瀬戸康史「怒りなのか悲しみなのか、よくわからない感情」 舞台全公演中止に心境


【モデルプレス=2020/04/09】俳優の瀬戸康史が9日、自身のInstagramを更新。5月7日より上演予定だった出演舞台『母を逃がす』の全公演が、新型コロナウイルスの影響により中止となったことを受け心境をつづった。

瀬戸康史 (C)モデルプレス
瀬戸康史 (C)モデルプレス
◆瀬戸康史「稽古はとてもしんどかったが、楽しかった」

瀬戸は「この、怒りなのか悲しみなのか、よくわからない感情はどうすれば良いのだろうか。どこにぶつけたら良いのだろうか。誰か教えてほしい」と複雑な胸の内を淡々と吐露。「稽古はとてもしんどかったが、楽しかった」と振り返った。

また、自身が演じる主人公・雄介の「俺たちはよ。この厳しい環境の中、強くあらねばならねえのだ。」というセリフを抜粋。

「僕は、今現実で起こっている事と重ね合わせてこの台詞を叫んでいた。しかし、今回はこの見えない敵に勝てませんでした。悔しい…」と無念の思いをにじませた。

最後には「観劇を楽しみにして下さっていた皆さんには申し訳ないです」ともつづっている。

◆共演・三吉彩花も「気持ちをどこにぶつけたらいいのか」

同公演の中止に際して、共演の女優・三吉彩花も自身のInstagramにて「自己中心的な考え方になると、初舞台良い形で幕開けをし、皆様に奮闘する姿をお見せしたかった」「この気持ちをどこにぶつけたらいいのか。正直なところ分からない」と心情を吐露。「いつか直接会える日を信じて。みんな、頑張ってるよ」と記している。

三吉彩花 (C)モデルプレス
三吉彩花 (C)モデルプレス
◆舞台「母を逃がす」

瀬戸康史 (C)モデルプレス
瀬戸康史 (C)モデルプレス
同作は、松尾スズキが1999年に自身の劇団、大人計画で上演した話題作(2010年に再演)。自給自足の共同生活を営んでいる架空の農業コミューンを舞台に、そこに生きる人々の切実な日常生活を痛烈な笑いで描く。瀬戸は集落の頭目代行で住民たちをまとめるリーダー的存在の雄介役だった。

7日に発令された緊急事態宣言と東京都からの緊急事態措置要請を受け、公演準備のための十分な時間が確保できないため、全日程中止となることが8日に発表された。(modelpress編集部)

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