世界的振付師・RIEHATA、BTSとの運命的な出会い 涙の裏側に衝撃「身を削ってアーティスト活動をしていたんだ」<「BTS Monuments:Beyond The Star」配信記念インタビュー>


【モデルプレス=2023/12/23】ダンサーでアーティストのRIEHATA(りえはた/33)。モデルプレスでは、このほど都内で行われたディズニープラス独占配信『BTS Monuments:Beyond The Star』配信記念イベントの登壇後にインタビュー。国境を超えて活躍するRIEHATAがBTS(ビーティーエス)に振り付けした時の裏話やそこで見た素顔、印象に残っている振り付け秘話、さらには今も夢を追いかけ続ける彼女が大切にしている夢を叶える秘訣を語った。

モデルプレスのインタビューに応じたRIEHATA(C)モデルプレス
モデルプレスのインタビューに応じたRIEHATA(C)モデルプレス
◆BTSドキュメンタリー「BTS Monuments:Beyond The Star」

RIEHATA、斎藤司/「BTS Monuments:Beyond The Star」配信記念イベントより(C)モデルプレス
RIEHATA、斎藤司/「BTS Monuments:Beyond The Star」配信記念イベントより(C)モデルプレス
ディズニー公式動画配信サービス「Disney+ (ディズニープラス)」にて12月20日より、ドキュメンタリーシリーズ『BTS Monuments:Beyond The Star』(毎週水曜2話ごと配信/全8話)を独占配信。同シリーズは今年10周年を迎えた彼らのデビュー前から現在までの成長、それぞれのソロプロジェクト、そして2025年のグループ再始動に向かう様子を追ったドキュメンタリーシリーズ。輝かしい軌跡、苦悩と挑戦、人生の目標を見つけるべく走り続ける7人の10年間の記録が収められた初公開の貴重な映像となっている。

即興パフォーマンスを見せたRIEHATA、斎藤司/「BTS Monuments:Beyond The Star」配信記念イベントより(C)モデルプレス
即興パフォーマンスを見せたRIEHATA、斎藤司/「BTS Monuments:Beyond The Star」配信記念イベントより(C)モデルプレス
これを記念した同イベントに、BTSをはじめ有名アーティストの振り付けを手掛けているRIEHATAと芸能界の中でも生粋のファンとして知られBTSと親交もあるお笑いコンビ・トレンディエンジェルの斎藤司が駆けつけ、彼らの10年を振り返る熱いトークや“BTSモニュメント”のお披露目会を行った。

◆RIEHATA、BTSの涙に感銘受ける

RIEHATA(C)モデルプレス
RIEHATA(C)モデルプレス
― ドキュメンタリーシリーズ『BTS Monuments:Beyond The Star』をご覧になって、印象に残っているシーンについて教えてください。

RIEHATA:1、2話しか見ていないのに涙のシーンが多くて、これまで表には出していない裏側の部分が見えました。人生であそこまで全力で泣くことはよくあることではないので、BTSのそういう瞬間に触れて、本当に身を削ってアーティスト活動をしていたんだなと、もらい泣きしそうになりました。

― RIEHATAさんはこれまでBTSの7人と仕事をしてきた中で彼らの涙を実際に目にしたことはありましたか?

RIEHATA:私はないです。このドキュメンタリー映像で彼らが涙する姿を初めて見ましたが、コンサートでファンの皆さんを前にしてメンバーが堪えきれず泣いてしまうシーンもあったので、ファンの皆さんの方が私よりも涙する場面を見ているのではないでしょうか。

私が携わる時の仕事は1番エネルギッシュなジャンルや発散、解放するというようなダンスをすることが多いので、私の振り付けによって彼らの楽しい姿ばかりを見ていたのですが、裏側では日々の苦労や努力があるのだなと1、2話しか見ていないのに感動しました。

