<櫻井翔「news zero」での一問一答全文>嵐の絆が深い理由「あの4人だったから」…「#大野くんの夏休み」にも反応


【嵐・櫻井翔/モデルプレス=1月29日】嵐が27日、2020年12月31日をもってグループ活動を休止することを電撃発表。嵐の櫻井翔が28日、自身がキャスターを務める日本テレビ系情報番組「news zero」(よる11時~)に生出演。決断に至った経緯・嵐への思い、今後についてなど語った。

◆櫻井翔、「news zero」でグループ活動休止に言及

冒頭、「驚かせてしまいすみません」と頭を下げ、「朝からずっとテレビを観ていたんですけど各局沢山取り上げて頂いて、温かい言葉を沢山頂いて、胸がいっぱいなんですけど、昨日帰って嗜んでしまったら顔がむくんでしまい(笑)。僕のファンは慣れっこなんですけど」と一夜明けた心境を吐露。「どこまで聞いていいですか?」という有働由美子アナウンサーに「どこまでも聞いて下さい!」と返した。

番組では放送前に公式Twitterで「嵐が2020年末で活動を休止することを発表しました。その決断に至った経緯、嵐への思い…そして今後についてなど今夜のzeroで櫻井キャスターが『嵐・櫻井翔』として語ります。みなさんが今、櫻井キャスターに一番聞きたいことは何ですか?#newszero #櫻井翔 をつけてご意見をお聞かせ下さい」と質問を募集。「#newszero」「#櫻井翔」などがトレンド入りしていた。

以下、櫻井の番組でのコメント。

◆櫻井翔、有働由美子アナウンサーとの一問一答

― 昨日の活動休止会見の裏側なんですけど、会見の前はメンバーでどういう気持ちでどういうことを話しあっていましたか?

櫻井:まず、当日の昼に大野に連絡しました。「会見で何かあったら必ず僕がフォローしますので安心してのぞんでほしい」と。大野からも「ありがとう」と。会見の前は30分前にくらいに4人に話しました。「これでいよいよキックオフとなる。2020年12月31日までしっかりと肩組んで今まで以上に一致団結して頑張っていきましょう」って話をしました。

会見直前は、僕たちコンサート直前とか歌番組でパフォーマンスする直前とかメンバー1人1人がそれぞれの目を見て握手して「よし行こう」って出るんですけど、会見前も同じようにそれぞれが握手して「行こう」と。

― その握手ってコンサート前のいつもの握手とは違うと思うんですけど皆さんの表情とか、櫻井さん自身の気持ちはどんな感じでしたか?

櫻井:でも、我々としては経緯と今の気持ちをお伝えするということでしかないので、コンサート前と違うというか、というと同じような、「さあ、行くぞ」という思いでの握手だったと思いました。

― 会見では5人が考えていることを全部話せましたか?

櫻井:話せました!会見中に思っていたのは、ファンの方それぞれ1人1人の気持ちと周りにいるスタッフの気持ちを考えるとどうかこの日が来なければいいなと思っていたのと同時に、去年2018年6月に決断したことですので、やっとお伝えできるという複雑な心境でした。

― 改めて確認したいのですが、最初大野さんは「休みたい」というのは「事務所を辞めたい」と話されたんですか?

櫻井:一番最初はそうなんですけど、事務所を辞めたいということではなくて彼も会見で言っていたように、「嵐から離れて自由な生活をしてみたい、そのためには事務所を辞めなくてはならないのではないか」という形で相談がありました。もっと後の話になりますが、その後事務所を含む話し合いの中で「休むのはどうか?」という話が出て、大野は本当に驚いていて「そんなこと許されると思ってなかった。そんなこと許されるんですか?」と。で、事務所の人から「他のメンバーはどうなの?」と聞かれて「本人がそれでいいなら良いよ、休んだら?」と。

― じゃあその前は解散はちらついた?よく嵐の皆さんは5人で1つっていうじゃないですか?

櫻井:2017年6月現在においては、仰る通り1人でも欠けたら嵐じゃないと思っているので、ちらつきはしましたけど、なんとかそれを回避して皆が納得するところに着地しなければいけない、それはおそらく自分の役割だろうと。

― 最初大野さんから話があったときからどういう風に話し合いがあったんですか?

櫻井:僕個人の思いで言うと、5人で歌ってきたので大野抜きで嵐を名乗り、嵐の歌を届けるのは考えれなかったです。重複しますけど、1人でも欠けたら嵐じゃない、嵐と名乗れない、それは5人とも全く一緒でした。嵐を守り抜くために僕は皆の思いの真ん中というか、全員がきちんと納得できるところを探さなければいけないと思いました。その後、冷静に「相葉くんどう?」「ニノどう?」「松潤どう?」と聞いて「申し訳ないけど今日言える話でもない。ちょっと時間置いてもう1回話そう」と。冷静だったつもりだったけど僕も混乱してたんでしょうかね。こんなことないんですけど、朝起きたらホテルのベッドの下で目覚めて。僕も結構衝撃受けてたのかな(笑)。ただそういう話があった後も、すぐ「明日ね」という(別れる)グループでもないので、その話があった後も普段通りの話をして、という日でした。

― 大野さんとは1対1でも話されたんですか?

