舌がんの堀ちえみ「喋れなくなっても」心変えさせた家族の力 発見遅れた理由は?


【堀ちえみ/モデルプレス=2月22日】ステージ4の舌がんであることを公表したタレントの堀ちえみが、22日放送のTBS系『中居正広の金曜日のスマイルたちへ』(毎週金曜よる8時57分~)に出演。涙ながらに現在の心情を語った。

堀ちえみ (C)モデルプレス
堀ちえみ (C)モデルプレス
今回堀は、これまで何度も共演した中居が司会をする番組なら、安心して自分の言葉で語れると『金スマ』出演を決定。入院3日前、全てを中居に語りたいとスタジオに姿を見せ、冒頭から涙ぐみつつ思いを語った。

◆堀ちえみの心を変えた娘の言葉と涙

がんだと悟ってからも、取り乱すことなく至って冷静だったという堀。一度は「15歳で人より早く社会に出て、いろんなことを経験して、人より早く人生スタートして、人より早く人生全うしたんだと思ったら、私自身には悔いがない。主人には申し訳ないですけど、精一杯生きてきたからもういいかなと思って」と、手術はせずに静かに幕を閉じようと考えたという。

そんな堀を「生きなくては」と思わせ、手術の決心をさせたのは娘の言葉。がんが判明した夜に全てを打ち明けると、16歳の下の娘が「せっかく何度も病気治してきたのに、今度はがんなんてお母さんが可哀想過ぎる」と号泣。「すごい泣かれまして、その時に初めて、子供の前では泣きませんでしたど、生きなければって。子供たちに可哀想だと思わせたまま人生の幕を閉じるわけにいかない」と思いが変わったという。

舌の半分以上を切除する堀は「喋れるようになるかどうか。歌う事ができなくなるかもしれない」と語りつつも、「喋れなくなっても、味がわからなくなっても、歌えなくなっても」と、子供と家族のために戦う思いを涙ながらに語った。

◆堀ちえみ、がんになり「得るものも多かった」

堀ちえみ (C)モデルプレス
堀ちえみ (C)モデルプレス
入院の当日には、16歳と21歳の娘から手紙が。病院に向かう車内で読んだその手紙に書かれていたのは、日々の感謝、手術へのエールとともに「家事も兄弟で手分けしてやるから心配しないで」「苦手な料理もがんばります」「今度は私達がお母さんを支えます」といった頼もしい言葉だった。

手紙を読んだ堀は「病気になったことで、得るものも多かったというか」と話し「家族の絆もすごく強くなって。悪いことばっかりじゃないから、元気になって戻ることが、みんなに対しての恩返しと言うか、すごくありがたいなと思いますね」と、家族への強い思いを明かしていた。

◆堀ちえみ、早期発見できなかった理由は?

堀ちえみ (C)モデルプレス
堀ちえみ (C)モデルプレス
堀が身体に異変を感じたのは昨年7月で、舌の下に口内炎ができたという。過去の大病から、人一倍健康に気を使い、定期的に人間ドックなどに通っていた堀だったが、当時はその口内炎をリウマチの薬の副作用だと軽く考えてしまっていた。

4ヶ月経っても治らず、歯科医にも見てもらったが「口内炎だけど根が深いね」と診断され、口内炎をレーザーで焼いたものの効果はなし。今年の1月、夜中に痛くて目が覚め「いよいよおかしい」とネットで調べ「悪性の腫瘍かもしれない」と気づいたという。

すぐに大学病院で診察を受けたという堀は、先生の反応から、検査前に悪性でステージも高いのだと察知。2月に入ってから検査の結果が判明し、ステージ4で頸部まで転移していることが告げられた。

番組によれば、口内炎と口腔がんを区別するのは専門医にしても難しく、2週間たっても口内炎が治らない場合、医療期間で治療することが大事だという。また堀は「思い込みは良くないので、自分でちょっとでもおかしいと思ったら病院を変えて」とセカンドオピニオンの重要性も訴えた。

◆堀ちえみ、舌がん公表

1981年、ホリプロスカウトキャラバンで優勝、翌年15歳で芸能界デビューした堀は、「花の82年組」と呼ばれ人気を博した。私生活では2度の離婚、難病、休業、数々の人生の壁に直面したが、現在は夫の連れ子2人を加え7人の母でもある。2017年には、デビュー35周年を記念してステージにも立った。

30年以上応援してくれたファンの声援に救われ現在まで来た堀は、40周年ライブをと、歌手活動を本格化させた矢先の、今回のがん発覚だった。2月19日に自身のブログで病気について公表した堀は、同日入院し治療に専念。22日、夫によって手術が無事終了したことが報告された。(modelpress編集部)

情報:TBS

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