【ニコラ・フォルミケッティ／モデルプレス＝6月8日】世界的ファッションディレクター・クリエイティブディレクターのニコラ・フォルミケッティ氏（38）が、日本の若者に焦点を当てた新プロジェクト「Nicola Love Japan」を始動。生まれ故郷である日本で若き才能、クリエイティブを発掘し、世界に通用する本物のクリエイターを育て上げるというビッグプロジェクトを宣言した。

ニコラ氏は静岡県沼津市生まれ、イタリアと日本のハーフ。NY在住。2009年から2012年までレディー・ガガのクリエイティブディレクターをつとめ、MV制作やアルバム等のスタイリングでスターへと押し上げた。現在はファッションブランド「UNIQLO」や「DIESEL」のクリエイティブディレクターをつとめるほか、EXILE「19 -Road to AMAZING WORLD-」（2015年3月）やさくらももこなど多彩なコラボレーションも話題に。昨年3月に日本で「FREEMAGAZINE」を創刊、東京・原宿に雑誌と連動した実店舗もオープンするなど、ファッション・雑誌の新しい可能性を切り開いている。

◆「可能性に満ち溢れている」日本の若者を世界へ

世界の第一線のクリエイティブを見てきたニコラ氏だが、世界で活躍する日本出身のクリエイターは少ないと語る。ファストファッションの流行で似たり寄ったりのファッションが蔓延し、フォロワー数や「いいね！」の多さだけが評価される現代。そこに警鐘を鳴らし、自分の“個性”を見つけること、そしてその価値観、人生、ファッションを様々な形で発信できるクリエイターの育成が、同プロジェクトの目的だ。

プロジェクト始動にあたり、モデルプレスにニコラ氏からコメントが到着。

「ぼくは静岡県で生まれて、今はニューヨークをはじめ、世界中で仕事をしている。そこで、日本を見た時に思うことは、すごくクリエイティブ。若い子たちは可能性に満ち溢れていると思う。人と感性が違うとか、みんなから君って変だよねって言われることは、マイナスじゃなくて、それは個性でありクリエイティブなんだって自信を持って欲しい。そんな若い子たちを増やしていきたいし、それが世界に通用するクリエイティブになると僕は信じてる」

「Nicola Love Japan ― 日本の若い才能・クリエイティブを世界へ ―」。プロジェクトの詳細は徐々に明らかとなる。（modelpress編集部）