RIEHATA/ベスト/YUEQI QI(MATT.)<br/>パンツ/WILDROOTZ(LYDIA)<br/>シューズ/MELISSA (Melissa Shoes Japan)<br/>ピアス、チョーカー/ともにSWAROVSKI JEWELRY(SWAROVSKI JAPAN)(C)モデルプレス
RIEHATA/ベスト/YUEQI QI(MATT.)
パンツ/WILDROOTZ(LYDIA)
シューズ/MELISSA (Melissa Shoes Japan)
ピアス、チョーカー/ともにSWAROVSKI JEWELRY(SWAROVSKI JAPAN)(C)モデルプレス
― 感動ぶりが伝わってきました。

RIEHATA:1人が泣いて、周りの6人も一緒に泣いている姿を見た時に親友や兄弟を超えた一緒に戦ってきた家族なのだなと感じました。私もダンスをしている上でそういう仲間あってのパフォーマンスなので、仲間とともに一緒に苦楽を分かち合うという気持ちに共感したと同時に、みんなで手を繋いで乗り越えているところがBTSの魅力となって出ているのだなと思います。本当に仲が良くてそういう一面に触れてファンになり、応援したくなる方が多いのではないでしょうか。年齢も異なり、弟組が可愛いなという時もあれば、末っ子なのに頼もしくてお兄ちゃんたちがすごくいじられている時など、BTSにしかない空気感もドキュメンタリーで見て感じることができて、さらに好きになってしまうはずです。

◆RIEHATA、BTSの楽曲振り付けがターニングポイント「運命的だった」

RIEHATA(C)モデルプレス
RIEHATA(C)モデルプレス
― 初めてBTSの7人とお仕事をした時の第一印象は覚えていらっしゃいますか?

RIEHATA:「MIC Drop」の振り付けで初めて一緒に仕事をするまで私は彼らのことを詳しく知りませんでした。ただ、敢えて彼らを知らないからこそ全米デビューするこの楽曲でこれまでにやったことのない、見たことのないBTSのカラーが私には引き出せると思い、引き受けました。彼らは私のことをすごく信頼してくれて、例えばイントロは敢えて全員で揃えずに始めたらいいんじゃないかという提案やもっとノリの良さを入れた方がいいなど、K-POPといえば揃っているという部分を覆す振り付けをすると、彼らもすごく気に入って受け入れてくれたことはすごくゲームチェンジだなと感じました。

BTSはこれまでアメリカなどの男性の振付師ばかりだったと思うので、そこで異国のさらに女性の振付師を起用して、全米デビューの楽曲で新しいBTSのエッセンスとして取り入れていこうと決断してくださったことに「BTSすごい!」と思いました。新しいことに挑戦する思い切りがかっこよくて、全米デビューとなった時に内に秘めたイケてる自分のかっこよさやヒップホップ魂が合致して私に依頼してくれたことに感謝ですし、ターニングポイントになりました。「MIC Drop」でBTSのイメージがガラリと変わり、K-POPというジャンルを越えて色んな国の人が見てもかっこいいパフォーマンスになったと感じたので、そのタイミングでお仕事ができたのは運命的だったなと思います。

RIEHATA、斎藤司/「BTS Monuments:Beyond The Star」配信記念イベントより(C)モデルプレス
RIEHATA、斎藤司/「BTS Monuments:Beyond The Star」配信記念イベントより(C)モデルプレス
― イベントでもメンバーについて「何事にも全力で取り組んでいる」と仰っていましたが、これまでのお仕事を通して、RIEHATAさんだからこそ見ることのできた彼らの素顔を教えてください。

RIEHATA:度を超えて、笑ってしまうぐらい本当に一生懸命なんです。ドキュメンタリーにも出てくるリハーサル映像でも手を抜かずにリハーサルをしている風景が映っていますが、やはりスターになるべくしてなったと言える異次元的な練習量で、とてもストイックです(笑)。