櫻井:話しました。「例えばこういう形の活動はどう?」と色々話したんですけど、彼の意志が固まっているなあとも感じました。その後、大野も他のそれぞれのメンバーと話してますし、大野が話している間に僕も他のメンバーとそれぞれ何度も話し合いをしてます。なんとか皆の思いを一つにしたいなという風に。それは僕だけじゃないですけどね、他の4人も思ってます。

― 会見の中ではメンバーが家に来て話し合いがあって、「緊張する」と。

櫻井:しますよね。お店でもそれぞれと話したんですけど、お店選ぶの難しいんだよな~嵐来るとき。トイレの動線がどうとか、個室のなんとかがどうとか、松潤来んのかどうしよ、みたいな(笑)。そんな感じですね。

― メンバー皆で話し合いときはどんな感じなんですか?普段通り和やかに?

櫻井:それはずっと和やかというだけではないです。かといってピリ付いたかというとそうではないです。我々いい大人なので嵐の将来を決めるのに、それは真摯に5人で話し続けたつもりです。

― 話し合う中で、嵐の関係は新しいものになったか?

櫻井:プロセスの間のことは抜け落ちちゃっているんですけど、今、全てが決まった2018年6月から、より絆は太くなっているなと感じてますね。

― 皆さんが1ミリの差異もなく話されたからこその昨日の会見で、どなたも同じ気持ちで話してらっしゃるなと改めて思ったんですけど、会見の中で、「無責任じゃないか」という質問が出てそれが物議を醸しているんですけどそのときの櫻井さんの表情もキリッとしたように見えましたが。(会見映像を観る)改めてご自分で観てどうですか?

櫻井:我々が一番伝えたかった誠意に関してお話してるので、ちょっと自分の中で温度が少し上がったというのはあるかもしれないです。ただあの質問を頂いたおかげで結果としてきちんと我々の思いの丈が温度を乗せて伝えることができた。先程の質問も含めて他にも色んな角度から質問を夜遅くに集まって頂いたのにして頂きましたから、それは良かったです。

― すごいなあ~。あの質問に対して怒ってらっしゃるコメンテーターの方もいらっしゃいますが。あの質問も含めて。

櫻井:もちろんです。あの質問があって伝えられたことがあると思います。

― 大野さんについてはどう思いますか?

櫻井:大野ってのはすごく才能が豊かな人なんです。踊りも上手いですし、歌も上手いですし、絵も上手いし、文脈と関係ないですけど字も上手いですから(笑)。才能豊かな人だから他のところにも行く可能性も秘めている人なんです。それを20年我々と一緒に歩んでくれた、それは休んでも良いんじゃないかと僕は思ってます。

― 互いをリスペクトする、という言葉を「zero」の中でも伺った。1人の人の思いを受けて休止するという決断はなかなかできることではないと思う、役割を担ってここまで来られたのは大変でしたか?

櫻井:大変ではない、自分たちのことなんで。リーダーである大野の思いを他の4人が受け入れたということではなく、メンバーの1人である大野の思いを5人全員でなんとか1つの着地点にたどり着くことができたのが正確なニュアンスかなと思ってます。事実はリーダーなんですけど、グループ内の最高権力者であるリーダーの鶴の一声で決まったというニュアンスでは決してないです。

― (過去のVTR)なんか問題が起きたときに全員で話し合うってなかなかできないと思うんですけど、それができるってなんでですかね?

櫻井:信頼し尊敬し、尊重し合ってきた仲間だったこと。他の自分以外の4人がそういう人たちが集まっていたこと、あの4人だったから、っていうことでしかないと思う。

― グループ内はどうしても分かれたりすると思うんですけど。

櫻井:僕らはいわゆるセンターがいないグループなんですね。デビュー当時からシングルのジャケット撮影は毎回真ん中は変わっててそういう意味でいうと当時目指していたのが誰がセンターでも違和感のないグループ。そういった意味では他のメンバーの活躍を嫉妬する人が誰1人いない。センターというのを作られたときに「そこに行きたいな」というより「いいよいいよ、今いっときなよ」と。そういう人たち。

― 揉め事は一個もないですか?

