宮沢りえ、減量で水分も摂らず


【宮沢りえ/モデルプレス=12月28日】28日、都内で「第29回日刊スポーツ映画大賞・石原裕次郎賞」表彰式が開催され、女優の宮沢りえが「湯を沸かすほどの熱い愛」の演技で主演女優賞を受賞した。

宮沢りえ(C)モデルプレス
宮沢りえ(C)モデルプレス
宮沢りえ (C)モデルプレス
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◆役作りで5日間減量「リアリティを持ってやりたい」

同作で、余命少ない中、複雑な家族に溢れんばかりの愛情を注いだ女性を演じきって高い評価を得た宮沢。表彰式には胸元が開いたセクシーなパンツスタイルで登壇し女性らしい魅力を放ったが、映画終盤では病におかされ衰弱していく姿を熱演。

宮沢の実の母親が同じ病で撮影直前に死去。台本ではその様子を「目がギョロリと頬がこけ」と指示されていたといい「同じように命を全うされたことを思うと、リアリティを持ってやりたいと思った」と役作りにかけた思いを告白。「5日間痩せてみようと思って休みをもらいました」と減量に挑んだことを振り返った。

減量には苦戦したそうで「意外と痩せなくて最後はボクサーみたいに水分をとらないようにしました。その日が撮影の最後だったので終わった後のビールが美味しかったです」と笑った。

◆綾瀬はるかがプレゼンター

また、あまり映画館で自身の作品を観ないそうだが、同作は映画館の一番後ろの席で鑑賞したといい、「すごくたくさんのお客様が座席に座って笑ってくれたり、サラリーマンの方がすごく大きなタオルで顔を拭いながら泣いているのをみて、演じることとか映画に参加するっていう貴重さと意味をすごく感じました」としみじみと吐露。「これからもお客様の心を揺さぶられるような表現ができるように誠実に頑張っていきたいと思います」と意気込みを語った。

前年「海街Diary」で同賞を受賞した女優の綾瀬はるかは、プレゼンターとして楯を授与し、「いつも力強くて女優さんとして輝いてらっしゃるし本当に憧れます」と宮沢へ祝福の言葉を贈った。

綾瀬はるか、宮沢りえ(C)モデルプレス
綾瀬はるか、宮沢りえ(C)モデルプレス
◆有村架純が新人賞

毎年、石原裕次郎さんの誕生日である12月28日に表彰式を行っている同賞。今年は、作品賞に佐藤浩市主演「64-ロクヨン-」が選ばれ、主演男優賞を佐藤が受賞。このほか、助演男優賞を妻夫木聡、助演女優賞を宮崎あおい、新人賞を有村架純が受賞し表彰式に出席。

前年度の受賞者である綾瀬、長澤まさみ、広瀬すず、俳優の本木雅弘、高良健吾らもプレゼンターとして登壇した。(modelpress編集部)

「第29回日刊スポーツ映画大賞・石原裕次郎賞」表彰式登壇者(C)モデルプレス
「第29回日刊スポーツ映画大賞・石原裕次郎賞」表彰式登壇者(C)モデルプレス

■「第29回日刊スポーツ映画大賞・石原裕次郎賞」受賞者・作品
作品賞:「64-ロクヨン-」
監督賞:新海誠「君の名は。」
主演男優賞:佐藤浩市「64-ロクヨン-」
主演女優賞:宮沢りえ「湯を沸かすほどの熱い愛」
助演男優賞:妻夫木聡「怒り」「ミュージアム」「家族はつらいよ」「殿、利息でござる!」
助演女優賞:宮崎あおい「怒り」「バースデーカード」
新人賞:有村架純「何者」「夏美のホタル」「アイアムアヒーロー」「僕だけがいない街」
石原裕次郎賞:「さらば あぶない刑事」
外国作品賞:「スポットライト 世紀のスクープ」

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