「女王陛下のお気に入り」オリヴィア・コールマン、主演女優賞受賞 涙のスピーチに会場総立ち<第91回アカデミー賞>


【アカデミー賞/モデルプレス=2月25日】世界最高峰の映画の祭典「第91回アカデミー賞」授賞式が24日(日本時間25日)、米ロサンゼルスのドルビー・シアターにて開催。『女王陛下のお気に入り』のオリヴィア・コールマンが主演女優賞を受賞した。

オリヴィア・コールマン/photo:Getty Image
オリヴィア・コールマン/photo:Getty Image
同作は17人の子どもに先立たれた孤独な女王と、その寵愛を取り合う二人の女の息もつかせぬ、稀代の宮廷絵巻作品。オリヴィアは絶対的権力を握りながら、過食による痛風に悩まされるアン王女をグロテスクかつユーモラスに演じた。

『女王陛下のお気に入り』(C)2018 Twentieth Century Fox
『女王陛下のお気に入り』(C)2018 Twentieth Century Fox
オリヴィアは「本当にストレスが貯まりますね。もうおかしな話ね、オスカーを持ってるわ」と涙を浮かべつつもユーモラスにスピーチ。受賞を逃した大先輩のグレン・クローズにも「あなたは本当に私に憧れでした」と尊敬の意を示した。

また「私は昔清掃員でした」と過去を振り返りつつ感極まったスピーチを披露し、会場は総立ちとなって彼女を祝福していた。

オリヴィア・コールマン/photo:Getty Image
オリヴィア・コールマン/photo:Getty Image

◆「女王陛下のお気に入り」あらすじ

舞台は18世紀初頭、フランスとの戦争状態にあるイングランド。人々は、アヒルレースとパイナップル食に熱中していた。虚弱な女王、アン(オリヴィア・コールマン)が王位にあり、彼女の幼馴染、レディ・サラ(レイチェル・ワイズ)が病身で気まぐれな女王の世話をし、絶大な権力を振るっていた。

そんな中、新しい召使いアビゲイル(エマ・ストーン)が参内し、その魅力がレディ・サラを引きつける。レディ・サラはアビゲイルを支配下に置くが、一方でアビゲイルは再び貴族の地位に返り咲く機会を伺っていた。
戦争の継続をめぐる政治的駆け引きが長びく中、アビゲイルは女王の近臣としてサラに救いの手を差し伸べる。急速に育まれるサラとの友情がアビゲイルにチャンスをもたらすが、その行く手には数々の試練が待ち受けていた。

◆「アカデミー賞」とは

「アカデミー賞」は、アメリカ映画業界団体である映画芸術科学アカデミーが、その年ベストの仕事をした映画人たちを称える賞。世界で最も権威と伝統がある映画賞と言われている。

また、「第91回アカデミー賞」は、30年ぶりに司会者不在での開催に。賞を授与するプレゼンターはこれまで通りで、ハリウッドのスターたちが各部門を紹介する形で行われた。

「第91回アカデミー賞」授賞式は、2月25日午前8時30分よりWOWOWプライムにて生中継された。(modelpress編集部)


【Not Sponsored 記事】

スゴ得限定コンテンツ

動画コンテンツ

マイページに追加