「逃げ恥」ヒット“火曜10時枠”TBSが好調理由を分析 「カルテット」も「コアなファン層を得ている」


【逃げるは恥だが役に立つ/モデルプレス=3月1日】TBSが1日、東京・赤坂のTBS放送センターにて4月期番組改編説明会を行った。2014年4月期に新設された「火曜ドラマ」(毎週火曜よる10時)枠について語る場面もあった。

「逃げるは恥だが役に立つ」に出演した星野源、新垣結衣/ドラマ制作発表会より (C)モデルプレス
「逃げるは恥だが役に立つ」に出演した星野源、新垣結衣/ドラマ制作発表会より (C)モデルプレス
◆F1、F2層をメインターゲットに

2016年冬に放送された『逃げるは恥だが役に立つ』は、最終回の平均視聴率は20.8%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)を記録し、社会現象になるほどの大ヒットに。

編成部企画総括・石丸彰彦氏は、枠自体の成長について質問を受けると、「F1層(20~34歳の女性)とF2層(35~49歳)をメインターゲットに変えてから良い効果が出ている」と好調の理由を分析。現在放送中の『カルテット』についても、「コアなファン層を得ている」とし、「火曜日はF1F2の心に響くドラマになればいいなと思ってます」と語った。

(左から)高橋一生、松たか子、満島ひかり、松田龍平/楽器提供:日本ヴァイオリン/特別試写会&舞台挨拶より(C)モデルプレス
(左から)高橋一生、松たか子、満島ひかり、松田龍平/楽器提供:日本ヴァイオリン/特別試写会&舞台挨拶より(C)モデルプレス
同枠では、4月から波瑠が主演、東出昌大、仲里依紗、鈴木伸之と2組の夫婦が織りなすラブストーリーを描く『あなたのことはそれほど』がスタートする。

◆TBSの新ドラマラインナップは

それに対し、「うちの目玉だと思っています」とした伝統の「日曜劇場」(よる9時)は、「オールターゲット」を狙い、長谷川博己主演の『小さな巨人』を放送。

金曜10時枠は、原作・湊かなえ氏、藤原竜也主演の『リバース』で、同じ湊氏原作の同枠ドラマ『夜行観覧車』、『Nのために』スタッフチームが送る、三部作となり、前2作について「上質なドラマを放送できていたと思っております」と胸を張った。

挑戦的な枠となっているテッペン!水ドラでは『3人のパパ』がスタート。改編によって、テッペン!枠自体が、深夜0時10分開始だったところ、11時56分開始と少し早まる。

◆2017年春は「地に足を。」がテーマ

TBSは、2017年4月期「地に足を。」をテーマに、「全日・NP帯の改革」「アニメサタデー630」「日曜の挑戦」を行う。改編率は、全日5.9%、ゴールデンタイム8.73%、プライムタイム13.33%。

会見にはこのほか、編成局長・伊佐野英樹氏、編成部長・菊野浩樹氏、宣伝部長・小笠原知宏氏が出席し、山本恵里伽アナウンサーが司会を務めた。(modelpress編集部)

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