「絶対零度」「ザ・ノンフィクション」ニューヨーク・フェスティバルでフジ2番組がW受賞の快挙


【絶対零度 ザ・ノンフィクション/モデルプレス=4月10日】国際的メディアコンクール、ニューヨーク・フェスティバルの授賞式が、日本時間10日にアメリカ・ラスベガスで開催され、フジテレビの番組『ザ・ノンフィクション 父を殺した母へ~無理心中から17年目の旅~』と『絶対零度~未然犯罪潜入捜査~』が銅賞を獲得した。

『絶対零度~未然犯罪潜入捜査~』(C)フジテレビ
『絶対零度~未然犯罪潜入捜査~』(C)フジテレビ
1957年に発足したニューヨーク・フェスティバルは、テレビ番組・映画・ラジオ・広告・インターネットなどあらゆるジャンルの映像作品を審査・表彰する国際的なコンクール。今回は50カ国から多数の作品のエントリーがあり、優秀作品に金賞・銀賞・銅賞などが授与された。

『ザ・ノンフィクション 父を殺した母へ~無理心中から17年目の旅~』(C)フジテレビ
『ザ・ノンフィクション 父を殺した母へ~無理心中から17年目の旅~』(C)フジテレビ
ドキュメンタリー・人物伝記部門の銅賞を獲得した『ザ・ノンフィクション 父を殺した母へ~無理心中から17年目の旅~』は、実母が継父を殺して自殺、その息子である台湾人と韓国人のハーフの青年が、独り日本で生き抜くさまを取材した作品。自分のルーツ探しと母親への憎しみを抱えながら、日本・韓国・台湾を旅する中で、青年の心のひだが震える姿を丁寧に描いている。

エンターテインメント・ドラマ部門の銅賞を獲得した『絶対零度~未然犯罪潜入捜査~』は、沢村一樹演じる元公安のエリート刑事・井沢範人を主人公に、表向きは窓際部署の資料課分室、しかしその実態は、通信記録や監視カメラ映像をはじめとするビッグデータから予測された犯罪を未然に阻止する「未然犯罪捜査チーム」通称「ミハン」の活躍を描いた刑事ドラマ。2018年7月9日より全10話が放送され、平均視聴率10.6%(関東地区・ビデオリサーチ調べ)を記録した。フジテレビのドラマとしては、2015年に受賞した『HERO』以来2度目の快挙となった。

◆喜びのコメント

ニューヨーク・フェスティバル」授賞式
<br/>(左から)『絶対零度~未然犯罪潜入捜査~』プロデューサー・永井麗子、企画・稲葉直人、『ザ・ノンフィクション 父を殺した母へ~無理心中から17年目の旅~』ディレクター・松竹英里、プロデューサー・西村陽次郎、大波多洋貴(永井が持つ写真は『絶対零度~未然犯罪潜入捜査~』演出の故・佐藤源太氏)/(C)フジテレビ
ニューヨーク・フェスティバル」授賞式
(左から)『絶対零度~未然犯罪潜入捜査~』プロデューサー・永井麗子、企画・稲葉直人、『ザ・ノンフィクション 父を殺した母へ~無理心中から17年目の旅~』ディレクター・松竹英里、プロデューサー・西村陽次郎、大波多洋貴(永井が持つ写真は『絶対零度~未然犯罪潜入捜査~』演出の故・佐藤源太氏)/(C)フジテレビ
『ザ・ノンフィクション 父を殺した母へ~無理心中から17年目の旅~』プロデューサー・西村陽次郎氏(フジテレビ情報企画開発センター)は「主人公の青年に出会ったのは、偶然、街角でインタビューをしていた時…そこから始まった“母の人生をたどる旅”は、驚きと感動、涙の連続でした。本人も、取材を続ける私たちも、全く先の展開が想像できない、ドキュメンタリーの醍醐味のようなこの作品が、国際的にも高く評価されたことはとても嬉しく思います」と受賞に喜び。

ディレクター・松竹英里氏は「私たちが、この物語の主人公に出会ったのは2年前。当時、彼は父親を殺し自分を残して死んでしまった母親に対して、強い憎しみの感情を抱いていました。この取材がきっかけで、彼は母親の愛情に気がつくことができました。どんな国の母親でも自分の子供のことは、一番に愛しています。番組を見てくれた人が少しでも“家族の愛”を感じてくれたら嬉しいです」と呼びかけた。

そして『絶対零度~未然犯罪潜入捜査~』企画・稲葉直人氏(フジテレビ第一制作室)は「ビッグデータやAIを駆使して未然に犯罪を防ぐ試みは、すでに世界中ではじまっています。それは日本でも同じことです。この作品は、そんな来たるべき警察の“少し先の未来”を描きました。未然に防ぐことで救われる命、しかしそれは一方で凶悪な犯罪者を救うことでもある…そんな葛藤を抱えた刑事たちを描いたチャレンジングなドラマが国際的な評価をいただけたということを大変光栄に思います」とコメントした。(modelpress編集部)

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