窪田正孝“ペンギン役”で高熱「家が冷えているからなのか…」<ファンシー>


【モデルプレス=2020/02/08】俳優の窪田正孝が8日、都内で開催された映画『ファンシー』公開記念舞台挨拶に小西桜子、永瀬正敏、廣田正興監督と出席。撮影期間中、高熱でダウンしたことを明かした。

窪田正孝(C)モデルプレス
窪田正孝(C)モデルプレス
山本直樹氏の原作に、オリジナル要素を大幅に付け加えて映画化した同作。とある地方の寂れた温泉街を舞台に、彫師稼業を営む鷹巣明(永瀬)、ペンギンと呼ばれる浮世離れしたポエム作家(窪田)、そしてペンギンのもとを訪れた熱狂的ファン・月夜の星(小西桜子)が織りなすドラマを描いた。

永瀬正敏、窪田正孝、小西桜子 (C)モデルプレス
永瀬正敏、窪田正孝、小西桜子 (C)モデルプレス
窪田は自身の役どころが、原作ではペンギンそのものであることについて、「原作と一緒に、この企画のお話をいただいたときに、ペンギンって最初に書いてあって、原作を読ませてもらっても、ペンギンしかいなかったから『これは特殊メイクかな?』とか思ったんですけど、『このままで』と言っていただいて。衣装だったりを着させてもらって、監督とお話をさせてもらって」と回想。

「監督が低姿勢で、どんどんお話をされるお人柄なので、僕もどんどん下にいって『2人とも地面に顔が付いちゃうんじゃないかな?』くらい。『監督のやりたい意向に僕は寄り添っていきたいです』『いやいやいや、ご自由にやってください』『いやいやいやいや…』っていうのを、1番最初にやったのがすごく記憶に残っております」と笑顔を見せた。

窪田正孝(C)モデルプレス
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◆窪田正孝、撮影中に高熱

また、ペンギンは「映像で見ていただければわかると思いますけど、とにかく冷やす」役柄だそうで、「家が冷えているからなのかよくわからないんですけど、現場中に高熱を引きまして」と告白した窪田。「静岡の方の別荘で撮影をさせてもらっていたんですけど、高熱になりまして、ちょっと確かに寒かったのもあったんですけど、体調を崩しやすい役だったので、リンクしているのか、僕がダメなのか、ちょっとわからなかったんですけど(笑)、ちょっとそういうこともあって、撮影を一瞬止めてしまったこともありました。本当にその節はすみませんでした」と舞台裏を明かした。

窪田正孝(C)モデルプレス
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◆永瀬正敏、窪田正孝が「ペンギンにしか見えなくなっちゃってました」

永瀬に「どんどんペンギンにしか見えなくなっちゃってましたね」と芝居を絶賛された場面では、「光栄です」と照れ笑いをみせた窪田。永瀬との初共演の感想を求められると「すごく緊張もあったんですけど、それを感じさせないように、現場で努めてくださっていて。何よりも監督との、皆さんが見ていらっしゃる通り、この関係性がすごくほっこり出来ていて、そこに携われたことが何よりもうれしかったです」と明かした。

廣田正興監督、永瀬正敏、窪田正孝、小西桜子 (C)モデルプレス
廣田正興監督、永瀬正敏、窪田正孝、小西桜子 (C)モデルプレス
◆窪田正孝が絶賛 小西桜子は「真っ直ぐさでは誰にも負けない」

一方、窪田と小西は映画「初恋」でも共演。時系列的には本作が映画デビューとなった小西については窪田は「真っ直ぐさでは誰にも負けないんじゃないかな」としたうえで、「キャリアを積めば積むほど、やっぱりなくなっていくものもあるというか、失われていくものもあるし、その初々しさの真っ直ぐさというものは、だんだん欠落していく部分があって」と持論を展開。

「彼女を見ていて、救われるというか。一緒にやっていて、知らない間に色々なものが肌に染みついていったりするのかな?それもそれで、もちろん色になっていくんですけど。何者でもない透明な桜子ちゃんの心が、そのまま役に浸透していったので、それを真正面で受けた時に『あ、汚れた』って思いました(笑)。『汚れているのか?ダメだ、俺』みたいな感じになったくらい、真っ直ぐなピュアさに救われました」と自虐交じりに語って会場を沸かせていた。(modelpress編集部)



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