中村勘九郎×松坂桃李×大島優子、決死のアクション&キレキレの殺陣を披露 


【大島優子/モデルプレス=6月9日】歌舞伎俳優の中村勘九郎、俳優の松坂桃李、女優の大島優子が出演する、映画「真田十勇士」(2016年9月22日全国公開)の特別映像が公開された。映像内では、同作で時代劇初出演を果たす大島が決死のワイヤーアクションに挑むシーンや、中村、松坂が広大な敷地でのアクロバティックな殺陣、エキストラ200人以上の出城シーンが収められている。

映画「真田十勇士」(2016年9月22日全国公開)(C)2016『真田十勇士』製作委員会
映画「真田十勇士」(2016年9月22日全国公開)(C)2016『真田十勇士』製作委員会
同作は、舞台「真田十勇士」(2014年公開)の演出を手がけた演出家・堤幸彦により映画化。“腰抜け”真田幸村(加藤雅也)を猿飛佐助(中村勘)ら超個性的な10名の真田十勇士が、幸村を本物の武将に仕立てるストーリー。また、全国公開と同時期に、堤監督演出での舞台上演も決定し、さらに出版化の予定もされ「映画」「舞台」「小説」という映画、演劇界にとって初の試みが明かされた。

◆大島優子、堤監督作品3作出演

大島は、堤監督作品3作目にして、本格時代劇初出演。佐助と才蔵(松坂)の幼馴染で、才蔵に対して密かな感情を抱きながらも、女忍びとして彼らの命を狙う”くのいち”火垂を演じるにあたり「アクションとか演出がダイナックとか派手なだけじゃなくて、色んなものを含めて凄くパワーのある作品だと思ったから、これ全部つながったらどれだけヘビーなんだろうと思ったんですけど」と胸を躍らせた。

◆松坂桃李「オワッ!てなって、ゾクッ!となる」

容姿端麗で頭も切れ、「真田十勇士」を佐助とともに支えていく寡黙でクールな実力派忍者・霧隠才蔵を演じる松坂は「笑って感動して、オワッ!てなって、ゾクッ!となり、あっという間に時が過ぎる時代劇作品もなかなか無いんじゃないかな」とコメントを寄せた。

◆中村勘九郎「死ぬ思いでやっていたものが報われた」

中村は同作の主人公で、“歴史を変える大嘘”で幸村を天下一の武将に仕立て上げる「真田十勇士」の中心的存在・猿飛佐助を演ずる。2014年に行われた舞台でも主演を務めており、「まさか映画になるとは思わなかったんですけど、素直に嬉しかったですね。結構ハードな舞台だったので、死ぬ思いでやっていたものが報われたのかなって」と喜び露わにし撮影に挑んだ。

◆堤幸彦監督「『盆』『暮れ』『正月』がいっぺんに来た作品にしたい」

今回、メガホンをとった堤監督は「かなりスケールが大きいんですけど、端から端ま全部お渡すことができないくらい大きいですね。ロケも相当、広大な敷地を借りてですね、まさになんて言うか『盆』『暮れ』『正月』がいっぺんに来たそんな作品にしたいと思います」と語った。(modelpress編集部)

■映画「真田十勇士」ストーリー

関が原の戦いから14年の歳月が流れ、徳川家康は天下統一を目前にしていた。最後に残ったのは、豊臣秀吉の遺児・秀頼と付き従う武将たちであった。秀頼の母・淀殿は、「豊臣の世をふたたび」という妄想に駆られ、徳川との対立を深めていた。世にいう大坂冬の陣の始まりである。

次々と大坂城に入城する豊臣方の武将たち、その中に一際、異彩を放つ一団がいた。天下の名将として名高い真田幸村を筆頭とした真田十勇士の面々である。戦力の乏しい豊臣方の期待は一心に幸村たちに注がれていたのである。

しかし、幸村、どうやら様子がおかしい。実は幸村、男前が過ぎるばかりに周囲に勘違いされ、凡庸な武将にも関わらず、天下の名将に祭り上げられていただけなのだ。幸村大活躍のエピソードは偶然が重なったに過ぎなかった。

そこに現れたのが抜け忍びの猿飛佐助。つまらない世を面白く生きるために抜け忍びとなった佐助は、己の虚像と実像のギャップに苦しむ幸村に出会い、「オイラの嘘で、あんたを本物の立派な武将に仕立て上げてみせようじゃないか!」と、 同じ抜け忍びの霧隠才蔵を筆頭に十人の勇士をあつめ、陰日向に幸村を支えてきたのであった。歴史の教科書には載っていない、大坂冬の陣、夏の陣の火ぶたが切って落とされた。

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