上野樹里&時任三郎、新月9ドラマクランクイン 目頭を熱くするスタッフも<監察医 朝顔>


【上野樹里・時任三郎/モデルプレス=5月21日】女優の上野樹里が主演、俳優の時任三郎が共演する7月期のフジテレビ系月9ドラマ「監察医 朝顔」(7月8日スタート 毎週月曜よる9時~)。この度、上野、時任がクランクインした。

(左から)時任三郎、上野樹里(C)フジテレビ
(左から)時任三郎、上野樹里(C)フジテレビ
『監察医 朝顔』は同名漫画作品を原作に、ドラマ化をするにあたって大きくアレンジをした感涙のヒューマンドラマ。

◆上野樹里と時任三郎が親子役

主人公の万木朝顔(まき・あさがお/上野樹里)は、神奈川県にある興雲(こううん)大学の法医学教室に勤める新米法医学者。法医学者とは、事件性の疑いの有無にかかわらず、死因不明の遺体の死因を究明することを職務としている医師で、朝顔は新米とは言え、もちろん医師免許も有し、周囲から一目置かれるほどに優れた技量と豊富な知識を併せ持ち、実直な人柄で、自分よりもつい相手のことが気になってしまう、愛情深く心優しい女性だ。ただ朝顔は、東日本大震災で母を失ったのみならず、遺体すら見つからないという癒しようのない悲しみを抱えており、その悲しみゆえに朝顔には、遺体を決して、どうして亡くなってしまったのか分からない“不詳の死”にはさせない、という揺るぎのない信念がある。

遺体を前にした朝顔は「教えてください。お願いします」とささやきながら解剖をおこない、必要とあれば法医学者の範疇(はんちゅう)を超えてまで、誰よりも懸命に、そして真摯に遺体に向き合っていく。そうして見つけられた遺体の真実は、時に犯罪を看破し、時に遺族の悲しみを癒やし、何より遺体が最後に伝えたかった想いを朝顔に語りかける。

そんな朝顔と2人暮らしの父・万木平(まき・たいら/時任三郎)は、ずっと捜査畑を歩んできたベテラン刑事。性格は朝顔に輪をかけて真面目で堅物、1%でも手がかりになる可能性があるならば、どんな些細なことまでも調べ上げ、たとえ足が棒になろうとも聞き込みを諦めない。一方で平は、今なお時間があれば東北へ向かい、まるで“捜査”と同じように妻の遺体を探し続けている。

ある日、思いがけず平は朝顔が務める興雲大学法医学教室が管轄する警察署の強行犯係に異動することに。遺体が発見されれば警察は、まず朝顔が勤める法医学教室に運ぶため、平は父としてのみならず仕事相手としても朝顔に寄り添うことになる。

本作では法医学者と刑事という異色の父娘が各話で、かたや解剖、かたや捜査により、さまざまな遺体の謎を解き明かしていくさまを予測不可能なほどサスペンスフルに織りなし、見つけ出された遺体の“生きた証”が生きている人たちの心を救っていくさまをハートフルに描いていく。同時に全話を通して、東日本大震災によりポッカリと空いてしまった母の穴を、少しでも埋めようとするかのように肩を寄せ合い、涙と笑顔を繰り返しながら、少しずつ前へ進んでいく父娘とその周りの人々の、かけがえのない日々と変化を、あふれるほど情感豊かに紡いでいく。

◆上野樹里&時任三郎がクランクイン

上野、時任はこのほどクランクイン。過去、上野と時任は『江~姫たちの戦国~』(NHK11年1月~11月)にそれぞれ出演し、浅井家の父娘という間柄を演じたが、時任演じる浅井長政は、上野演じる江がまだ生まれたての頃に、織田信長との戦で敗れ自害。そのため『江~姫たちの戦国~』では2人の共演シーンはなく、本作が実質、初共演となる。

初共演は三陸鉄道を舞台に、電車に乗って東北の海を望む、とある駅へ降り立つシーン。スタッフの「クランクインです!」という掛け声と拍手とともに、上野は笑顔で「よろしくお願いします!」と挨拶をし、時任は上野に柔らかい微笑みを向ける。

そして、和やかな雰囲気の中で撮影がスタート。セリフではなく、表情で心のヒダを表現する難しいシーンの撮影ながら、一つ一つの感情を、文字通り噛みしめながら演じる上野と時任。クランクイン前に何度もリハーサルを重ねたことで、撮影初日ながら、そこには、あまりに自然な父娘の姿があった。埋めようのない悲しみを抱えながらも、お互いを思い合う父娘の姿に、思わず胸をつまらせ、目頭を熱くするスタッフも見られた。(modelpress編集部)

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