羽生結弦、宇野昌磨の急成長はどう感じる?世界選手権1、2位コンビのやり取り


【羽生結弦・宇野昌磨/モデルプレス=4月5日】5日、東京・テレビ朝日本社にて「世界フィギュアスケート国別対抗戦2017」(4月20日開幕、国立代々木競技場第一体育館)の日本代表選手発表会見が行われ、羽生結弦選手(はにゅう・ゆづる/22)、宇野昌磨選手(うの・しょうま/19)、三原舞依選手(みはら・まい/17)、樋口新葉選手(ひぐち・わかば/16)が登壇した。

会見中に談笑する羽生結弦選手と宇野昌磨選手 (C)モデルプレス
会見中に談笑する羽生結弦選手と宇野昌磨選手 (C)モデルプレス
4日に世界選手権が行われたフィンランド・ヘルシンキから帰国したばかりの選手たち。男子シングルでは、羽生がフリーで世界歴代最高得点を更新しショートプログラム5位からの逆転優勝、宇野も羽生に次ぐ2位に入り上位を独占した。

◆宇野昌磨が急成長 羽生結弦「日本代表として誇り」

左から:宇野昌磨選手、羽生結弦選手、三原舞依選手、樋口新葉選手 (C)モデルプレス
左から:宇野昌磨選手、羽生結弦選手、三原舞依選手、樋口新葉選手 (C)モデルプレス
ここ数年、急成長を遂げている宇野は「去年の世界選手権の悔しさが成長につながっている」としながらも、「やはり昔から目標の選手で、今でも日頃の練習からユヅくんを目標に掲げてやっているので、まだまだ実力は劣っていますが少しでも近づけるように頑張って練習しています」と羽生の背中を追いかけていることを告白。

ともに会見に登壇した松岡修造から、「羽生さんが強くしたんですよ」と宇野の成長について問われた羽生は「今すごく汗かいてるんですけど、汗をかくぐらい重圧を感じてますよ。やっぱり彼自身向上心がすごくしっかりある。芯のある向上心と練習の仕方をやっているので、それを見ると彼の強さは元々あったんだろうなとは常日頃感じてます」と称賛。宇野の存在が刺激になっているかという問いには、「というか誇りですね。日本代表として誇りです」と笑顔を向けた。

◆宇野昌磨「足を引っ張らないように…」

それぞれ日の丸に記した目標を指差す/左から:宇野昌磨選手、羽生結弦選手、三原舞依選手、樋口新葉選手 (C)モデルプレス
それぞれ日の丸に記した目標を指差す/左から:宇野昌磨選手、羽生結弦選手、三原舞依選手、樋口新葉選手 (C)モデルプレス
また、羽生の国別対抗戦への熱い意気込みを聞いた同大会初出場の宇野は「本当に僕は足を引っ張らないように…」と弱音を吐露。

すかさず松岡から「そういうこと言わない!絶対に引っ張らないから!」と叱咤され、「本当に足を引っ張らないように、全力の演技を僕はして、自分の目標であるユヅくんに少しでも近づけるように。同じチームですごく心強いです」と羽生に信頼を寄せた。

◆フィギュアスケートの団体戦「国別対抗戦」

左から:荒川静香氏、宇野昌磨選手、羽生結弦選手、三原舞依選手、樋口新葉選手、松岡修造 (C)モデルプレス
左から:荒川静香氏、宇野昌磨選手、羽生結弦選手、三原舞依選手、樋口新葉選手、松岡修造 (C)モデルプレス
国別対抗戦とは、2009年から始まったフィギュアスケートの団体戦。2016-2017シーズンのグランプリシリーズ・ファイナル、世界選手権などで得られるポイント上位6ヶ国のみが出場できる。

各国男子シングル2名、女子シングル2名、ペア・アイスダンス各1組の4種目8名が出場し、勝敗は各種目のショート、フリーそれぞれの順位に応じて与えられるポイントの合計で決定する。

グランプリシリーズ、世界選手権を経て行われるシーズン最後の公式戦となり、例年各選手が完成度の高い演技を披露し、注目を集めている。

会見は欠席となったが、ペアは須藤澄玲(すとう・すみれ/19)&フランシス・ブードロ・オデ(23)組、アイスダンスは村元哉中(むらもと・かな/24)&クリス・リード(27)組が出場。日本代表キャプテンは村元選手が務めることも合わせて発表された。

なお会見には特別解説を務めるプロフィギュアスケーターの荒川静香氏が登壇した。(modelpress編集部)

◆放送時間

4月20日(木)よる6時30分~(※一部地域を除く)/男女ショートほか
4月21日(金)よる8時~/男子フリーほか
4月22日(土)よる6時56分~/女子フリーほか
4月23日(日)よる6時57分~/エキシビション

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