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【第二十三話】「処女は○○○が割れてない」?♀に関する都市伝説の真相

「目袋の膨らみは経験人数に比例する」
「インド雑貨を好む女性はエッチ好き」
「眉毛が太い女性はプレイが濃厚」……

女性の「性」にまつわる都市伝説の数々。
中でも中高生に人気が高いのは「鼻先の軟骨が割れていなければ処女」説。

誰でも処女・童貞だった頃はありました。
そんな甘酸っぱい世代の陰相学──あなたはこんな話を聞いたことがありませんか?

*    *    *

女子校に通っていたA子が処女を失った翌日のこと。

太陽が黄色く見えることも、それまでなかった色気が宿るワケでもない現実に、A子は内心がっかりしていた。

クラスメイトと話していても、B美の方がユーモアとウイットに富んでいて、これまで通り、自分はその取り巻きの一人だ。

「──でね、鼻の先っちょを触って、割れてなかったら処女なんだって」

B美お得意の「人から聴いた下ネタ」炸裂。B美は自分の鼻を友人たちに触らせ「ね、モテないから真っ平ら」と自虐的な笑いを振りまいていた。

一同はお互いの鼻先を触り合い、盛り上がっている。まさかと思い、A子が自分の鼻に触れてみると──

「……!!」

A子の鼻の軟骨は、確かに割れていた。

折りもおり、そんなA子の鼻に、B美は無邪気な人差し指を押しつけた。

「……あれ? A子、やっちゃった?

図星過ぎて思わずうなずいたA子に、一同は手を叩いて大笑い。「ピンポン!」と言いながら鼻先を押され続けたA子の記憶には、ひとつの答えが刻まれた。

処女を喪失すると、鼻の骨が割れる

それから20年弱。この逸話は、A子の鉄板ネタとなっている。

*    *    *

──いかがでしょうか。

結論を先取りすると、女性の初体験と鼻の軟骨とは一切、関係性がありません。

しかし、まだ日本に遊郭のあった時代。遊女の指導や手配をする「やり手」と呼ばれる役職の女性が遊女見習いの新人を見極める際に、鼻を触って生娘(きむすめ=処女)か否かを判断した、という言い伝えもあります。

ところが、
公園で遊ぶ幼児の約半数の鼻先が割れており、一方談笑するママ友たちのおよそ半数の鼻が割れていないことも、独自の調査で明らかになりました。

「鼻先の軟骨が割れていなければ処女」──これは、決して処女か否かの判断基準にはならない定義ですが、直接尋ねにくいプライベートなことを自白させる、あるいは顔色をうかがう「誘導尋問の手口」としては、非常に有効であると言えるでしょう。

ですので、「彼氏が鼻を理由に信じてくれない」という思春期特有の悩みを抱えている生娘さんと出会ったら「都市伝説だよ」と教えてあげてください。そして内心「処女なのか」と乙女の秘密をこっそり共有してください。

<次回予告>
次回は、あなたに忍び寄る「ストーカー」にまつわる都市伝説をご紹介。読んでくれないと、あなたのお家に行きますからね……。

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