中山優馬、5年ぶり2度目の映画主演決定 夏菜ヒロインで“児童虐待”の社会問題に切り込む<189>


【モデルプレス=2021/05/21】俳優の中山優馬が主演、ヒロインを女優の夏菜が務める映画『189(イチハチキュー)』が、2021年冬に公開されることが決定した。

中山優馬、夏菜(C)映画「189」製作委員会 ヴァンズピクチャーズ
中山優馬、夏菜(C)映画「189」製作委員会 ヴァンズピクチャーズ
◆映画「189」とは

現在、日本では多くの児童虐待が報告され、全国に児童相談所が設置されている。しかし、その報告件数に対し、現場を支える児童福祉司の人数は決して多くない。年々増加する児童虐待から“いちはやく”子供を助けることができるよう設けられたのが、児童相談所虐待対応ダイヤル“189(いちはやく)”。ダイアル“189”に助けを求める小さな命を救うために奔走する児童虐待対策班を通じて、社会問題を描くことで問題解決の一途を担えればという願いから誕生したヒューマンドラマが、この冬公開となる。

◆中山優馬、5年ぶりに映画主演決定 ヒロインに夏菜

主演には、WOWOWドラマ『トッカイ』~不良債権特別回収部~(2021)、映画『ホーンテッド・キャンパス』(2016)、音楽劇『蜜蜂と遠雷』(2021)と映画・ドラマ・舞台とマルチに活躍し、鋭いまなざしと芯が通った演技で俳優としても注目されている中山。

5年振り2度目の映画主演となる本作では、東京都の児童相談所で、虐待対策班に配属されたばかりの新米児童福祉司・坂本大河を演じる。初めて見聞きする児童福祉の現場に戸惑いながらも子供を案じる優しい青年で、仕事を通じて経験することになる苦悩や葛藤を等身大の演技で表現し、初の児童福祉司役に挑んだ。

中山演じる坂本大河とバディを組む弁護士・秋庭詩音役には夏菜。連続テレビ小説『純と愛』(2013)や映画『銀魂2 掟は破るためにこそある』(2018)、『夏への扉』(2021)などに出演し、ふり幅のある演技力と、SNSでみせる飾らない素顔でバラエティ番組にも引っ張りだこ。

今回は、児童虐待対策班の一員として、法律的知見から、中山演じる坂本大河をサポートし、共に虐待されている子供を守るため奮闘する。本作で初共演となる二人の真摯な演技の掛け合いにも注目だ。

◆監督は「HERO」を手掛けた名匠・加門幾生

実在事件から着想を得た本作はオリジナル脚本で映画化され、監督には、勝新太郎、北野武のもと助監督を務め、ドラマ『HERO』で演出した第8話で視聴率36.8%をたたき出し、麻生久美子・沢田研二主演映画『eiko』や映画『ゆずりは』で役者個々の魅力を繊細な表現を得意とする名匠・加門幾生が務めている。(modelpress編集部)

◆人物紹介

・坂本大河(中山優馬)

東京都の児童相談所で、虐待対策班に配属されたばかりの新米児童福祉司。安定した職業に憧れて公務員試験を受け無事公務員になるも、配属を受けて児童福祉司として働くこととなる。

・秋庭詩音(夏菜)

弁護士として、児童虐待対策班の一員に加わることになる。人の気持ちに寄り添いながら、法律的知見を活かし児童虐待対策班の面々をサポートしていく。

◆中山優馬(坂本大河役)コメント

台本を読んだ時はとても残酷な描写もあり驚いたのですが、日本の現実問題として起きているという事に無力さを感じました。作品に込められた重大なメッセージをしっかりと伝えなければならない、と背筋が伸びる思いでした。僕が演じた坂本大河はごく一般的な感性をもった人物なので、多くの方が大河の気持ちに共感して頂けると思います。

台本を読んだときから、大河の感覚を理解出来る部分が多いにありました。そういう意味では似てる部分があるのかも知れません。夏菜さんは、とても明るくムードメーカーで、重大な問題がテーマなので、つらいシーンが続く現場でも、皆の支えになってくれました。凄く情熱的な部分もあり魅力的な女優さんで、今回ご一緒出来て良かったです。

児童相談所、虐待、ネグレクトを扱う作品です。残酷な描写もあり、目を背けたくなる瞬間もあると思います。ですが、みんなでこの問題と向き合い、今より良い世の中にする事が出来るきっかけとなる作品になれば嬉しいです。僕も(この映画を通じて)改めてしっかりと向き合いたいと思います。189のナンバーを是非覚えて下さい。

◆夏菜(秋庭詩音役)コメント

初めて共演する中山さんのことは、最初とっつきにくい人なのかなと思っていたのですが、実際は誰よりも熱い男。現場ではおんぶにだっこで、彼から率先してお芝居の提案をしてくださり、年下なのを感じさせないお兄ちゃんのような、頼れる座長でした。今回演じた秋庭詩音の見て見ぬふりができないところや正義感は、自分にも通じるものがありました。

題材が題材なだけに、台本を読んだときから、責任をもってこの役を演じなくてはいけないと思っていたのですが、わたしにできることは(役を通じて)全うすることができたと思います。この物語には終わりがあるのですが、社会的な問題を題材にしているので、問題解決のきっかけに繋がる映画になっていれば嬉しいです。

◆監督・加門幾生 コメント

過去に実際に起こった事件がモチーフ。「虐待」の余りにも悲惨な現状、児童相談所の係りの現状に何か一石を投じたい思いで作りました。(今回のキャスティングでは)中山君の作品DVDと生芝居観劇し、このピュアな役と意思の強さが表現出来る役者だと思ったからで、夏菜さんは、弁護士としての力強さと包み込む感じが有ると思いお願いしました。

虐待された少女の病室シーンで話を聞く二人の優しさ、声のトーンがこの作品のハーモニーを感じました。この映画で「虐待」が本当に無くなるのかと問われるでしょう、しかし我々は「虐待死」を無くす思いで作りました。一人でも多くの人々が「189」のダイヤルナンバーを覚えて、亡くならなくていい「命」を護りたいと。

◆ストーリー

東京都の児童相談所で働く新米児童福祉司の坂本大河(中山)。安定した職業に憧れて公務員試験を受け、児童相談所に配属される。担当するのは、虐待、発達障害、非行、子育てなどで問題を抱えた家庭であり、1人40~50の家庭を受け持つという過酷な現実に晒されながらも、目の前の仕事にまっすぐに向き合っていく。

そんな折、大河が保護した児童が、親元へ戻ったことをきっかけに再び虐待を受け、命を落としてしまう事件が起こる。小さな命と引き換えに失ったものの大きさは代え難く、大河に苦悩と葛藤が襲い掛かる。心の傷を抱えたまま、新たな相談をきっかけに、仕事復帰をすることとなるが、そんな彼のもとの現れたのは、人の気持ちに寄り添うことができる弁護士・秋庭詩音(夏菜)だった。小さな命を守るため、二人の奔走が始まる。

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