古川雄輝「悪の波動 殺人分析班スピンオフ」で主演


【モデルプレス=2019/06/28】俳優の古川雄輝が、10月よりWOWOWにて放送される人気シリーズ「殺人分析班」のスピンオフドラマ「悪の波動 殺人分析班スピンオフ」で主演を務めることが決定した。

古川雄輝(提供写真)
古川雄輝(提供写真)
「殺人分析班」シリーズは、麻見和史著の原作を基に、2015年「石の繭」、2016年「水晶の鼓動」と過去に2回WOWOWオリジナルドラマとして映像化した、警視庁捜査一課の犯罪捜査を描く本格クライムサスペンス。捜査一課の刑事となった如月塔子(木村文乃)が、相棒であり上司の鷹野秀昭(青木崇高)をはじめとする捜査一課のメンバーと様々な猟奇殺人事件に立ち向かう。

モルタルで体を固めて殺す、という手口が衝撃的だった殺人鬼“トレミー”こと八木沼雅人。6歳の時に母親とともに誘拐され、拭い去ることのできない暗い過去を背負った八木沼が、シリーズ1作目「石の繭」で、塔子らを脅かし、2作目「水晶の鼓動」では、塔子ら警察のピンチを救う。トレミーはシリーズで圧倒的人気を誇るアイコン的キャラクターとなった。今作「悪の波動 殺人分析班スピンオフ」は、「石の繭」事件の直前にスポットを当て、ある殺人事件をきっかけに、八木沼がトレミーへと変貌を遂げる姿を描く。「石の繭 警視庁殺人分析班」のキャラクター“トレミー”からインスパイアされたドラマオリジナルのストーリーとなっている。

◆古川雄輝、殺人鬼になるまで

今作で野木直哉と名前を変えた八木沼雅人を演じるのは、「石の繭」、「水晶の鼓動」に引き続き、古川。映画、ドラマ、舞台と幅広く活躍し、同世代で最も注目される俳優の一人となり存在感が増した彼が、トレミー=八木沼を演じる。

監督は、同シリーズを1作目から、この殺人分析班シリーズの世界観を構築する内片輝をメインに、共同監督として山本大輔もメガホンを取る。

一人の青年が殺人鬼となるきっかけを描く今作。冷徹無比な殺人鬼誕生へと、彼を突き動かした事件とはなんだったのか?そこで彼が見たものは?驚愕の真実が待ち受ける、渾身のクライムサスペンスとなる。

◆古川雄輝さん(野木直哉/八木沼雅人 役)コメント

― この作品への出演が決定した時の印象

スピンオフが制作される事は役者としてとても嬉しいことです。自分が演じた役をもう一度やれる喜び、そして、まさか犯人役で参加した作品で主役を務める事が出来ると思っていませんでした。スタッフの方々と石の繭の前日譚をやりたい、と話していた事が僕自身のWOWOW初主演作品として叶った事をとても嬉しく思います。前作でお世話になった監督を始め、馴染みのあるスタッフの方々と作品作りが出来るのを楽しみにしています。

― 最初に脚本を読んだ時の感想

原作では描かれていない八木沼雅人の心情や葛藤、猟奇的殺人犯"トレミー"を演じる上で想像するしかなかったバックグラウンドが、今作で垣間見え、脚本を読んでいてとても面白かったです。スリリングな展開を皆様に楽しんで頂ければと思います。また、本作で初登場となるヒロイン吉佳と八木沼との繋がり、関係性にも注目して頂きたいです。

― 視聴者へのメッセージ

過去の殺人分析班シリーズを見て下さった皆さまや初めてこのシリーズをご覧になる方々の期待に応えられるよう、かつて役者として初めて演じた犯人役を全力で演じたいです。

また、僕のファンの方々からもとても好評を頂いていた役でもあります。ファンの皆様にも引き続き楽しんで頂けるような作品にしたいです。

この作品を見て、改めて「殺人分析班」シリーズをより一層楽しんで頂ければと思います!

◆麻見和史氏(「石の繭 警視庁殺人分析班」原作者)コメント

― スピンオフである本作のドラマ化が決定したときの印象

「石の繭 殺人分析班」で古川雄輝さんの演技を拝見したとき、これはすごいことになった、と感じました。小説の映像化ではキャスティングが重要ですが、古川さんの圧倒的な存在感は、私の想像をはるかに超えていたのです。今回のスピンオフでは「彼」の過去が描かれます。小説のキャラクターがドラマで新たな一歩を踏み出すことを、原作者として大変嬉しく思っています。古川さんがどんな 悪の形を見せてくださるか、本当に楽しみです。

◆トレミーとは

本名は八木沼雅人。6歳の時に、母親と一緒に誘拐される。

身代金の受け渡しに失敗したことが原因で、誘拐犯に殴られて母親は死亡。雅人は、足を骨折し、身動きできない状態で廃屋から発見される。母親は行方不明のままだった。数年後、酔った父の口から、誘拐は父が身代金目当てで仕組んだということを知る。12歳の時、父親をマンションの屋上から突き落として殺害。

父親の遺品の手帳に書かれていた名前から、共犯の2名を特定する。高校卒業後に上京し、仕事のかたわら、共犯者と、母親を探す。やがて母親の遺骨を誘拐当時に監禁された廃工場から発見する。母親は、トレミー工法という手段で、コンクリートで固められていたことから、自分をトレミーと名乗って復讐を開始。共犯の2名を、一人はコンクリートで窒息死させ、もう一人は両足を叩き折って殺す。さらに、身代金受け渡し失敗の原因を作った如月功刑事の娘である塔子と、母親も監禁し殺そうとするが、あと一歩のところで塔子と母親の反撃にあい失敗。逮捕され、死刑判決を受ける。(「連続ドラマW 石の繭 殺人分析班」(15))

拘置所で、塔子と面会を重ねるうちに、雅人の内面で如月功刑事と塔子に対する憎しみに変化が起こる。そして、塔子が過激派の仕掛けた時限爆弾で絶体絶命の危機に陥ったときに、その解除方法を電話で指示して助ける。その顔は、かってないほど優しいものだった…。(「連続ドラマW 水晶の鼓動 殺人分析班」(16))

■ストーリー

2014年。川崎市内で女性ばかりを狙った連続殺人事件が起きる。被害者は皆、首を吊られていたぶり殺されており、世間では“首くくり殺人”などと呼ばれていた。犯人の手掛かりが掴めず、警察の捜査は難航していたが、捜査一課の刑事・井口は、この快楽殺人犯の容疑者としてある男をマークしていた。その男の名は、野木直哉(古川雄輝)。身元を詐称し、人前から気配を消して、息を潜めて生活する暮らしぶり。彼こそ、世間を騒がせた“昭島母子誘拐事件”の被害者・八木沼雅人だった。野木は、隣人・吉佳を巻き込みながら、捜査網から逃れようとするが、その中である事実に気付き…。果たして野木は、どんな事実に辿り着いたのか?野木の真の目的とは!?

(modelpress編集部)

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