【モデルプレス＝2020/09/26】新型コロナウイルスに感染し、24日に退院を報告した俳優・杉浦太陽が26日、自身のYouTubeチャンネルに動画を投稿。発症から退院までの経験について語った。

◆杉浦太陽、無事退院し安堵　周囲に謝罪と感謝

動画冒頭、「無事に家に帰ってこられました。ちょうど前日に退院して、一夜明けて久しぶりに家での安堵感を噛み締めております」と元気そうな姿を見せた杉浦。「とりあえず帰って来て、子どもたちが喜んだ顔見たらホッとしましたね」と安堵の様子で「のんもよく一人で頑張ってくれたなと、本当に感謝しております」と妻・辻希美に感謝した。

そして「謝る必要ないよとか、コロナのせいだからとか、いろんな声をもらったんですけども、仕事の関係者だったり共演者だったり、周りの方も迷惑かけたと思います。色々考えるともうキリが無いのですが、本当に申し訳なかったなと。そしてありがとうございましたという気持ちでいっぱいでございます」と謝罪と感謝の思いを伝えた。

◆杉浦太陽、発熱からの経験を詳しく紹介

動画では発熱してから、検査を受け、陽性が判明し入院していた間の経験を、詳しく語った杉浦。

高熱が出てからは家族に迷惑がかからないよう車中泊をしていたといい、熱がある中「耐えるしかねぇ」と1人ですごしていたという。

PCR検査を受け陽性の連絡が来た時の心境については「白と黒で白を出しに行こうとしたら黒だったので、ちょっとショックで。家族にも早く伝えたいんだけど伝えるのも辛くて、頭が白になったんですけど、どうにかこうにか整理しながら家族に伝えて、隔離して正解だったなと思ったんですけれども、ショックはデカかったですね。家族や周りにうつってないか、いろんな事が頭にありました。あのときの気持ちはもう…」と振り返った。

病院でも隔離されたルートで病室へ行き、「ビクビクしながら自分で病室に行ったのですが、看護師さんたちは『初めてのことですし不安ですよね』『安心してくださいね治りますからね』と言っていただいて、すごく落ち着かせてくれた」と病院では安心できたそう。

しかし「先生も看護師さんも、来るたびにフェイスガードして、マスクして、ビニールのエプロンして、来るたびに手袋も取り替えて、僕が書類とか書いても全部ビニール袋に入れて、菌が外に出ないように。心苦しいというか申し訳ないというか。僕が触ったものはもう全てビニールで密閉、消毒みたいな。本当に徹底してくださっていた」「掃除も看護師さんたちが交代交代で、二三日に一回部屋を掃除してくれて」と明かし、「何から何までやってくださって申し訳無かったですね」と胸中を明かした。

◆家族全員陰性に安堵　辻希美から泣きながら電話も

そんな中でも「せめてもの救いだったのは、家族がみんな陰性だったということ。僕だけで済んだというのが、つらかったですけど、僕が我慢すればいいことですし、本当にほっとしております」と、家族は皆陰性だったことでほっとした様子。

「やっぱり僕がなったことでやっぱり家族もすごく不安だったと思うし、PCR検査も受けて結果が出るまでも不安だったと思う」と言い、辻からは泣きながら全員が陰性だったと連絡があったそうで「ほんとによかったっていう気持ちと、そんな気持ちにさせて申し訳ないなーっていう気持ちと」と回顧した。

また、闘病中は味覚はしっかりあったものの嗅覚が無くなってしまったという杉浦。「おいしいから大丈夫や、と思ってパッて臭ったら臭わなかった。あれ鼻が効かねーみたいな。何回臭っても、おトイレ行っても、風呂入っても臭わない。味覚はあったのでそんなに気にしてなかったんですけど、やっぱり嗅覚ないっていうのは戸惑いましたね。このまま一生匂いしなかったらどうしようとかいろいろ（考えが）巡ってきました」と不安もあったようで、現在は「100％じゃないですけども、昨日より今日、今日より明日の方がどんどん戻っている」と無事回復中であることを明かした。

◆杉浦太陽「体力よりメンタル結構やられた感じ」

そして「症状的にはいろいろありましたけど、ちょっと体力よりメンタル結構やられた感じですかね。メンタルちょっと乗り越えるの大変ですけども」と吐露した杉浦。「なった時のショックと、周りのことだったりとか、治ったあと周りからどう見られたりとか、時間が解決する部分もありますけど、いろいろ考えるとやられる部分もまだまだあります」と打ち明け、「これも僕が前向いて、周りにちゃんと向き合っていければいいのかなと思っております」と語った。

さらに「本当にたくさんの方から連絡もいただいて、心配もかけたけど、改めて周りの人の大事さっていうのを気づけたし、家族の大事さを改めて実感しました。保健所の方、医療従事者の方々本当に感謝しきれません。ありがとうございました」と周囲の支えに改めて感謝した杉浦。

何よりも子供達が「パパー！おかえりー！」と喜んでくれたことが嬉しかったと言い、「ほんとに家に帰ってこられてよかったと思います。何より本当に希と会えてよかったなぁ。やっと家族6人揃ったことがこんなに嬉しいとは思いませんでした」と家族の存在の大きさを噛み締めた。

◆杉浦太陽「気をつけてもなること」注意呼びかけも

最後には「ほんとにこういう世の中ですけども、向き合っていかなければならないものだと思います。大変でしたけれども、乗り越えられない壁はございません」と力を込め、「みんな気をつけてもなることだから。『まさか自分が』っていう言葉と、『明日は我が身』って言葉もあるんだよっていうのは心に一つ心に置いておいてください」と呼びかけている。（modelpress編集部）


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