吉岡里帆「セリフをもらえることもなく、オーディションも落ち続けていた」上京時を回顧


【吉岡里帆/モデルプレス=1月10日】女優の吉岡里帆が10日、東京・渋谷のNHK放送センターで行われた山口発地域ドラマ「朗読屋」(1月18日よる10時~、BSプレミアム)の記者会見に、俳優の吉岡秀隆とともに出席した。

吉岡里帆「オーディションも落ち続けていた」上京時を回顧 (C)モデルプレス
吉岡里帆「オーディションも落ち続けていた」上京時を回顧 (C)モデルプレス
吉岡里帆 (C)モデルプレス
吉岡里帆 (C)モデルプレス
同作は、NHK山口放送局の開局75周年を記念して、山口市や萩市・須佐を主な舞台とした山口発地域ドラマで、山口県が生んだ詩人・中原中也の詩を軸に、美しい風景と詩の朗読が響き合う、ファンタジックで心温まる物語。

(左から)吉岡里帆、吉岡秀隆 (C)モデルプレス
(左から)吉岡里帆、吉岡秀隆 (C)モデルプレス
◆吉岡秀隆とのエピソード

共演した感想やお互いの印象を聞かれると、秀隆は「同じ苗字で、いつか会えるかなと思っていたら、意外と早く共演できました(笑)」と笑い「撮影の待ち時間にいろんなお話をさせてもらって、とても刺激を受けました。お芝居に対する情熱みたいなものを、カレーを食べながらお話させていただいたんですけど、すごくいい人だなと思いました」とコメント。さらに「ただ、いかんせん、助監督の方が『山口のカレーは美味しい』と用意してくださったんですが、ものすごく辛くて、汗が噴き出るようなカレーで、いじめなのかなと戸惑いながらも、何とか2人で乗り越えました(笑)」とエピソードを明かした。

一方の里帆も「カレーは辛かったです(笑)」と同意し、秀隆の印象については「同じ苗字という不思議な縁もあり、私からしたら大大大大先輩で、まさかお会いできるとは思っていなかったですし、1対1でお芝居をできると思っていなくて、吉岡秀隆様が目の前に来てくれることは、これからもそんなにないだろうと思いまして、思っているところを撮影中に吐露すると、親身になって答えを返してくれて、それがすごく嬉しかったです」と回顧し「私は特に『自信がない』という話や、『この仕事を続けていけるのだろうかと毎回思います』という話をしたら、『僕もそうだよ。自信を持ってやっていないことのほうがいいんじゃないだろうか』と丁寧に答えてくださって、私の身の丈に合わせて腰をかがめて話してくださったようで、優しいなと感じましたし、すごく嬉しかったです」と胸の内を打ち明けた。

吉岡里帆 (C)モデルプレス
吉岡里帆 (C)モデルプレス
吉岡里帆 (C)モデルプレス
吉岡里帆 (C)モデルプレス
◆ロケ地・山口でのエピソード

また、舞台となった山口の印象について里帆は「ほとんど図書館で撮影をしていまして、ほとんど外に出ていないんですけど、撮影の合間に外に出ると風が気持ちいいことと、自然の香りが街中に充満しているという印象を感じました」と話し、撮影中のエピソードを聞かれると「猫がすごく好きで、地方ロケに行くと野良猫探しをやっているんですけど、そこでも図書館の目の前にいまして、ずっとそれを見て隠し撮りをして、動画を撮って追いかけまわしていたら、スタッフさんに『早く戻ってきてください』と怒られました(笑)」と苦笑。

吉岡里帆 (C)モデルプレス
吉岡里帆 (C)モデルプレス
吉岡里帆 (C)モデルプレス
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同作の内容にちなみ、中原中也の詩で心にささるものを聞かれると、里帆は“帰郷”をあげ「2年前に上京をしてきて、ずっと役者になりたいと思いながらも、なかなかセリフをもらえることもなく、オーディションも落ち続けていたんですけど、東京に暮らすようになって、年に数回しか(京都の実家に)帰れなくなったときに、初めて自分がどんなに変わろうと、環境が変わろうと、故郷は変わらないんだなあと自分とリンクする部分が多かったので、すごく気に入っております」と笑顔を見せた。

なお、同会見に出席予定だった市原悦子は、体調不良により会見を欠席した。(modelpress編集部)

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