【モデルプレス＝2023/09/07】故・ジャニー喜多川氏の性加害問題をめぐりジャニーズ事務所が9月7日、都内にて会見を実施し辞任する藤島ジュリー景子前社長、東山紀之新社長、ジャニーズアイランド社長の井ノ原快彦、ジャニーズ事務所の顧問である木目田裕弁護士が出席。東山と井ノ原が、ジャニー氏の性加害を知った時の心境を語った。

◆東山紀之、故・ジャニー喜多川氏の性加害知った時の心境語る

質疑応答にて「ジャニー氏の性嗜好を知った時の思い」を問われた東山は「（ジャニー氏を）信じておりましたし、僕自身は喜多川氏に会ってこの世界に入りました。その当時は大変な信頼を持っていましたけれども。自分の本当に根本にあったものが全てなくなった思いでした」と本音を吐露。「自分の人生の中でこれほどの落胆はなかった」と口にした。

◆井ノ原快彦、故・ジャニー喜多川氏へ「なんてことしてくれたんだって思っています」

また、井ノ原も「小学生の時にジャニーズに入りまして、はっきり言ってたくさんの仲間達に出会えたことは非常に感謝しています。そしていろんなことを教えてもらいました。マナーだったりとか礼儀作法とか、ジャニーさんにもメリーさんにも教えてもらいました」とした上で、当時からジャニー氏による性加害の噂がまん延していたとし、「『どうなんだろう。あの顔（知っている顔）と裏の顔があるんだろうか』と正直言って非常に怖かったです」と不安があったことを告白。

性加害を知った現在の心境を問われると「非常にショック。なんてことしてくれたんだって思っています。いい加減にして欲しいです」と怒りをにじませ、現在、自身はジャニーズJr.が所属する「ジャニーズアイランド」の社長を務めていることから、今後の方針については「ジャニーさんを崇めることはなく。『ジャニーさんだったらどうしただろうか』と考えることが1番危険だと思う。だから自分の信じていること、培ってきたことを、これからも自分1人だけじゃなくて、周りに何人も信頼している人たちを置いて（やっていきたい）。子どもたちを育てる、それくらいの責任で（社長を務めていく）。（現在のジャニーズJr.に）同じ思いをさせたくない」と説明した。

◆ジャニーズ性加害問題

ジャニーズ事務所は5月14日、元ジャニーズJr.で歌手のカウアン・オカモト氏がジャニー氏からの性加害を訴えていたことを受け、「当社創業者である故ジャニー喜多川による性加害問題につき、大きな失望とご不安を与えてしまい、心よりお詫び申し上げます」と謝罪。ジュリー氏による動画と文書を公開した。

そして26日には、書面にて「心のケア相談窓口の開設」「外部専門家による再発防止特別チームの設置」「社外取締役」の3つの対策を発表。6月12日には事務所が新たに設置した「外部専門家による再発防止特別チーム」が会見を行い、その後8月29日に特別チームが調査報告書を公表。ジャニー氏のジャニーズJr.に対する性加害問題が事実だと認められたことを明らかにし、再発防止策として代表取締役社長である藤島ジュリーK.社長の辞任を提言していた。（modelpress編集部）

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