櫻井:揉め事はないですね。問題提起とかはありますけど。それ大体僕ですけど(笑)。1つ1つすぐには思い出せないけど、そういうことあったときも「たしかにそういうことあるかもしれないね」って聞き入れてくれるのがあの4人ですから。「なにそれ、いいよ」っていう人が1人もいない。

我々年齢幅も近いので中学生の頃からずっと一緒にいて思い出を共有してる量が多すぎるんですよ。なんかの曲聞けば、「あ、そこのテレビ局の楽屋で」とかなんかの漫画の話をすれば「中3のとき流行ってたね」とか幼馴染的要素もあるのかな。

― それでいうとアイドルをずっと続けてこられて、30代後半になる。そうなったときこれからの活動を考えていられた?

櫻井:僕は30になったときに他の4人に話したんですけど、今ありがたいことにキャーキャー言ってもらってると、年齢重ねていつかそうではなくなるかもしれない、ドームでは、国立ではできなくなるかもしれない、ならその準備を今から初めておきたいし、成熟した大人のグループになっていきたいねという話はしました。そうなれているかは別ですけど。

― 人気絶頂のときに。

櫻井:山の頂きの先には下る景色しかないですから。いつかその備えを。

― まずは2年どういうことを実現したいか?

櫻井:温かみを感じられる線香花火のようなものからどでかい打ち上げ花火のようなものまで可能性のぜひも含めて考え続けています。2020年12月31日まで少しでも1人でも多くのファンの方に喜んで頂けるように考えていく。

― その後の櫻井さんはどういうイメージがありますか?

櫻井:本当にそのときまで嵐のことで頭がいっぱいなので、あんまりイメージはできてないですけど、2021年以降は個人的な活動になっていくのでそうなったときの準備を我々それぞれもしていかなきゃならないんだろうなと。

― 最後に聞かなければいけない。ずばり、嵐の復活はありますか?

櫻井:ありますよ、あります!いつかまた5人で揃ってパフォーマンスを頭の片隅におきながら、2020年12月31日以降はそれぞれが活動していくことになると思います。

― 櫻井さんが個人的に思い描いていることは?

櫻井:MCもそうですし、ドラマもそうですし、映画もそうですし、全て大絶賛受け付けております。強くこの場をお借りしてお伝えしたい。

― 櫻井翔として、ジャンル問わず。ちなみに「zero」は?

櫻井:もちろんですよ!よろしくおねがいします。

― でもこんなに前向きな活動休止ってなんか素敵ですね。

櫻井:ファンの方皆さんが全てを納得頂いているかというとそうではない部分もあると思いますけど、温かく我々の決断を見守って頂いたことに本当に感謝しています。

◆櫻井翔、ファンからのメッセージ・質問に回答>

― 「SNSのハッシュタグで「大野くんの夏休み」や「今日から嵐ファン全員で嵐5人を幸せにしてやるよ」など出ていますが、それについてはどう思いますか?ファンの思いは伝わってますか?」

櫻井:(笑顔で)もちろん伝わってます。驚きました。一番気にしてたのが我々の決断がファンの皆様にどう届くかは気になっていたところで、こんな温かく見守っていられるなと嬉しかったです。

― 放送はメンバーの皆さん観てくださっていますかね?

櫻井:37歳自分から「今日のzero観てね」とは連絡できなかったんですけど、ハードルが高くて、すみません(笑)。

― 「2021年大野さんと連絡をとりあうことは?出かける予定は?」

櫻井:出かける予定は今のところないですけど(笑)、先程申し上げたとおり、我々幼馴染であり友人であり家族でもあり、しかもビジネスパートナーでもあるので、当然今までと変わらず連絡はとりますし、会う機会も当然あると思います。

― 釣りで電話でてくれないかもしれないですよね(笑)。

櫻井:しっかり留守電残したいと思います。

― 「2021年以降も嵐のファンでいていいですか?」

櫻井:もちろん嵐のファンで頂いたらこんな嬉しいことはないです。

◆嵐、2020年をもってグループ活動休止を電撃発表

嵐は、1999年9月15日に結成され、同年11月3日に「A・RA・SHI」でデビュー。今年結成20周年を迎える。

ファンクラブサイトに動画でメッセージを投稿し、2020年12月31日をもってグループ活動を休止することを発表。27日にメンバー5人で会見を行い、大野智が「2020年12月31日をもってグループとしての活動を休止させて頂くことになりました」と報告。「2017年6月中旬(6月16日)ごろにメンバー4人に集まってもらって自分の思い、気持ちを話させて頂きました。自分の嵐の活動を終えたいと。自由に生活を一回したいと。その後何度も話し合いを重ね、期限をもって終了するとしました」と決断に至った経緯を説明し、大野は2021年以降、芸能活動を休止することを発表した。

また、“解散”ではないか、と問われると、メンバーは「解散ではありません」ときっぱり否定した。(modelpress編集部)

情報:日本テレビ

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