告し承認されたため、この度発表された。

◆橋田賞：「阿佐ヶ谷姉妹ののほほんふたり暮らし」 （NHK）

芸人として活動する阿佐ヶ谷姉妹の何気ない日常を描いたホームドラマ。人とのつながりや温かさの大切さを押し付けることなく届けることができた。長く続くコロナ禍の中、たくさんの視聴者を励まし、癒し、温かさで包み込んだ。

◆橋田賞：「日本沈没－希望のひと－」（TBS）

日本人の温かさを感じさせるドラマ。日曜劇場らしい手堅い俳優陣に「地球温暖化」など昨今のエッセンスを加え、見ごたえのある内容だった。49年前の原作をタイムリーな企画として蘇らせることに成功した。

◆橋田賞：橋本裕志（脚本家／はしもとひろし）

「エアガール」（テレビ朝日）「日本沈没」など第一線で活躍する脚本家。「エアガール」では、日本がすべてを失った戦後、力強く立ち上がり、時代を切り開いた不屈の精神を感動をもって描き、「日本沈没」では大胆に原作を変更し、新鮮かつ見ごたえあるものにした。

◆橋田賞：東山紀之（俳優／ひがしやまのりゆき）

「刑事7人」（テレビ朝日）「サンデーLIVE！！」（テレビ朝日）などドラマ・MCと長年にわたって幅広く活躍。橋田作品（「御いのち」「源氏物語」（TBS）など）の心の中のヒーローとしても活躍。

◆橋田賞：中田喜子 （俳優／なかだ よしこ）

「渡る世間は鬼ばかり」（TBS）の5人姉妹のひとりとしておなじみ。「プレバト！！」（TBS）では俳句名人として脚光を浴びるなど、ドラマだけではなく、バラエティ・クイズでも長年にわたって幅広く活躍してきた。

◆橋田賞：仲野太賀 （俳優／なかのたいが）

「コントが始まる」（日本テレビ）「＃家族募集します」（TBS）などたくさんのドラマで活躍。コミカルな役からシリアスな役まで幅広い表現力を持つ存在感ある実力派俳優。

◆橋田賞：井上貴博 （アナウンサー／いのうえ たかひろ）

「Nスタ」（TBS）のキャスターとして、さわやかで知的でありながら、正直で熱い口調で切り込む姿にコロナ禍で不安が広がる中、多くの視聴者の共感を得た。

◆「橋田賞新人賞」は杉咲花・吉沢亮

なお「橋田賞新人賞」は杉咲花・吉沢亮が受賞。令和3年度橋田賞新人脚本賞は、厳選な選考の結果、入選作、佳作ともに該当なし。（modelpress編集部）

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