大杉漣さん偲び映画封切り 「バイプレイヤーズ」キャストが心境語る「まだどこか信じられない」


【モデルプレス=2021/04/09】映画『バイプレイヤーズ~もしも100人の名脇役が映画を作ったら~』の初日舞台挨拶イベントが9日、都内で行われ、田口トモロヲ、松重豊、光石研、遠藤憲一らが登壇。大杉さんへの思いを言葉にした。

撮影中の様子を収めた写真(C)モデルプレス
撮影中の様子を収めた写真(C)モデルプレス
日本を代表する名脇役が全員本人役で出演するという斬新さが話題となった「バイプレイヤーズ~もしも6人の名脇役がシェアハウスで暮らしたら~」(テレビ東京系)。翌年にはシーズン2「バイプレイヤーズ ~もしも名脇役がテレ東朝ドラで無人島生活したら~」、2021年1月からは新シリーズ「バイプレイヤーズ~名脇役の森の100日間~」も放送。ドラマ版の出演中に亡くなった大杉漣さんが映画化を願っていた中、今回がシリーズ初の映画化となった。

◆「漣さんもこの日を喜んでくれていると思います」映画化で変化?

(前列左から)北香那、田口トモロヲ、松重豊、光石研、遠藤憲一、松居大悟監督(後列左から)芳根京子、菜々緒、濱田岳、柄本時生、高杉真宙(C)モデルプレス
(前列左から)北香那、田口トモロヲ、松重豊、光石研、遠藤憲一、松居大悟監督(後列左から)芳根京子、菜々緒、濱田岳、柄本時生、高杉真宙(C)モデルプレス
冒頭の挨拶で田口は「今日が初日、感慨深いですね、我々前にいるおっさん4人のリーダーは大杉漣さん。大杉さん、漣さんもこの日を喜んでくれていると思います」としみじみ。

遠藤は「ここに来るまで、支度部屋で着替えてから来るんですけど、車で行くって言うんですよね。『遠いのかな』って思ったら、目の前の建物でした(笑)。パート2の時は弁当を持たされて5分ぐらいぞろぞろ歩いていたので『これ本当に同じバイプレイヤーズ』なのって。大杉さんもびっくりするんじゃないかな」と変化を語りながら、天国の大杉さんに笑顔を向けた。

遠藤憲一 (C)モデルプレス
遠藤憲一 (C)モデルプレス
また、最後の挨拶では松重が「テレビの最中に大杉漣さんが僕らの前から突然いなくなって、にわかに信じがたくて、もう3年が経つんですけど、まだどこか信じられない」と率直な思いも吐露。「今日もスクリーンの裏で待機していて、みんなを驚かせようと後ろでおちゃめな大杉さんがいる感覚が抜けない」とも。「バイプレイヤーズと呼ばれる僕らが前面に出てやるのはこれが最後。206のスクリーンで公開されるということで、そこに206のスクリーンの裏に大杉さんが待機していると思うと…。206の風にのって大杉さんが日本中のスクリーンの裏でみなさんが喜ぶ姿を見ていると思うとこちらもグッと来る。その魂が届けばいいなと」と思いを馳せた。

松重豊 (C)モデルプレス
松重豊 (C)モデルプレス
なお、この日のイベントには濱田岳、柄本時生、菜々緒、高杉真宙、芳根京子、北香那、松居大悟監督も出席した。(modelpress編集部)



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