【ダイエット／モデルプレス】今や「プチ断食」として多くの方に注目されているファスティング。ですが、実際どのような効果があるか知っていますか。効果を知って正しい方法で行うことでより高いダイエット効果が期待されますよ。そこで今回は、痩せ体質をつくる「ファスティング」のしくみと効果的な方法をご紹介します。

◆「ファスティング」とは断食で体を休ませるダイエット法
「ファスティング」とは、断食のこと。

私達は、毎日食事をしたものから栄養を取り込み、不要なものは便・尿・汗などで体外へ排出しています。

しかし、これらの消化作業にはエネルギーが必要。

食べ過ぎや、体に不要な物質が取り込まれると、それらを消化するために膨大なエネルギーを消費するので、体に負担がかかってしまいます。

体への負担が大きくなると、消化作業が上手く進まず、脂肪も燃焼されにくくなってしまうので、痩せにくい体の原因に。

ですので、ある一定期間の食事を控えることで体の中をクレンジングして体を休ませ、体内環境を整えてあげることが痩せやすい体を作るためには効果的なのです。

◆ファスティングを行うと、便通が良くなりダイエット効果が
ファスティング後の体は便通が良くなり、便通による肌荒れ、ぽっこりお腹、むくみ体質も解消されますよ。

長期間行うのではなく、月に1～2回断食をするだけで、太りにくく、病気になりにくい体を作ることができるのです。

「ファスティング」はダイエット効果はもちろん、肌や髪にツヤを取り戻させたり、シワやシミが減るといううれしい効果もありますよ。

◆ファスティングは継続することで痩せやすい体を維持できる
「ファスティング」は、どれだけ継続するかが大切。

3日間以内の軽いファスティングを年に2～4回行うことが理想的です。

ファスティングを行った後に、食べ過ぎたりしてしまうと、体内クレンジング効果がなくなってしまうので、定期的に行うことが大切なのです。

また目的別に効果的な日数があります。

・デトックス効果を期待している、初心者：断食期間1～2日
・デトックスと脂肪燃焼を期待している：断食期間3～4日
・とにかく脂肪を燃焼させたい：断食期間5～6日

ただし、断食日数が4日以上の場合は、トレーナーなど健康管理をしてくれる人と一緒にやることが大切ですよ。

私達の体が食べ物を消化する際に使用するエネルギー源は「糖質」です。

ファスティングを行うと、糖質を食物から摂取することができないので、体は筋肉内に蓄えられている糖質をエネルギー源にして2～3日消化を行います。そして筋肉内の糖質を使いきってから脂質をエネルギー源に。

ですので、デトックスが目的なら1日である程度の効果が得られますが、脂肪燃焼の場合は、3日以上行うことが大切なのです。

◆ファスティングは3つの期間に分けて行う
ファスティングは、「準備期間」、「断食期間」、「復食期間」の3つの期間に分けて行います。

また、「断食期間」と同じ日数を「準備期間」「復食期間」でもとるのが一般的です。

・準備期間

徐々に食事の量を減らして断食の準備をする期間。

和食中心のなるべく柔らかいもの、高たんぱく質、高脂質を避け、胃腸に負担のかかりにくい食事にすると良いですよ。特に断食前日は、お粥や玄米粥などがおすすめです。

・断食期間

断食する期間。

全く何も食べないのではなく、酵素ドリンクと水のみで過ごします。

あくまで消化器官を休ませる器官ですので、消化器官に負担がかからず代謝酵素を活発にする酵素ドリンクを一定間隔で飲むのが、最も効果的です。水は1日2リットル以上飲むようにしましょう。

・復食期間

徐々に元の食生活に戻していく期間。

急に通常の食事を摂ると、胃に負担がかかるので、準備期間のように、胃に負担のかかりにくいお粥などの流動食を摂るようにしましょう。

また、復食期間後半は魚介類を食べてもよいですが、肉や脂っこいものや乳製品は、復食期間が終わるまで控えましょう。

いかがでしたか。

今回ご紹介したファスティング方法は、ベーシックで最も効果の高い方法ですが、いきなり食欲を抑えられないという方は、昼、夜は好きなものを食べ、まずは朝だけファスティングを行うという方法から始めてみてはいかがでしょうか。

慣れたら徐々に効果の高い方法にチェンジしていくと長く続けられますよ。（modelpress編集部）