吉本興業・岡本社長「テープ回してないやろな」発言は「冗談だった」


【モデルプレス=2019/07/22】吉本興業・岡本昭彦社長が22日、特殊詐欺グループとされる反社会的勢力主催の会合へ出席して金銭を受け取るなどした“闇営業”問題を巡り、都内で会見を行った。

岡本昭彦社長 (C)モデルプレス
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20日に宮迫博之と田村亮が行った会見の中で、岡本社長からミーティングの場で「テープ回してないやろな」といった発言があったと明かされたが、その点について質問が及ぶと「僕的にはその打ち合わせがなかなか進んでいなかったので、何か話しづらいのか、環境が違うのか。彼ら4人で向き合ったときに、一つは冗談で『テープとってるんちゃうの』と」と冗談だったとし、「ただ、全く受け入れられず笑われることもなく」と続けた。

それが信頼関係を失ったことに繋がったのではないかと追及されると「僕としてはそこに至る経緯がある。彼らの金銭を貰ってないというところから始まり、その後貰っているということになったこと、金額がなかなか判明しないことがあった。会社としては、全力でやりながらも、どこかに不信感があるんだったらそれは良くないと思いながら、そういう冗談で和ませるということでもあった」と説明した。

◆“圧力発言”の真意「大いに反省」「距離感にギャップがあった」

岡本昭彦社長 (C)モデルプレス
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また、「全員クビにする」という発言があったことについて、圧力ではないかという指摘が飛ぶと、「僕自身は全くそういうつもりはなくて。彼らが被害者の方を思っていないとかでは全くないですが、そのときの状況だけを見ていると、(金銭を)もらったということにおいて、ものすごくダメなこと。その時点では(2人が20日のような)会見をするということはないと思っていたので、すごく悲しいというか、情けないというか。ほんまに父親が息子にお前勘当や、いいかげんにせえ、という感じだった。それが相手に伝わってないということは、彼らが考える距離感とこちらが考える距離感にギャップがあった。そこは大いに反省しなければならないと感じています」と発言の真意を語った。

◆宮迫博之が契約解消に

宮迫博之、田村亮 (C)モデルプレス
宮迫博之、田村亮 (C)モデルプレス
宮迫らは先月7日、“闇営業”と呼ばれる会社を通さない営業案件として、特殊詐欺グループとされる反社会的勢力主催の会合へ参加していたことが報じられた。

吉本は該当芸人へのヒアリングの結果、会合への参加により一定の金銭を受領していたことが認められたとし、宮迫らを当面の間、活動停止の謹慎処分に。今月19日には宮迫とのマネジメント契約解消を発表した。

20日、宮迫と田村がそろって謝罪会見を行い、会社側との意見の相違を明かした。(modelpress編集部)

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