BTSは今年10周年で結成してから13年が経ち、今や世界中を飛び回る大スターになりましたが、1人ひとりが人間らしいと感じています。去年、日本のイベントでJ-HOPE(ジェイホープ)にも会ったのですが、純粋な少年のようですごく優しい普通の人間性のまま「久しぶり!」とか「あの振り付けめっちゃかっこいいよ」と会話をしました。大スター、セレブリティーだからという雰囲気は感じず、すごく親しみやすい印象です。

◆RIEHATA、BTS「Airplane pt.2」「Anpanman」は忘れられない作品に

RIEHATA(C)モデルプレス
RIEHATA(C)モデルプレス
― 「MIC Drop」を皮切りに全8曲の振付を担当していらっしゃいますが、特に影響を受けた楽曲や思い出深い楽曲は何ですか。

RIEHATA:影響が大きかったのは、「MIC Drop」「Airplane pt.2」「Anpanman」の3曲で、「Airplane pt.2」「Anpanman」は2曲同時に依頼されました。K-POPの楽曲は、複数のコレオグラファーが振り付けをして繋ぎ合わせるのですが、「Anpanman」に関しては全編を任せるというオーダーで、ステージ上などで彼らが披露する時にふざけて楽しめたらいいなと思って、却下されてもいいぐらい遊び心を入れました。

それを7人はアンパンマンのポーズやメンバー同士のじゃれ合い、倒れ方など私が振り付けしたままを完璧に表現してくれたんです。「Airplane pt.2」に関してはスタンドマイクをクロスさせてみることや、7人いるから7個のマイクではなく、7人で1個を持つこと、椅子の上で持つなどのアイディアも提案したのですが、その私のアイディアをそのまま採用してくれたことで忘れられない作品になりました。この経験がすごく自分の中で作品作りの自信になり、出来上がった作品で自分のアイディアが具現化されているのを見て、すごく感動した覚えがあります。

◆RIEHATAの夢を叶える秘訣

RIEHATA(C)モデルプレス
RIEHATA(C)モデルプレス
― モデルプレス読者の中には今、夢を追いかけている読者もたくさんいます。そういった読者に向けて、RIEHATAさんの「夢を叶える秘訣」を教えてください。

RIEHATA:私事なんですが、今年やっと念願のダンススタジオをオープンしたんです!これまでずっとダンスができる場所、たくさんのダンサーが集まる場所が欲しいなと思っていたので1つ夢が叶いました。同時にこういう場所を作ったら、子供たちが喜んでくれるなとか、ダンスがやりたくても挑戦できなかったママさん、パパさん、主婦の方も含めてのみんなの未来が明るくなるなという思いが強くありました。夢を叶えたい時は、自分だけではなく喜んでくれる誰かのためにという思いが諦められない理由となり、自分を強く動かしてくれるのでその気持ちが大事だなと思っています。

私もダンススタジオをオープンしましたが、さらなる目標や夢、反省点が出てくるのでいつも今がスタートなんです。夢を追いかけている時は、障害や自分に不利なことによって諦めそうになることや夢を諦めざるを得ない状況に陥ってしまうことがあるかもしれません。絶望でどん底に突き落とされた日も逆にものすごく上手くいった日も今日が始まりだと思って、今からどうするかを常に考えるべきで、それが全ての未来に繋がるため叶えたい夢や目標に向かって、過去の後悔や未来の心配をする前にこの瞬間をどうするのかが全てなので、今を全力で噛み締めて生きてください。

― 貴重なお話をありがとうございました。

(modelpress編集部)

◆RIEHATA(りえはた)プロフィール

RIEHATA(C)モデルプレス
RIEHATA(C)モデルプレス
1990年8月9日、新潟県生まれ。世界が認めたダンサー、コレオグラファー、アーティスト。ダンサーとしてChris Brownの振付を筆頭に、K-POPでBTS、LISA (From BLACKPINK)、TWICE、PSY、国内では、King & Prince、EXILE、Nissyなどのヒット作品を手掛ける傍ら、2021年からアーティスト活動を本格的に始動している。

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