2016年「ギャル流行語大賞」発表 いくつ知ってる?


【ギャル流行語大賞/モデルプレス=12月2日】2日、毎年恒例の2016年「ギャル流行語大賞」が発表された。

2016年「ギャル流行語大賞」発表 いくつ知ってる?(写真素材ぱくたそ/photo:エリー モデル 河村友歌)
2016年「ギャル流行語大賞」発表 いくつ知ってる?(写真素材ぱくたそ/photo:エリー モデル 河村友歌)
【2016年ギャル流行語トップ10】

1位:沸いた
2位:よき
3位:らぶりつ
4位:リアタイ
5位:最&高
6位:ソロ充
7位:やばたにえん
8位:ありよりのあり
9位:フッ軽
10位:きびつい

◆ポジティブな言葉が目立つ結果に

今年は、「嬉しい!」「最高!」といった興奮状態の時に使用される「沸いた」が大賞に。Twitterでは、「○○ちゃんから『いいね』きて沸いた!」「待って!トプ画かっこよすぎて沸いた!」といった使い方の他、日常会話で嬉しいと思った時に「やばすぎ!沸いた!」といった言い方でブームとなった。

また、2009年のギャル流行語大賞に輝いた「アゲ」のように、テンションが高い状況を表し、気分を盛り上げてくれる言葉としても高い支持を集めた。

2位には、「よい」といった言葉が変化した『よき』がランクイン。「最高!」「OK!」といった意味合いで、Twitterや日常会話で使用。「美味しかった!楽しかった!よき!!」「黒髪にイメチェン!よき!」といった意味合いで言葉を簡潔にまとめてくれるのはもちろん、言葉をポジティブな響きにしてくれる要素も持つ。

3位の『らぶりつ』は、Twitterで頻繁に使用されブームに。Twitterで「フェイバリット(ファボ)&リツイートすること」=「ふぁぼりつ」と呼ばれていたものの、昨年「フェイバリット=星マーク」の仕様が「いいね=ハートマーク」へ変更。それに伴い、「ふぁぼりつ」が『らぶりつ』に変化し、「らぶりつください!」「らぶりつありがとう!」とフォロワーなどに呼び掛ける言葉として使用された。

◆SNSで多数見られた言葉がランクイン

4位には「リアルタイム」を略した『リアタイ』が登場。リアルタイムの略だけではなく、「リアルタイムで“見る”」といった意味合いを持っていることで、使用の際には「リアタイ出来てよかった!」「明日はリアタイ出来なくて辛い」といったように変化。Twitterの他、最近ではLINELIVEなどのライブ配信アプリのコメントで使用するギャルも増加中。

5位に輝いたのは、「最高」にアレンジを加わった『最&高』。Twitter、Instagram、日常会話において嬉しい瞬間やテンションが上がった時に「今日も楽しすぎて最&高!」「朝からテンション最&高!」といった使い方で人気を集めた。また反対語として『最&低』を使用するギャルも多く、自分のテンションによって使い分け出来るのも人気の理由。

6位には、現実の生活(=リアル)が充実している人を指す「リア充」が派生した言葉『ソロ充』が登場。1人でも充実した時間を過ごしたり、単独行動でも人生を楽しんだりしている人を指す言葉として、「今日はひとカラでソロ充!」「今日は映画館と動物園!ソロ充するぞー!」など、SNSで見られた。

◆日常での使いさしさ&親しみさもポイント

7位の「やばい」が変化した言葉『やばたにえん』は、SNSやLINE、日常会話においてブームに。「明日のテスト、マジやばたにえん!」「頭痛やばたにえん」といった使い方で言葉にアレンジを加えてくれるギャル語として人気を集めた。『やばたにえん』の他には、「つらい」が変化した『つらたにえん』を使用するギャルも。

8位には、「ありかなしか」で決めがたい時に使用される『ありよりのあり』が登場。物事の可否を決める時に「超あり!」といった意味や、「ありかなしかで言えば、まぁあり!」と濁らせて曖昧な表現をする際の2パターンで使用する。

9位には、「フットワークが軽い」を略した言葉『フッ軽』がランクイン。「すぐ来てくれるフッ軽な友達、最高!」「〇〇のフッ軽具合にありたみ(ありがとう)!」といった意味合いで使用されて人気に。「フットワークが軽い!」と長ったらしく言わずに、「フッ軽!」と略すことで会話をスムーズにしてくれるのも特徴だ。

10位にランクインした「厳しい」と「きつい」が掛け合わされた言葉『きびつい』は、「熱でバイトきびつい」「速度制限きびつい」といった言い方で使用。「厳しい」「きつい」と発言するよりも、掛け合わせた「きびつい」を使うことで、一層つらい状況下にいることを表す言葉として使用された。

◆今年のランキングの分析

ランキングを見ても分かるように、今年もSNSで頻繁に使用されたギャル語が多数ランクインする結果に。これらはここ数年続いている現象だが、理由としては、彼女達の居場所が「渋谷といったストリート」から、「SNSとったネット」に変化したことが大きく関係している。

一方、このようにギャルの居場所が「現代版渋谷=SNS」に変化する中でも、今年は『沸いた』『最&高』『ソロ充』『フッ軽』のように“楽しさ”を表現するギャル語や、『よき』『らぶりつ』『ありよりのあり』のように周囲と意見を共有したいと思うようなギャル語が目立った。

同ランキングは、「grp by CROOZ」が発表。また、ここ数年、ナチュラル系なギャルが増えたかと思いきや、今年はオフショルや編み上げトップスといったアイテムで露出をしたり、ピンクチークやピンクリップで派手メイクを施したりと、ギャル達が“ギャル”でいることを楽しみ、誇りを持った1年となった。(modelpress編集部)

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